上海でのバドミントン事故について、日本の弁護士に相談できるか及び依頼費用について

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今年3月4日に上海で日本人バドミントンチームでのダブルスゲーム形式の練習中に事故。パートナーのラケットが投稿者の左目に直撃。眼球破裂の傷を負う。当初は7対3で被害者にも相応の過失責任があると、加害者側保険会社および弁護士の見解であったが、事故の再現動画及び状況の矛盾を説明し、加害者側の全責任と認定されました。長期の治療及び後遺症の発生は現時点で確実で有り、各種の保証について交渉となる。中国で起こった事案ではあるが、日本の弁護士は対応して頂ける方が居るのか否か。数社に電話を掛けたが国内事案のみと断られました。また弁護士に依頼する事で、増額になるのか、などなど。

熊霧島 さん

追記

準拠法は当事者の合意によって変更が出来るとの事ですが、今回の事故における不当行為であれば、被害者と加害者のみの合意で良いのか、保険会社も絡むのか、どうなんでしょうか?ちなみに当事者は共に日本人です

弁護士からの回答タイムライン

  • 匿名A
    匿名A弁護士
    1. まず、不法行為が国外で行われた場合、基本的にはその不法行為が行われた(ことにより傷病が発生した)地の法律が適用されます(法の適用に関する通則法17条本文)。それ故、本件では、中国法が適用されることとなりますので、基本的に日本の弁護士は対応できないことになります。 2. もっとも、準拠法は当事者の合意によって変更することができます(同法21条)。それ故、双方の間で『本件について適用する法律(準拠法)を日本法とする。』といった合意をすれば、日本の弁護士も対応できることになるかと思われます。
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この投稿は、2023年5月31日時点の情報です。
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