夫からの追い出しに対する法的権利と対策
弁護士からの回答タイムライン
- 匿名A弁護士相手方が出ていく(別居を開始する)ことを止めることはできませんが、強制的に追い出されることを受け入れる必要は通常ありません。 生活費がもらえない場合は、婚姻費用の支払を求めて調停という裁判手続を行っていただく必要がございます。 鍵を変えられる等して自宅に入れなくなった場合や、別居が開始したものの婚姻費用が支払われない場合は速やかに弁護士へ直接相談をされてください。
- 家屋建物あるいはマンションの所有権が誰にあるのかが分かりませんが、仮に相手が所有権に基づいて明け渡し請求をするとしたところで、「所有権のない配偶者は、他方配偶者の所有する建物について、夫婦間の同居扶助協力義務(民法752条)に基づく占有権原がある」という理由で認められないのが通常ですので、追い出されたことを拒否することは可能です。 「生活費の支払を後日拒否されたら?」という趣旨の質問と解釈しますが、生活費を前渡しでもらう(出来れば数か月分。もちろん合意書は作成する)、事前に公正証書を作成する等の方法で、防衛策を考えてから別居することが望ましいです。
この投稿は、2024年2月9日時点の情報です。
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