叔父の財産から不明な出金、弟の法的責任は?
もし「保管中」とされる現金が無い場合、また他にも多額の不正出金があった場合には、弟はどのような責めを負うことになるのでしょうか? →民事的には、同居親族の場合と同様、不法利得返還請求(民法703条)ないし不法行為に基づく損害賠償請求(...
もし「保管中」とされる現金が無い場合、また他にも多額の不正出金があった場合には、弟はどのような責めを負うことになるのでしょうか? →民事的には、同居親族の場合と同様、不法利得返還請求(民法703条)ないし不法行為に基づく損害賠償請求(...
お答え致します。 ①について 仰るとおり,もし他の遺産が見つかった場合には,兄が全部を太くしてしまい,相談者の方が新たに見つかった遺産を全くもらえないリスクを負うことになりますのでお気をつけ下さい。 ②について これについても仰ると...
成年後見人は、被後見人の死亡後、数ヶ月程度、財産状況を確認して家裁に報告し、相続人のだれかに被後見人の財産を引き継ぐ義務があり、それをして職務を終了します。 そして成年後見人は財産を引き継ぐ前に、被相続人の死亡の連絡を各金融機関にい...
登記がすでに兄単独名義となっている状況で、実家を兄妹の共同名義に戻すことが可能かどうか。はどのようして登記が兄単独になったか問題です。遺言があり、遺言によって登記を移転している場合は、その遺言が有効か無効かによります。次に、兄妹が共同...
一般的には、出席者の主張を考慮したうえで、裁判所が法定相続分に沿って分割内容を定めた審判を出すことになります。 もっとも、遺産の内容や申立人が求める分割内容の実現可能性などによってケースバイケースです。何らかの事情で審判に進めず取り下...
「相続人」、「相続税」とありますので、名義人が亡くなっていてご相談者が相続人との前提でお話し、かつ、ご相談者は民事請求や刑事ではなく、税金を気にされているので、その点に絞って回答しますと、その被相続人の下ろしたお金を貸したり使ったりと...
「これから相続放棄をするつもり」では相続放棄の効果は発生しません。 相続放棄するためには、家庭裁判所に相続を知ったときから3ヶ月以内に相続放棄の申述(申立)をしなければなりません。 申述をしてから約1ヶ月程度で受理されて受理証明書が送...
遺言がない場合、原則として財産の半分を配偶者が残りの半分を子どもが相続することとなりますので、不動産であれば共有となり、預貯金については現在残っている金額を半分ずつに分けることとなります。子どもが3人であれば、半分を3分の1ずつわける...
「生前相続」という概念はなく、もし売却金をローンに充当するのであれば、生前贈与を受けたことになります。相続の際、生前贈与された分は持戻しされることになります。
生命保険金が原則として遺産に含まれないのはそのとおりですが、「遺産相続の約60%にあたる場合」としますと、特別受益として持ち戻される可能性は低くないと思います。争う価値はあると思います。
相談概要記載の経緯、回答状況からすると、 ご自身で必要書類を揃えて、直接金融機関側に、取引明細の開示などを求め、 また、任意交渉で誤魔化そうとしている節がありますので、 調停申立てを行うなどの対応を検討されるべきでしょう。 引き出し...
お答えいたします。遺言書に記載のない財産は特定の人に相続させるということであれば,遺言書に遺産として掲記されていないものについては,その特定の人が相続により取得することになります。手続的には残された遺言書に基づいて行政書士に自動車の名...
土地自体が兄のものとして所有権登記がされているのであれば、他人の土地に対してご自身が負担する必要はないでしょう。
まず、その生命保険の保険金の受取人が誰であったかをご確認ください。 受取人がお父様の場合であれば、亡くなられたときにはその保険金は相続財産となります。すると、相続放棄した場合、相続税以前に、その保険金も放棄されることになります。 受取...
【マンションの査定額(700万円)】と【他2社で査定を取ったら1200〜1300万円】の平均額というのが貴方の主張になると思われますが、資料追加提出や追加主張は特に遮られるものではありません。相手方からも不動産評価に関する資料が提出さ...
貴方も相続人ですので、相続人の立場で金融機関に対して取引履歴の開示を求めることができます。弁護士に依頼して協議を試み(たり、その他の遺産があれば、遺産分割調停を申立てたりして)、その中で取引履歴の開示を求めることはもちろん可能ですが、...
口約束のみですと請求は容易ではありませんが、葬儀の際に一筆書いてもらっているとのことですので、当該書面をもとに、先方に土地の評価額の半分を請求することが考えられます。評価額の計算は、ご相談者の方でも可能です。また、支払いに応じない場合...
①土地の地代(の持分相当額)を請求する、②土地の共有持分を買い取るよう請求する(民法258条2項2号)、などが考えられます。 どちらも法的には可能な方法ですので、先方の対応次第で選択することになろうかと存じます。 (先方が①も②も拒絶...
保険金が原則として遺産に含まれないのはそのとおりですが、遺産の70%を占めるものであるとすれば、特別受益として持戻しが認められるべき事案かと存じます。「過去の裁判で保険金も分割に含めるような判決のもの」がいくつもありますので、それら裁...
死亡時の遺産を前提に遺産分割協議を試みつつ、使途不明金等に関しては不当利得返還請求ということになるでしょう。ご質問の点については、ご記載の事情のみでは回答が難しいところですが、立証面など必ずしも容易ではないと思われます。 詳細につい...
被相続人の預金の一部を葬儀費用に充てた事案で、相続放棄が認められた大阪高裁の裁判例があり,この裁判例をもとに「遺産から葬儀費用を引き出しても相続放棄は可能」と説明する弁護士のウェブサイトもあります。 ただ,一方で,葬儀費用は喪主が負担...
1 入院中や高額出金(ATM・限度額引き上げ等)を法的にどのように整理できるか(不当利得返還請求・使途不明金の扱い等) →まず、お父様がご存命中の2024年東北労働金庫からの約540万円の引き出し、及び同年11月27日の50万円の引き...
>遺産分割協議書は一通にまとめるのではなく、科目ごとに書類を作成するのでしょうか? 厳密な定まった様式がある訳ではありません。 >銀行口座が凍結中の場合、預貯金は遺産として認められないのでしょうか? いいえ、凍結されていたとしても、...
弁護士が代理人として内容証明郵便を送るというのは、相手方(従兄)がその土地の名義変更を行う法律上あるいは契約上の義務を負っていることを前提に、名義変更という行為を催告する、という使い方が最も効果的です。判決や合意などに基づかない、単な...
ご質問に回答いたします。 1 1つ目の質問について 遺産分割協議は、相続人全員が同意しなければ成立しないため、遺産分割協議は成立していないことになり、代襲相続人の同意も効力がないことになります。 従いまして、審判で、代襲相続...
養子にも相続権はありますが、養子縁組の効力が遡ることはありません。 したがって、遺言などがない限り、義母の死後に義父と養子縁組をしても、義母の財産を相続する権利はありません。
正確には具体的な経緯等を確認する必要がありますが、ご記載の事実関係のみを前提とした場合、結論的には、建物の鍵を他方の相続人(=cccさん)に無断で交換する行為は違法とされる可能性があります。 遺産の建物は、遺産分割前であれば各相続人の...
通常、遺産分割協議書は専門家に依頼することになりますし、遺産分割の利益は妹様にも享受されます。 そして、この遺産分割についての事務の依頼は、後見人として行うべき事務だったとすれば、それは妹様にも負担させることはできると思慮されます。 ...
当然、全員がそろった遺産分割協議は行われず、弟は「遺言書(公正証書ではなく、弟が叔母から預かったという簡単な手書きのもの)」を使って叔母の遺産のマンションを自分名義にしました。 10月に相続税の申告がありますが、遺産分割協議も行う雰囲...
まず、兄が遺言をせずに死亡した場合、相続人は後妻と前妻の子2人になります。その後、後妻が死亡した場合は、後妻と兄の子、子がいない場合は、後妻の両親、後妻の両親がいない場合は後妻の兄弟姉妹が、後妻の相続分2分の1を相続します。そもそも、...