浮気相手への慰謝料請求、相場と手続きについて知りたい
夫が共通の知り合いと浮気していました。気づいたのは2022年で、いつから関係があったのか分かりませんが、その後は相手の結婚妊娠を期に現在は終わっているようです。
相手は仕事の手伝いをしてくれている人で、仕事と称し作業部屋に朝までいたり、私が仕事から帰宅したら知らない間に家にいたりしていました。子どもとも仲良く家族ぐるみでご飯や遊びに行く関係でした。私も友達のように思っていたので2人に裏切られた気持ちで、発覚してから1年間は精神的にかなり辛い日々でした。
夫は自分の非を認めています。相手はまだ何も知りません。春から別居する予定で、時期を見て離婚したいと思っています。相手は現在妊娠中で、休職しているようです。
慰謝料を請求する場合、どの程度が相場なのでしょうか。ご教授いただけると幸いです、よろしくお願いします。
証拠はLINEでの不貞のやり取りを私のスマホで写真に撮ったものです。慰謝料は浮気相手に請求します。
不貞が原因として離婚に至った場合となると150〜300万円程度の幅で認められるケースが多いかと思われますが、ケースバイケースです。
また、証拠としてどの程度のものがあるか、夫と不貞相手のどちらに請求をするのかといった点も重要となるでしょう。
1 まず、浮気や不倫というくくりと、「不貞行為」を明確に区別する必要があります。現状、「不貞行為」を立証する証拠があるのかをよく検討する必要があります。
というのも、相手方は頻繁に出入りはしていたものの、作業部屋や家はラブホテルなどとは違い、争われた場合厄介です。
2 離婚前提であれば、150万円から200万円といったところだと考えます。
ただ、相手方の資力(無職・休職)が無い可能性、まだ別居にもなっていないことから
金額が高額であると争われる可能性、そして、相手方が支払いに応じるとしてもその原資がご自身の夫から(特有財産からならともかく、共有財産・いわゆる家のお金)の可能性に注意をする必要があります。
具体的な不貞の事実と根拠となる証拠(仮に当事者の自白があるとしても、それを裏付ける客観的証拠が備わっていることが望ましい)があることを前提に、不貞期間・回数や家族状況等によるものの、離婚に至ったケースということであれば、慰謝料は200万円前後というところだと思われます。
なお、【気づいたのは2022年】との事情に関し、慰謝料請求権の時効の起算点は、不貞行為があったこと及び不倫相手が誰かを知ったときから3年になりますので、留意が必要です。