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さいとう ゆうじ
齋藤 有志弁護士
齋藤法律事務所
縮景園前駅
広島県広島市中区上幟町3-24 パークビル404
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インタビュー | 齋藤 有志弁護士 齋藤法律事務所

離婚相談実績800件以上!法的根拠に基づく妥協しない主張で、依頼者の背中を押す

広島市内に齋藤法律事務所を構える、齋藤有志(さいとうゆうじ)弁護士。
15年にも及ぶ弁護士歴の中で、交通事故や企業法務、著作権問題、離婚トラブルなど数多くの弁護活動に尽力してきました。

大学時代は、バンド活動に熱中していたという齋藤弁護士。卒業後は塾講師、工場勤務などを経て弁護士となった、興味深い経歴の持ち主です。
「実は、司法試験の4日前までバンド活動をしてたんですよ(笑)」
カラカラと笑いながら話す姿に、齋藤弁護士の気取らない人柄がにじみ出ています。

今回はそんな齋藤弁護士の、弁護士になるまでの歩み、長年の弁護士経験で培った依頼者対応の極意などをお伺いしました。

01 弁護士になるまでの歩み

バンド活動に熱中した大学時代。10年の社会人経験を経て弁護士に

――弁護士を目指したきっかけを教えてください。

身内に法曹関係者や法曹を目指していた人が何人かいたんですよ。
叔父が裁判官で、いとこも現役の裁判官で。
法律に携わる仕事をしている人が親戚にいたので、幼い頃からなんとなく弁護士という仕事に興味はありましたね。


――では、幼少期からブレずに弁護士を目指していたのでしょうか?

いいえ。実は違うんです(笑)
現役の大学受験の頃は、人の気持ちに触れる、人間心理の勉強に魅力を感じていて。
なので当時は、心理系の学部ばかり受験していました。
現役時代は希望の大学に受かることができずに一浪したのですが…。
浪人中、将来のことを考えて、自分なりに現実的な選択が法学部だと思ったんですよ。
そこで心理系はやめて法学部を受験し、入学することになりました。


――大学時代はどんな学生でしたか?

ひたむきに法律の勉強を…。と言いたいところですが(笑)。残念ながらそうではなくて。
とにかく、バンド活動に熱中していましたね。
風貌も、ちょっと怪しい人という感じで。
夏でもハンチングをかぶって、古着に膝が破れたデニムを履いて…。今考えると、ちょっとやばいですよね(笑)
自転車に乗っているだけで警察官に呼び止められたこともありました。
ロックコミューンという音楽サークルに所属していて。サークルは、私が在学中は弱小だったんですが、私が卒業したあとで、後輩や同期の中にはメジャーデビューした人も出て、盛り上がっていました。
受験時代には、彼らを見ていて、励まされた部分がありました。

弁護士を目指そうとしたきっかけは、何かこれ一つというものはなくて、子供のころの環境や、大学時代に色々考えたことのなかで、意外と自分は弁護士に向いているのではないかと根拠もなく確信したからです。
せっかく法学部に入学したんだから、法律家の道を歩めば人の役に立てるかもしれないという思いもありました。
そこで、後から考えると無謀でしたが、本格的に弁護士を目指そうと決意しました。
卒業間近の時期でしたね。


――では大学卒業後は就職して、働きながら司法試験の勉強をされたのでしょうか?


はい。この期間が長かったですね。
10年ほど社会人として働いていたので、本当にいろんな仕事を経験しました。
土地家屋調査士の助手や塾講師…。大手自動車工場のラインで、自動車を造っていたこともあります。
あとは家電量販店で、インターネット販売の仕事もしていました。
当時の旧司法試験って、合格率が2%ほどの難しい試験だったんですよ。
周りからは「受かるわけない」なんて言われたこともありましたが、働きながらコツコツと勉強を重ねて。
9回目の受験で、ようやく合格しました。
でも実は、合格した年の司法試験の4日前まで、ライブハウスでドラムを叩いていたんですけどね(笑)
適度に息抜きをしながら挑戦したのが、逆に良かったのかもしれないです。

02 これまでのキャリア

離婚事件は800件超の相談実績。徹底的なリサーチで数多の事件を解決

――現在に至るまでのキャリアを教えてください。

まず最初は、広島県内の法律事務所に就職して。
そちらが保険会社の顧問をしていたこともあり、交通事故の加害者側の案件をメインで担当していましたね。
保険会社の代理人として、高額な賠償金を適正額に落とし込む交渉を多く経験しました。
物損事故を始め、死亡事故や高次脳機能障害が残るような事故など、案件は幅広かったです。

賠償金の交渉をするには、相手方の病状を浮き彫りにする必要があります。
そのために私は、ドクターが作成したカルテを隅々まで読み込んで。
医療の専門知識に関しては講習や書籍や医師との面談で医学的知識を習得し、実態をきちんと把握したうえで話をするように心がけていましたね。
当時は交通事故の加害者側がメインではありましたが、医療カルテに関する知識、被害者との交渉経験も豊富なので。
交通事故の被害者側の代理人としても、お力添えできると自負しております。
あと、勤務していた事務所が広島県内の複数の企業と顧問契約も結んでいたので、企業法務や労働問題なども多かったです。

そして、5年ほど経験を積んだ後、別分野の事件にも携わりたいという想いが芽生えて。
独立を決意し、現在の齋藤法律事務所を開業しました。


――独立後は、どのような案件の対応をされていますか?

それなりに紆余曲折ありましたが、現在は、離婚事件を始めとした家事事件がメインですね。
現在担当している事件の、半数以上が離婚事件になります。
累計相談数は800件以上、解決実績は200件以上と、私の中でも大きな強みといえる分野です。


――離婚事件には、もともと興味があったのでしょうか?

離婚事件などの家事事件は特に、人の感情にとことん寄り添う必要がある分野です。
もともと人間心理に興味があったので、このような“人の内面”に触れる事件に携わってみたいと思っていました。


――離婚事件の中でも、特に注力しているものはありますか?

離婚に関することは何でも対応できますが、モラハラなどに対する理解は深いと思いますし、財産分与や慰謝料などのお金に関する取り決めで依頼者に損をさせることはないと思います。
資料を丁寧に読んだり、法律関係のリサーチを怠らないのはもちろんですが、交渉を戦略的にどう攻めていけばいいか、適切な道筋を立てることを心がけています。
交渉は法律の知識だけでは駄目で、経験がないと出来ない分野です。
事案の真相を理解して正確な主張をすることで、結果的に相場より高額な金銭がとれることもありますね。

また他にも、相続や使用者側の労働事件、知的財産権、交通事故、不動産に関する裁判など。
離婚以外にもさまざまな事件に対応しています。

03 解決事例

長年のモラハラ・DVから依頼者を救済!高額の財産分与も獲得

――印象に残っている解決事例を教えてください。

婚姻期間は20年以上。奥様からのご依頼でした。
ご主人は社会的地位のある方でした。
でも、典型的なモラハラ、DV気質で…。奥様は婚姻期間中ずっと、被害に遭われていました。
私の所へ相談にいらしたときも、かなり憔悴しきっていましたね。


――解決に向けて、どのように進めたのでしょうか?

まずはとにかく、じっくりと話を聞きました。
それから、財産資料を集めるようにアドバイスしました。
長年ご主人からのモラハラ、DVに苦しんでいましたし、きっちり財産分与するのは当然だと考えたんです。
あと、当時まだご主人と同居していたので。
ご主人が不在の時に引っ越し業者を呼んで荷物を搬出して、別居を進めました。
万が一に備え、引っ越しには私も立ち会ったんですよ。

別居後、ご主人との交渉が始まったのですが…。
話し合いはまとまらず、結果的に訴訟まで進みましたね。
ご主人にも代理人がついていたのですが、一貫して財産を半分ずつわけるのはおかしいと主張されていたんです。
自分の力で築き上げた財産なので、半分も渡したくないと。
でも私は、古いものから最近のものまで判例や論文を調べたうえで、きっちり半分にわけるよう根拠を示して裁判で主張しました。
あとは、裁判所の調査嘱託も活用して。
早い段階で財産資料は集まっていたのですが、他に隠れた財産はないか、徹底的に調べたんです。


――ご主人側には、かなりプレッシャーだったかもしれないですね。

そうですね。調査嘱託の結果、新たな財産も見つかったんですよ。
分与額を更に上乗せして請求し、それなりの圧は与えられたのではないかと思います。
結果的に、財産はきちんと半額に分けることで和解が成立しました。
分与額も億に近く、予測より高額な財産を獲得できたので、依頼者さまの人生の再スタートを後押しできたんじゃないかなと思います。


――解決のコツは何だったのでしょうか。

古今の判例をリサーチすること、家事手続きや法律をきちんと理解していることはもちろんですが。
裁判では、法的に言えることは抜かりなく主張して、条件面では妥協しない。
とはいえ相手の立場にも立って考え、「この部分だったら相手も折れてくれるんじゃないか」という部分を探る…。
この2つは、心がけていたポイントですね。

依頼者さまの対応面でいうと、とにかく思う存分話していただいて。
法律相談ではありますが、カウンセリングさながらにしっかりお話を聞くようにしていました。
依頼者さまは、打ち合わせの度に涙を流してお話しされていたんです。
でも、終わる頃には「スッキリしました」と笑顔になられていましたね。
事案と関係なさそうなことも心ゆくまで話していただく…。これが、“心の満足”につながると思っています。

04 今後の展望

依頼者の人間性を大切に。気持ちを尊重した弁護で心の重荷を取り除く

――今後の展望を教えてください。

依頼者さまの人間性を大切にできる弁護士でありたいです。
トラブルの渦中にいる依頼者さまは、どうしても気持ちで物事を考えてしまいます。
私は、弁護士としての冷静な視点を持ちつつも、悲しみや怒りの感情にも寄り添って。
依頼者さまの考え方や気持ちを尊重しながら、事案を進めていきたいですね。

あと、悲惨なものも多い法律トラブルですが、なるべく悲惨になりすぎないような雰囲気作りをして。
一人でも多くの依頼者さまの心が軽くなるような対応を、これからも続けていきたいです。


――今後強化していきたい分野は、何かありますか?

労働問題なども積極的に対応していきたいですね。
私自身、今までいろんな業界で社会人として働いていたので、企業の使用者側・労働者側の気持ちも十分に理解できるのは強みだと思っています。
また、長年バンド活動をしていたので、コンテンツ的な法律関係、いわゆる著作権の問題にも携わりたいですね。著作権だけではなく、特許、意匠、商標、不正競争防止などの知的財産権、個人情報保護、ITなどの情報法の分野も勉強中です。
とはいえ、どちらも既に経験はありますし、著作権に関しては自分でも納得のいく裁判が出来たことがあるので。
今後は更に知識をブラッシュアップして、これらの事件の比重も増やせたらなと思っています。
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