定期借家での浸水被害による早期退去の法的可能性について

定期建物賃貸借の場合、原則として中途解約は認められていません。  例外として、「転勤、療養、親族の介護その他のやむを得ない事情により、建物の賃借人が建物を自己の生活の本拠として使用することが困難となったときは、建物の賃借人は、建物の賃...

慰謝料などの請求根拠

法律上の請求を行うためには、請求の根拠を示す客観証拠を相手方に提示する必要があります。 また、民法416条1項は、「債務の不履行に対する損害賠償の請求は、これによって通常生ずべき損害の賠償をさせることをその目的とする」と規定しています...

店舗の雨漏り被害に対する補償と移転費用の請求について

テナントとして貸している場合に、そのテナント営業ができない状態にあることは、家主の債務不履行となり、損害賠償請求の対象となりえますが、その範囲は、雨漏り(その場所やその程度もあります)により営業上当然に発生すべき損害、相当因果関係ある...

リノベーション物件の雨漏り修理虚偽記載に対する法的対処法

・「現状有志取引」 現状有姿での取引であろうと、 虚偽の説明を行った場合、瑕疵があることを知っていた場合に関しては、 特約による免責は認められません。 金額的にも大きいことや、不動産業者が悪質業者と思われることから、 対応に関しては...

新築分譲マンションの最上階角部屋天井から金属の異音

ざっとみた感じだと、ウォーターハンマーなのかなという印象は受けますが、 専門家に調査をしてもらわないことには原因は特定できないと思われます。 売主への請求に関しては、そこの事情がわからないことには検討できない状況です。

"新築建売戸建て購入後のキッチン工事に関する問題について"

大きな買い物ですし、お怒りはごもっともかと思います。 文字ですので状況がよくわかりかねますが、 穴に関しては、それによる支障がどこまであるかがポイントになるかと思います。 伝えなかったことは問題ですが、場合によっては同じように蓋をし...

"リフォーム後の欠陥住宅に関する相談"

売買ではなくリフォームということでしたので、先ほどの回答は誤りです。申し訳ございません。金銭請求が考えられるのはリフォームでも変わりはありません。

不動産屋と大家への対応方法を教えてください

カビは、健康にも有害ですね。 賃貸人の安全な住居を提供する義務の違反です。 まずは、家賃の減額対応でしょうね。 書面通知の上、50%減額してもいいでしょう。 消費者センターか近くの弁護士に相談してもいいでしょう。

中古マンションの瑕疵

売買契約書に、契約不適合責任の対象や請求できる期間について記載されていることが通常ですので、まずは売買契約書をご確認ください。

着手金と報酬金の二重取りについて

報酬ですが、まず認容額と回収額のいずれを基準とするかによって意味合いが異なりますので、ご注意ください。 そのうえで、2500万円全額の回収が容易に認められる事案であれば高いと思います。 他方、回収が容易に認められない事案であれば、回収...

【賃貸】下階に水漏れによる、貸主への修繕費用の請求可否

少額訴訟というのは、1回で裁判官を納得させられるだけのしっかりとした証拠を用意しないと負けになってしまうので、このような裁判で少額訴訟を使うことはお勧めできません。したがって、通常訴訟へ移行されないようにするため、というよりも、最初か...

上階の漏水による天井の損傷で家賃の減額を要求できるか

1 民法611条1項は「賃借物の一部が滅失その他の事由により使用及び収益をすることができなくなった場合において、それが賃借人の責めに帰することができない事由によるものであるときは、賃料は、その使用及び収益をすることができなくなった部分...

梯子金具の耐荷重不足による慰謝料請求について

日本の裁判制度では、実際に生じた損害のみを賠償させることになっています。 その意味で慰謝料も損害の一つです。 ご記載の事案では、治療にかかった期間に応じた慰謝料は請求できると思われます(通院慰謝料といいます)。 しかし、耐荷重が適合し...