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おきた あつし
沖田 篤史弁護士
田中法律事務所
女学院前駅
広島県広島市中区上八丁堀7-10 HSビル3階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
注意補足

時間外の対応もご相談に応じます。事務所の営業時間は、9時30分~17時30分ですが、依頼者のご都合によっては、平日17時30分以降や休日対応もご相談いただけます。

インタビュー | 沖田 篤史弁護士 田中法律事務所

弁護士にとって一番重要なものは「スピード」。

広島県の「田中法律事務所」に勤める沖田篤史弁護士。とにかくスピードを重視する先生です。一方で、広島の街作り活動に関する非営利団体でも活動しているという、意外な側面もお持ちです。そんな沖田先生に、これまでのご経歴や弁護士という仕事に対する想いについて伺いました。

01 弁護士を志した理由

自営業者の父が2度も債務者に逃げられて苦労した経験から。

――沖田先生はどんな経緯で弁護士になられたのですか?
実父が個人事業を営んでいたのですが、2度債務者に逃げられて、大変苦労したところを間近で見ていたことが、直接のきっかけです。手形の不渡りが出てしまったんですね。辛そうな父を見て、どうにかそれを止める方法が無いのかと思っていました。そこはやはり法律を職業にすべきだと思い、法学の勉強に励むことにしました。

しかし、あまり勉強を頑張ってきた方ではないので、法律の勉強はとても苦労しました。そもそも就職活動でSPI(一般常識を問うテスト)が全然できなかったんですよね。それほど学業に対して不真面目に生きてきてしまったのです。

よって、司法試験は何度も落ちました。挙句の果てに、逃げ出しました。しかし、同期の友人(しかも絶対受からないだろうと思っていた友人)が、受かったんですね。その時に「負けていられない」と再燃し、なんとか受かることができました。

ちょっと横道にそれますが、もともと「地元が好きなので広島にいたい」という漠然とした希望を持っていました。弁護士は勤め先の自由が利くので、そういう意味でも良かったです。私は、「適度に都会で、適度に自然がある」という広島の環境がとても好きです。もちろん人も好きです。友人もたくさんいますし。デルタ地帯になっていて、川が流れているのも好きです。癒し(自然)と利便性(都会)のバランスが最高ですね。近年は広島カープの盛り上がりもあって、ますます楽しいです。

02 弁護士としての活動

スピードが速すぎることによるデメリットは無い。メリットのみ。

――これまではどういった案件を扱っていらっしゃったのでしょうか?
刑事事件は多いですね。民事ですと、離婚、債権回収、交通事故、契約書の確認など様々です。


――最も印象に残っている案件はどういったものがありますか?
詐欺の冤罪を証明した事件が印象に残っています。20時すぎとかなり遅い時間に依頼者から電話があったんですね。社長さんから「従業員が捕まったので何とかしてほしい。罪を犯すような社員ではないから、何かの間違いだ」と。夜遅いので、翌日に回す弁護士も多いかと思いますが、私はその日の22時頃、依頼者の会社へ伺って話を聞きました。本当はそのまま被疑者に接見したかったのですが、拘置所のスケジュールとの兼ね合いで、早くて翌日となってしまいました。よって、私は翌日の朝一に被疑者と会いました。

「とにかくやってないことは話す必要は無い」「我慢して耐えて」「警察の取り調べに負けてはいけない」「証拠が乏しいので、警察としては自白を証拠にしようとしているから」などと何度も言い聞かせました。結果として、冤罪だったことがわかり、無事に釈放させることができました。

逮捕されるということは、心に不安とストレスが過重にかかります。普通の精神状態ではいられず、やってもいない罪を一時的に認めてしまうケースも多々あります。あいまいな供述もいけません。はっきりと「やっていないです」と言い続ける必要があります。そのためには誰かが支えなければいけません。それが弁護士です。支えるためには一刻も早く会う必要があります。なので、私は「夜間休日もOK」としています。ココナラ法律相談に掲載されている電話番号はケータイに転送されるようになっていますので、いつでも連絡してください。依頼者の皆さんの方もスピードが大事ですから。

ちなみに、弁護士のニーズは平日の昼間ではなく、早朝&夜間&土休日にあると思っています。平日の昼間は基本的に皆さん働いていらっしゃいますから。平日の昼間だけ対応するだけでは、弁護士に話を聞いてほしい人を充分に拾い上げられないという感覚があります。中には「仕事を休んでまで平日の昼間に相談することじゃないか…」と諦めてしまうお客様もいるのではないでしょうか。しかしそれでは、本来解決する速度より遅くてこじれる案件になってしまうことが多いですよ。重ね重ねになりますが、ぜひ夜間早朝土休日にお電話をくださいませ。

先程の冤罪の話について、最後に一つだけ。この事件で最も頑張ったのは、私ではなく「耐え抜いた従業員さん」であるということは声を大にして言いたいです。とにかく我慢し続けることができたことを賞賛したいです。弁護士はその手助けをしているにすぎません。


――やりがいを感じる時は、どんな時でしょうか?
お客様に喜んでもらえた時ですね。また、諦めずに粘って良い結果が出た時もやりがいを感じます。先ほどの従業員さんもすぐに釈放されたので、私もすぐ検察庁へ迎えに行きました。そして、事務所に来てもらい、彼の頑張りを労いました。従業員さんから「先生がすぐ来てくれて、励ましてくれたので、耐えられました」という嬉しい言葉を頂きました。


――少しお仕事の話から離れますが、趣味や日課などはありますか?
地元・広島の経済団体に入っています。まちづくりやひとづくりを推進する団体ですね。最近ですと、子供に一日店長のようなイベント体験をさせたりしました。報酬は特別な商品券をあげたりして。こちらもとてもやりがいがあります。地元を愛しているので、こういう形で広島に貢献できるのは広島人冥利に尽きますね。また、この年齢で新しい友人ができるのも、このような団体の良いところです。なかなか真の友達は大人になってからは作りにくいですから。

このような活動をしているのには、もうひとつ理由があります。それは「弁護士業界の中だけの付き合いだと、世間が狭いな」と思ったからです。いろいろな人が弁護士に相談に来るわけだから、いろいろな人と付き合わないとおかしいですよね。相談者様を本当に理解したいなら、視野を広げる活動は絶対にやるべきだと思います。どんな形でもいいですけど。

さらに、私のことも地元に知ってもらえるので、どんどん人脈が広がっていきます。活動はしんどいことも多いですが、やりがいや達成感がそれを上回るので、やっぱり辞められないですね。総じて、楽しいです。

そして、ジョギングも日課です。23時頃、お決まりのコースを約10kmランニングします。週に2回ほどですね。どんな仕事も身体が資本ですから。

03 弁護士として心がけていること

クイックレスポンス。

――弁護士として心がけていることはありますか?
コミュニケーションのスピードを速くするということですね。電話は、出れない用事と重なっていない限り必ず出ます。変な話ですが「またかかってくるからいいや」と電話に出ない弁護士も中にはいるんですよ。他のやることを優先して。でも、私は必ず出ます。そこから依頼者様との信頼関係の構築は始まっていると思います。「1回不在だったけど、2回目にやっと出た弁護士事務所」という悪い印象からスタートになりますからね。

また、クイックレスポンスも心がけています。届いた書面やFAXはすぐに開封して確認などは当たり前ですが、私は「悩んだらすぐに依頼者に相談」も意識しています。「この案件、どうやってアプローチしようか。AとBのどちらかかな」というような思考は、弁護士なら誰でもやっていて、結局自分の中で『B』などと結論を出して、相談者に伝えることも多いです。ところが、私はもう悩んでいる段階から依頼者に「AとBで悩んでるんですよ~」と連絡をしてしまいます。これでクイックレスポンスを達成しているんですよね。

これには「お客様を放置していない」「一方的な押し付けではなく、一緒に解決しようとしている」「密な連絡、素直な相談にて、信頼関係が強化される」などというメリットもあります。お客様は「今どうなっているか?」ということを一刻も早く知りたいですので、お客様の立場に立った連絡を日々意識しています。


――ご自身の弁護士としての強みはどこだと思いますか?
最初からお客様に近い存在であることですね。最初に語った通り、元々は不真面目な人間なので、事件が解決した後にお客様とお疲れ様会と称して飲んで「お前本当に弁護士なんか?」と言われたこともあります。そんな私が、弁護士然として取り繕っても、化けの皮が剥がれるわけですから、偉そうな雰囲気は全くありません。演技しても偉そうなオーラは出せませんね。でもそれが、お客様とのファーストコンタクトからの親しみやすさに繋がっていると思います。特におじいちゃんとおばあちゃんにやたら好かれるんですよね。明確な理由は見つかっていないんですけど、なぜかとても好かれるんです。

また、所長の田中弁護士に「タフだな」と誉めて頂いたことも糧にしています。夜でも対応している姿を見て、言ってくれました。学生時代にバドミントンをけっこう一生懸命やっていたので、それで肉体的にも精神的にもタフになったのだと思います。今はバドミントンが脚光を浴びる時代になったので、嬉しいですね。

04 目指す方向性

中小企業の法務に、できるだけ初期段階で、介入させて頂きたい。

――今後積極的に取り組んでいきたいことはありますか?
父の苦労話のこともあり、中小企業の法務へ積極的に取り組んでいきたいです。中小企業の経営は歪なことが多いんですよね。人と人との信頼関係で取引が成り立っている弊害として、口約束が多いのが原因だと思っています。きちんとした債権や担保を設定しないまま大金が動いてしまったりとかします。契約書が基本的に無いのも問題ですね。見積書も適当に書いていることが多いので、あとあと仕事量が変わった時にトラブルになりやすいです。

「事前に法律でいろいろ縛るのは面倒くさい」とおっしゃる中小企業の社長さんも結構いらっしゃいます。ところが「揉めに揉めた後に法律で解決しようと争う」方が、その何百倍も面倒くさいですよ。予防策として少し面倒な法的手続きを前もってしておくことで、起こりうる非常に面倒な法的な紛争を未然に止めるというのが、絶対に有効です。費用的にも、前者の方が圧倒的に安いですからね。

弁護士としては、もっともっとスキルを上げて、1つ1つの事件の解決スピードを上げていきたいです。そうすれば、救えるお客さんの数も増やせますからね。ここでもスピードが大事なのです。

経済団体の方は、広島に貢献できることを引き続きどんどんやっていきたいです。でも、私の所属する団体は40歳になったら退団しなきゃいけないんですよね。昨今の世の中の流れから、入るより出る人の方が多く、困っています。ぜひ、このような活動をしたい読者さんも、お気軽にお電話くださいませ。絶対にすぐ出ますから。

さて、最後に、愛してやまない広島の隠れオススメスポットの紹介です。私は「安古市(やすふるいち)高校」の出身なんですが、この高校がある山から見る夜景は格別です。ここからしか見えない景色が観られます。ぜひ、広島にお越しの際は、訪れてみてください。そんな広島愛に溢れた弁護士・沖田篤史を、何卒よろしくお願いいたします。お気軽に、相談のお電話お待ちしています。本当、絶対に出ますから。
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※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。