姉との相続分配についての相談と弁護士費用の見積もり

遺言書や多額の生前贈与がない事案では、「遺留分」ではなく「法定相続分」が遺産分割協議における遺産分配割合の基準になります。相続人全員が合意すれば、この基準と異なる取得割合での分け方が可能です。 弁護士費用は各弁護士ごとに異なります。...

相続放棄の取り消しは可能か?錯誤による誤解が原因で

相続放棄は原則として撤回できず、錯誤による無効主張や、詐欺・脅迫・未成年者の単独の放棄などの事情がある場合の取り消しが認められるにとどまります。 ただし、錯誤による無効主張は、判例によれば、民法95条の錯誤の無効主張と同様の要件を要求...

相続完了後の地代の横領について

元警察官の弁護士です。 民事・刑事告訴ともに幾つかの問題があると思います。 <民事上の請求> ・不当利得返還請求とする場合 ①旧民法適用時点では10年の時効にかかっているリスク ②現行民法適用時点では主観的起算点の5年の時効にかか...

既婚者との不動産共有名義のリスク回避について

具体的な財産状況や身分関係を踏まえての遺言書作成などが有効な手段になろうかと存じますが、まずは法的に離婚を成立させることが法的にも税務的にも第一です。離婚の成否が現パートナーの立場に大きな影響を及ぼします。

成年後見人選任前の残存物処分について

成年後見人選任前ですが家の売却をスムーズに進めるため、不要となった家具や電化製品、仏具などを事前に売却・処分しようと思います。廃棄にかかる費用、売却での収入を合算するとほぼゼロになる見込みですが選任前に進めてしまっても問題ないでしょう...

審判書を代理人が受け取ることの意味は?

通常は、当初に「送達先」を裁判所に届けでるので、それが手続代理人事務所になっていると思います。 したがって、裁判所は、必ず代理人事務所に送達します。 その後当該弁護士がどうするかは、弁護士次第です。 ただ、その後抗告するかどうかを決...

従兄弟死去に伴う特別縁故者について

従弟5人の具体的な陳述書、当時の従弟とのラインのやりとりや従兄弟のために他の方とのやりとりのメールやラインの記録、病院の対応した記録、お見舞いなどの記録、保証人や立ち合いに人なっていればその記録、保険会社や金融機関の代理人の書類などが...

弁護士委任契約書について

一般論としては、以前交わした契約書と同じ条件での契約が復活したものと推認されるのではないかと考えられます。

弁護士報酬金支払い時期

当職の使用している委任契約書には「甲は、本件事件終了時に、次の報酬金を支払う。(消費税込み)」と記載されています。「報酬金の支払時期」がどのようなことか分かりかねますが、「本件事件終了時」以外に書きようがないと思います。 請求の際、日...

父の相続放棄時の未受給年金や少額現預金の扱いはどうなるか

相続放棄すると、数万円の現金の相続はできなくなります。 他方で、未支給年金は、遺族固有の財産です。相続放棄をすることにより相続できなくなる関係にはありません。順位としては配偶者が第一順位ですのでご質問主のお母様が受給できます。

兄が実家と車を独占、妹が財産取り戻す方法は?

登記がすでに兄単独名義となっている状況で、実家を兄妹の共同名義に戻すことが可能かどうか。はどのようして登記が兄単独になったか問題です。遺言があり、遺言によって登記を移転している場合は、その遺言が有効か無効かによります。次に、兄妹が共同...

財産分与をして、縁を切りたいです

遺言がない場合、原則として財産の半分を配偶者が残りの半分を子どもが相続することとなりますので、不動産であれば共有となり、預貯金については現在残っている金額を半分ずつに分けることとなります。子どもが3人であれば、半分を3分の1ずつわける...

叔母の施設入所後の名義権利と後見人選定の疑問

・共有建物 概要からすると、使用貸借だと思われますので、それを前提に回答しますが、 借地権がないのであれば、換価はあまり現実的ではないように思われます。 築年数や甥との交渉次第だと思われます。 ・後見 判断能力に問題がない以上後...

遺産相続の特別受益の評価額の修正について

【マンションの査定額(700万円)】と【他2社で査定を取ったら1200〜1300万円】の平均額というのが貴方の主張になると思われますが、資料追加提出や追加主張は特に遮られるものではありません。相手方からも不動産評価に関する資料が提出さ...

相続放棄した家の管理義務はいつまで続くのか?

下記の条文ですので、年数はありません。相続人か相続財産管理人に引き渡すまで継続します。ご参考にしてください。 民法第940条 相続の放棄をした者は、その放棄によって相続人となった者または相続財産管理人に対して、自己の占有に属する相続財...

父の遺産相続に関する甥との口約束、法的請求は可能か?

口約束のみですと請求は容易ではありませんが、葬儀の際に一筆書いてもらっているとのことですので、当該書面をもとに、先方に土地の評価額の半分を請求することが考えられます。評価額の計算は、ご相談者の方でも可能です。また、支払いに応じない場合...

後妻による父の資産使い込み、法的手段はあるのか?

父親の意思能力がない状況で引き出された預金は不当利得返還請求の対象になる可能性があります。取引明細とお父さんの意思能力に関するカルテなどを証拠を収集して検討するのは如何でしょうか。また、私は母の貸家を相続しましたが父が管理し、家賃は使...

土地譲渡の不備と墓地の扱いについての法的助言を求む

現状、お母様名義の土地がいとこへ譲渡されたのか不確定であること、未登記であることが問題点かと思います。そのため、今後の進行としては、まず、法的な墓地にあたるかの確認、契約関係についてお母様といとこへの事情確認、その後、土地所有者の確定...

少額の不当利得を訴える方法は本人訴訟のみ?

まずは、相続財産の使い込みに関する証拠を収集し、自己の法定相続分について先方に支払い請求することが考えられます。ご指摘のとおり、弁護士に依頼した場合には、弁護士報酬が相応にかかりますので、場合によりマイナスになる可能性もあります。  ...