妻のモラルハラスメントで、養育費・面会交流について希望通り合意できた事案
齋藤 有志
弁護士
【ご相談内容】【相談前】
相談者さまの妻は、相談者さまに対して、仕事時間中にも頻繁に電話連絡をし、携帯電話だけではなく直接会社にも電話してきていました。
そのことで上司から指摘を受けると、妻は、直接上司に連絡を取り、苦情を言うようになりました。
そういった事情から、相談者さまは会社に居づらくなり、結婚後2年で退職せざるを得なくなりました。
その後、相談者さまは再就職の準備をしていましたが、妻からの暴言や身勝手な態度が絶えなかったことから、妻との同居に耐えられなくなり、別居を開始しました。
相談者さまは妻に対して恐怖を感じており、直接交渉することが困難であることから、当職に交渉を依頼されました。
【相談後】
離婚の可否、面会交流、養育費
【先生のコメント】
当初妻が離婚を拒んでいたところ、当職が妻と面談し、離婚に応じるよう説得しました。
妻の態度は、離婚の可否、面会交流、養育費について2転3転しましたが、離婚については同意するようになりましたので、離婚の条件が定まらないまま、協議離婚を成立させました。
その後、妻側から養育費請求調停が申し立てられました。
相談者さまは調停申立時点では失業中でしたが、調停係属中に就職が決まり、養育費の支払いに合意しました。
本件は、妻の夫に対するモラルハラスメント事案でした。
妻は極めて攻撃的な性格であり、発言に一貫性がないなど、交渉は難航しました。
調停委員に対しては人当たりよく振る舞うので、調停委員は妻の攻撃性を理解していない様でした。
もっとも、比較的短期間である3ヵ月程度で離婚が成立し、最終的には養育費や面会交流についても相談者さまの希望通りの内容で合意に至りました。