侮辱罪での開示請求への対処法と法的リスクの相談

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緊急。侮辱罪で開示請求すると言われました。 Twitter上で「とある有名人がうちの店(水商売)にきた!」と発言している方がおり、その投稿のリプ欄でその有名人の方の評価が下がっていた(○○さんこんな店行くんだ…ショック…のような)のを見てついカッとしてしまい、「こういう馬鹿本当に嫌だ。現に有名人の人の評価下がってるし、有名人がお店にきたとかsnsで発言するのプロとしてどうなんだ」といったような引用RTをしてしまいました。 すると相手方から「馬鹿という発言は侮辱罪に値するので開示請求を行う」といったような発言をされました。 しかし相手側も、私の発言のツイートをRTして「馬鹿って言葉だけで何10万も取れるみたい♡」や「過去にも開示請求して何100万もの慰謝料もらった♡」や「こういう人ってアイコンやばいよね」などといったようなこちらを煽る発言をしています。 RTした後にツイートで攻撃してきているので、こちらに直接メンションや引用RTをしてきているわけではありませんが誰から見ても私に言っているのがわかる状態です。 このように相手側が大して精神的ダメージを受けているようには感じられず、金銭のために開示請求を行うことをハートや星の絵文字を沢山付けて喜々として発言している、こちらのプロフィールを馬鹿にするような発言をしている、そもそも有名人が店に訪れたことをsnsで発信する守秘義務を軽視した行為を行っているなどの場合こちらだけが一方的に不利になることはあるのでしょうか? またこういった場合、Twitter社に求められた開示請求は拒否できる可能性が高いのでしょうか? こちらは最初の引用RT以降は敬語で話しており、議論が白熱はしましたが暴言等は一切吐いておりません。 また会話の中で「馬鹿というのは言い過ぎた」という発言もしています。 この場合こちらが一方的に不利になることはありますか? 侮辱罪にあたるのは馬鹿という発言だけであると思われますが、この場合どれだけの確率で開示請求が受け入れられますか? ネットの記事をいくつか読んだのですが「馬鹿」「アホ」など短い言葉を繰り返し言ったならまだしも1回言った程度では開示請求は難しい、慰謝料を請求するにしても高額は無理。 などといったようなものもありました。 相手の態度や発言なども鑑みた上で、 ・Twitter社に開示請求が通る可能性 ・慰謝料がどれくらいになるのか 等教えて頂けますと幸いです。

ふぁむ さん (水商売、被害者、示談)

弁護士からの回答タイムライン

  • 初めまして、弁護士の寺岡と申します。 まず、「侮辱」に当たるかどうかですが、たしかに「馬鹿」という表現は当たりうる表現です。しかし、”「馬鹿」と言えば必ず違法”というものでもなく、社会通念上許される限度を超えるかどうかの判断がその先にあります。この場合、お相手の発言を踏まえた判断がされるわけですから、その結果、社会通念上許される限度を超えていない→違法ではないという判断がされる可能性もあるでしょう。 これを前提として回答すると、 そもそも有名人が店に訪れたことをsnsで発信する守秘義務を軽視した行為を行っているなどの場合こちらだけが一方的に不利になることはあるのでしょうか? →上記のようにお相手の発言も考慮して判断されますので、一方的に不利ということにはならないでしょう(ただし実際に反論できる機会があるのはプロバイダに対する開示請求時点での意見照会書や開示請求でプロバイダが負けた後の損害賠償請求時点ということにはなります)。 Twitter社に求められた開示請求は拒否できる可能性が高いのでしょうか? →Twitter社にされるのは開示請求の前提となる仮処分という手続になります。これは比較的緩やかに判断されますが、Twitter社も当然に「馬鹿程度では侮辱にならない」旨の反論はすることになろうかと思われます。 どれだけの確率で開示請求が受け入れられますか? →確率については不明です。どう反論するかにも関わってきます。 ・慰謝料がどれくらいになるのか →万が一、違法な投稿と認められたとしても、数万円~10万程度ではないかと思われます。
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  • ふぁむ
    ふぁむさん
    この度はお忙しい中ご回答頂きありがとうこざいます。 頂いた回答について確認させて頂きました。 『上記のようにお相手の発言も考慮して判断されますので、一方的に不利ということにはならないでしょう(ただし実際に反論できる機会があるのはプロバイダに対する開示請求時点での意見照会書や開示請求でプロバイダが負けた後の損害賠償請求時点ということにはなります)。』 こちらの回答についてなのですが、これはこちらの個人情報(名前・住所)などが相手側に渡ってからでないと反論の機会がないということでしょうか? つまり開示請求を行われた時点で訴えは出来ず、個人情報は相手に渡ってしまう可能性が高いということでしょうか。 また、その後進展がありました。 こちらが「その後何か進展や、こちらに対して聞きたいことなどがあればDMをご利用ください。」といったようなリプライを送り相手をフォローしました。 そうすると相手側は「DMでやり取りすることなんかないwww」「お子様なのかなwww」「フォローしてきたことが不快www」というような攻撃的な内容を涙を流して笑っている絵文字を大量に付けて投稿していました。 「馬鹿」という発言をしてしまったことを反省して行った行為でしたが、このように煽る発言を繰り返されこちらまで精神が消耗してきています。 こちらは「馬鹿」と発言してしまいましたがそれは最初の投稿かつ1回だけです。 相手側がこういった執拗な煽り行為や金銭を目的として開示請求を行っていることに関してこちらからむしろ訴え出ることはできないのでしょうか? 「馬鹿」と一言言うのと執拗な煽り投稿を繰り返すこと、どちらが侮辱なのか最早わかりません。 重ねて申し訳御座いませんが追記の内容もご確認の上お手隙の際にご回答頂けますと幸いです。
  • 開示請求を行われた時点で訴えは出来ず、個人情報は相手に渡ってしまう可能性が高いということでしょうか。 →開示請求時点で意見照会書にて反論する機会はあります。ですがこれはvsTwitterではなくプロバイダの話です(この時点で相手が得ているのはIPアドレスとタイムスタンプ程度ですから危惧されている個人情報がわたっているわけではありません。 こちらからむしろ訴え出ることはできないのでしょうか? →訴状にはこちらの氏名や住所を書くことになりますし、得策とは思えません。特に現時点で精神が消耗しているのならなおさらです。 また、訴えたとて勝てるとも限りません。 お相手に揺さぶられてしまってる感もありますしこれ以上何もしないことをおすすめします。 あくまでも一般論程度しかお答えできませんし、さらにご質問ということであればお近くの弁護士に相談されてみるとよいでしょう。以上となります。
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この投稿は、2022年9月3日時点の情報です。
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