きむら としはる
木村 俊春弁護士
桜みなと法律事務所
関内駅
神奈川県横浜市中区住吉町2-21-1 フレックスタワー横浜関内204
インタビュー | 木村 俊春弁護士 桜みなと法律事務所
企業法務から一般民事まで、経験を武器に事件解決へ。仲間との勉強会で最新知識を研究
相続や離婚、債務整理など、豊富な経験を糧に幅広い分野の事件へ対応している桜みなと法律事務所の木村 俊春(きむら としはる)先生。
相談時には、一見、法律の問題とかけ離れているかのように見える雑談からも、解決の糸口を見つけ出します。
仲間と毎月開催している勉強会で最新知識を研究し続ける木村先生は、弁護士として「努力を欠かさないようにしていきたい」と熱く主張。
根気強くさまざまな事件と向き合う木村先生に、現在までのキャリアや内に秘める信念などをうかがいました。
相談時には、一見、法律の問題とかけ離れているかのように見える雑談からも、解決の糸口を見つけ出します。
仲間と毎月開催している勉強会で最新知識を研究し続ける木村先生は、弁護士として「努力を欠かさないようにしていきたい」と熱く主張。
根気強くさまざまな事件と向き合う木村先生に、現在までのキャリアや内に秘める信念などをうかがいました。
01 過去のキャリア
法律への純粋な興味から弁護士に。基礎を学んだ新人時代
――弁護士をめざした理由は何でしたか?
法律は身近な存在ですが、どのようなものかを知らなかったので、勉強したい気持ちがわいてきたのがきっかけでした。
はっきりと弁護士をめざしたのは高校2年生の頃。
やはり本格的に学ぶなら、得た知識を誰かの役に立てる仕事に就きたいと考えました。
志を持ったまま大学へ入学して、ロースクールを経て司法試験に合格し、現在に至ります。
――新人時代は、どのような事務所で働いていたのですか?
個人の方を相手に民事事件や刑事事件の相談を受けていた一方で、法人を対象とした企業法務にも関わっていました。
入所した当初から仕事を任せてくださる環境でしたので、現場を通して、弁護士としての基礎を学びました。
さまざまな事件を担当していたなかでも、会社関係の事件や、離婚、債務整理の分野を扱う機会が多かったです。
個人の裁量が大きい事務所でしたし、自分自身で考えながら事件と向き合ってきた経験は、今でも役立っています。
02 現在の取り組み
離婚、債務整理など幅広く対応。破産事件で発揮した根気強さ
――現在の事務所へ移籍された理由を教えてください。
残念ながら、前の事務所の所長が体調を崩されて事務所経営が困難になっていました。
一方で、独立することに未だ検討中だった私に、声をかけてくださったが桜みなと法律事務所でした。
現在の事務所では、前事務所での経験も活かしながら、相続や会社間のトラブル、離婚や債務整理など幅広く対応しています。
また、裁判所からの打診で、破産者の財産換価や免責調査を行う破産管財人や、高齢者の財産管理をする成年後見人なども扱っています。
――過去の担当事件で、印象的だったものはありますか?
全国展開する企業の倒産に関わった事件は、かなりの力を注いだので覚えています。
倒産の影響を受ける債権者の人数も500人を超えるほどの規模で、相談を受けた日から、破産の申立てまでに、1週間と短期間での手続きを求められたので大変でした。
連日、朝から晩まで、時には深夜の人気のない時間帯に債権者の目を掻い潜っての会社資産の撤収も含め、企業の資産状況などを調べる作業に多くの時間を費やしました。
また、社長や経理の方から受け取った資料にもとづき、協力関係を組んで、短期間での破産申立てまで処理を進めることもありました。
事件に関わっている最中は、たくさんの苦労もありましたが、やはり、根気強く事件と向き合う姿勢は大切だと実感しました。
03 弁護士としての心得
雑談から見つける解決の糸口。必要事項はメールや手紙で細やかに連絡
――依頼者さまとの向き合い方で心がけていることはありますか?
依頼者さまに寄り添う気持ちを持ちながら、最善策をいっしょに考え、提案するよう心がけています。
どのような事件でも解決策はありますが、雑談からヒントを得る機会も多いです。
一見、事件とは関係がなさそうな話題でも、解決の糸口になる場合があります。
例えば、既婚女性からの離婚相談では、相手となる旦那さまの趣味などもうかがいます。
ご本人の話も掘り下げていき、雑談を通して、相談者ご自身が何を大切にしているのかを見極めています。
その一方で、事実関係や証拠関係から、求める結論が得られにくい場合、耳が痛いとは思いますが、見通しが厳しいこともハッキリお伝えするようにしています。
――コミュニケーション上での工夫はありますか?
依頼者さまには、解決までの段階で今がどんな位置なのかを説明した上で、次の段階へ進むために必要なものをメールや手紙で連絡しています。
依頼者さまに安心していただくためには、やはり細かなやり取りが大切だと考えていますし、裁判期日の報告書等もしっかりお伝えします。
――木村先生が、やりがいを感じる瞬間はいつですか?
どれほどの難事件であっても、依頼者さまから感謝の言葉をいただける瞬間にやりがいを感じます。
私自身、凝り性なところはありますが、仕事の上では、依頼者さまに利益をもたらせられるように、ねばり強く事件と向き合う部分で役に立っているとも自負しています。
困った人を救いたい気持ちは昔から持っていましたし、依頼者さまとの出会いも一朝一夕ではなく「信頼できたから」という理由で、別の依頼者さまを紹介していただける機会があるのもうれしいです。
04 今後の展望
時代を問わず柔軟に対応。仲間との勉強会で最新知識を研究
――ちなみに、お休みの日などに行う趣味や息抜きは何でしょうか?
運動が好きで、体力を付けるためにジョギングやランニングをやっています。
コロナ禍で機会は減ってしまいましたけど、以前はよく、温泉旅行にも行っていました。
自然豊かな山や海のある街が好きで、ふたたび旅行へ行けるようになったら、今度は九州地方や北海道などに足を運んでみたいです。
――今後、どのような弁護士として活躍していきたいですか?
時代によって、社会や法律は変化していきますが、いかなるときも、柔軟に対応できる弁護士でありたいと思っています。
以前までは、日々、目の前の業務に追われ、知識のキャッチアップがきつくなっていました。
しかし、懇意にさせていただいている先輩弁護士と何気なく話していたときに「最新判例の勉強会をしてみようか」という話題になり、もう5年ほど続いています。
現在は、メンバーも増え、得意分野の異なる弁護士同士、分野を限定せず、お互い興味のあるテーマを決めて、各自が調査・発表を行い、毎月議論しあっています。
この勉強会の成果もあってか、さまざまな相談者の方が来られても、かつて議論したテーマが思い浮かぶなど、依頼者さまのお役に立てているのではないかと思っています。
他にも、最近ではインターネットやAI、個人情報に関係する問題にも注目しはじめています。これからも依頼者さまのために努力を欠かさないようにしていきたいです。
――最後に、悩みを抱える読者に向けてメッセージをお願いします。
自分のなかで抱え込んでいるだけではなく、人に話すことで、悩みの本質が見えてくることもあると考えています。
弁護士はみなさまの悩みを聞くのが本分ですので、法律的な問題かどうかと考えず、まずはお気軽にお問い合わせください。
依頼者さまの相談役として、身近にあるトラブルへ対応させていただきます。