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いまえだ じん
今枝 仁弁護士
弁護士法人イマジン今枝仁法律事務所
縮景園前駅
広島県広島市中区上八丁堀4-1 アーバンビューグランドタワー1112
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

電話毎日8時~24時。強い信念を持てば思いは現実化する。失敗するかもしれないと思えば失敗する。検事の経験で強気の事件解決。過払金・交通事故は着手金無料。自己破産・個人再生は総額275,000円~。債務整理・消滅時効援用は着手金22,000円。完全個室相談室。

インタビュー | 今枝 仁弁護士 弁護士法人イマジン今枝仁法律事務所

弁護士を目指したきっかけは冤罪?学校の先生に疑われて、涙を流しながら書いた反省文

広島県広島市にある弁護士法人イマジン今枝仁法律事務所の代表を務める今枝 仁(いまえだ じん)弁護士。
弁護士を目指したきっかけは、小学生のころに学校の先生から濡れ衣を着せられたことです。

保護観察中に傷害窃盗事件を起こした依頼者が、少年院に入らなくて済むように尽力しました。
同じ依頼者が成人後にひき逃げ事件を起こしたときには、実刑判決を覚悟しなければならない状況で執行猶予判決を得ました。

ほかにも数多くある解決事例を中心に、今枝先生の弁護士としての考え方に迫ります。

01 弁護士になったきっかけ

泣きながら書かされた反省文。辛い冤罪被害者の気持ち

――弁護士を目指そうと思ったきっかけはありますか?

あれは小学生のころです。
壁に向かって石を投げて遊んでいたところ、学校の先生から一方的に「友達に向かって石を投げた」と疑われたのです。

もちろん私はそんなことをしていないので、否定しました。
でも、先生は一切私の話を聞かず、最後には反省文を書かされることになりました。

反省文の中には「僕は◯◯君に向かって石を投げました」と書く部分があったのです。
悔しくて原稿用紙にポタポタ涙を流しながら書いたのを今でも覚えています。

このとき、冤罪被害者の気持ちがよくわかりました。やってもいないことで嘘の自白を強要される気持ちもよくわかりました。
後から思うと、これが弁護士になりたいと思うようになったきっかけでした。


――まだ幼いのに辛い思いをされたのですね。

実は高校生のころにも「先生の悪口を言った」と学校の先生の勘違いから一方的に怒られ体罰を受けたことがあります。
その後高校を中退することになり、大学入学資格検定(=大検 現在でいう高卒認定試験)を経て大学に入学します。

しかし、大学に入学できたのは22歳のときで、大学を卒業するときには26歳になっていました。
普通に就職するのは困難なので、司法試験を受けたいと思いましたが、司法試験を受けたいと思っても、両親から経済援助を受けられる年齢ではありません。


――どのようにして司法試験の勉強を進めたのですか?

公務員試験ではあまり年齢による差別はないので、まず東京地方裁判所の職員として就職して、働きながら司法試験の勉強をしました。
裁判所では刑事部に配属され、東電OL殺人事件、厚生省事務次官汚職事件、防衛庁汚職事件、松本サリン事件などの重大事件を担当しました。
業務の中で裁判を見るため、司法試験の勉強にとても役立ったのはありがたいことです。
フルタイムの仕事をしながら司法試験に合格するのは、至難の業だ、ほぼ不可能だと言われていましたが、絶対に3回目の受験までに合格できるという信念がありました。
合格した年は、受験前に、「今年合格して司法修習生になるのだから」と、司法研修所の近くに引っ越しました。
司法試験に合格する前、択一試験の1か月前に、結婚し、新婚旅行の合間に、択一試験の過去問を解いていました。
苦労して司法試験に3回目の受験で28歳で合格した私は、まず検事を目指しました。
とはいえ、司法試験に合格して検事修習を終えるころには30歳になっており同期の検事志望者中ではほぼ最年長です。

しかも、検事になれるのは特に偏差値の高い一部の大学出身者や現役合格などの若い人と、ある程度相場が決まっています。

しかし、そのなかで30歳で妻子持ちの私が検事に選ばれたのです。同期の72名の新任検事のうち、一番最後に選ばれました。妻子持ちは私1人でした。
後から聞くと「年齢や学歴などのハンデを抱えながら粘り強く頑張っていたこと」が評価されたようでした。

そして、検事を約1年経験したのちに、健康状態や家庭の事情もあり、地元広島に帰って弁護士になりました。


――子どものころの辛い体験や、大人になってからの苦労を経験して今があるのですね。

そうですね。
さまざまな経験から「絶対に成功できる」という強い信念をもって計画的に行動すれば、ある程度のことならできると思えるようになりました。

02 弁護士としてのキャリア

刑事事件を得意とする弁護士。依頼者の立ち直る姿がやりがい

――これまで携わってきた事件を教えてください。

弁護士になった私ははじめ、ある事務所に勤務しました。
その事務所では刑事事件や被害者支援をはじめ、破産・債務整理や交通事故、離婚や相続、会社紛争、医療・介護事故などを数多く経験しました。

なかでもやりがいを感じたのは刑事事件です。
逮捕や起訴という挫折から立ち直る依頼者さまをサポートできるのがよいですね。
実際に代理人として、学校や職場との調整をすることもよくあります。


――その後、独立すると。独立のきっかけを教えてください。

ある理由から勤めていた事務所が営業できなくなりました。
しかし、係争中の案件も数多くあり、このままだと依頼者さまが困ってしまいます。
そこで、私が依頼者さまを引き継ぐ形で独立しました。

現在、扱っている事件は、はじめに勤務した事務所と大きく変わりません。
それに加えて、これまでの知識や経験を評価され、裁判所から破産管財人や成年後見人、相続財産管理人などの依頼をいただくこともあります。

03 強みを活かした解決事例①

同じ依頼者の刑事弁護を二度担当。依頼者から信頼された理由

――印象に残っている事件はありますか?

依頼者さまは少年院を退院して保護観察を受けている方でした。
しかし、保護観察中に傷害窃盗事件を起こしてしまったのです。

依頼者さまは保護司との関係も良好で、真面目に更正しようとしていました。
しかし、たまたま遊びに行った花火大会でグループ同士の喧嘩となり、相手に暴力を振るって怪我をさせ、財布を盗んで強盗傷害の容疑で逮捕されたのです。


――保護観察中の強盗傷害事件だと、重い処分になりそうですね。

当初は強盗傷害の容疑がかけられていました。
強盗傷害は非常に重い罪で「はじめから金品を奪う目的だったか」ということが争点になりました。

私ははじめから財布を盗るつもりがなかったことを証拠に基づき主張しました。
被害者とは示談が成立しました。
依頼者と彼女とが入籍しました。
また、保護司の方にも出廷してもらい、両親、妻、保護司に法廷で証言してもらったのです。

通常だと少年院に入ることになる可能性がかなりあります。成人と同じ刑事裁判で刑務所に送られる可能性もあります。
しかし、この件ではふたたび保護観察を受けるという処分で済みました。
もともと保護観察中であり、結果としてそれ以上の処分にはならなかったのです。


――無事に解決できたわけですね。

ただ、この依頼者さまとは別件でも弁護を担当することになりました。

ひき逃げをしてしまい、被害者の方が亡くなったのです。
そのときはお母さまから連絡をもらい「今枝先生が弁護するなら息子は出頭すると言っています」と言われました。

そして、出頭したことや保険会社からの賠償以外に依頼者さまが個人でお見舞金を支払ったことが勘案され、懲役3年執行猶予5年の処分となりました。

執行猶予付き判決の懲役は3年まで、執行猶予期間は5年までです。
これ以上刑が重くなっていれば実刑判決となっているところでした。

04 強みを活かした解決事例②

投資詐欺や医療ミス。困難な事件でも必死に勝ち取った成果

――ほかにも解決事例はありますか?

投資詐欺事件の被害者から、配当が止まった、解約したくてもお金が返ってこないと相談を受けたことがあります。
全国的に被害のあった詐欺事件で、多くの事務所が被害者らの依頼を受けていましたが、私の事務所には十数人の依頼者さまが駆け込んできました。

話を聞くと、はじめは事前の説明どおりに配当金は振り込まれたそうですが、やがて滞るようになったといいます。


――被害者が多いですね。どのように対応されたのですか?

刑事告訴も辞さないという姿勢で、実際に依頼者全員分の告訴状を作成して、相手に送りました。
そして、毎日相手に電話をかけ続けました。

実は毎日電話をかけたのは作戦のうちです。
相手が「これだけやる気なのだから本当に刑事告訴するかもしれない。刑事告訴されるくらいならお金を払って終わらせよう」と考えるようにしたかったのです。

結果的に相手は諦めて、合計3,300万円のお金を払ってくれました。


――被害額の大きな事件だったのですね。

あとは、美容整形手術の医療ミスの事件も担当しました。
脂肪吸引の手術で医療ミスがあり、意識不明となったまま戻らなくなったのです。

最終的には病院側の過失が認められ、9,600万円の慰謝料を獲得できました。

05 弁護士として心がけること

最後まで諦めないことが大切。不利と不可能の大きな違い

――弁護士としての信念を教えてください。

不利な状況に置かれている依頼者さまも多いですが、決して諦めないことが信念です。

もちろんはじめから不可能とわかっていることはそう説明します。
ただ「不利な状況」であるだけでは決して諦めません。
可能性がある限り、「絶対に成功する」という信念を持って、計画的に行動すれば、必ず実現すると信じています。


――今後、目指していきたい弁護士を教えてください。

特定の分野に偏ることなく、横断的に対応できるようになるのが目標です。

たとえば、遺産分割と遺言の両方が関係する事案があったとします。
遺産分割は家庭裁判所で審議を行いますが、遺言無効確認は地方裁判所で審議を行います。
生前の預貯金の使途不明金は、地方裁判所で不法行為・不当利得の裁判を起こすことになります。

刑事事件についても、依頼者との示談交渉が重要になるケースも多いですし、退学処分や懲戒解雇を防ぐための努力も必要になる場合があります。

事件を通じて依頼者を見るのではなく、依頼者を通じて事件を見るように心がけています。


――今枝先生から法律で困っている方にメッセージをお願いします。

目の前で起こっている問題について、どのように対処すべきか困っていると思います。
しかし、弁護士であればその解決策を提示できることも多々あります。

不可能なことは別にして、可能性があることは、必ず成功するという強い信念を持てば、必ず実現できます。

相談することで、疑問が解消したり、不可能であればあきらめがつくということもあります。
医療・介護分野では、単に賠償金を得るためでなく、真実を知るために、医療事故情報センターの専門医の意見聴取までを依頼するという方法もあります。

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