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はまがみ しんや
浜上 慎也弁護士
弁護士法人コイノニア(コイノニア法律事務所)
西新駅
福岡県福岡市早良区西新6丁目2番92号 西南学院大学法科大学院内
対応体制
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インタビュー | 浜上 慎也弁護士 弁護士法人コイノニア(コイノニア法律事務所)

窮地の依頼者を救ったのは、裁判所や大手法律事務所で培った豊富な経験を活かし、難事件にも怯まず工夫と執念で立ち向かう弁護士だった

かつて裁判所に勤め、大手法律事務所で研鑽を積んだ弁護士法人コイノニア コイノニア法律事務所の浜上 慎也(はまがみ しんや)弁護士。
座右の銘は、「柔よく剛を制す」。
これまでに裁判や交渉を通して、数々の難事件に打ち勝ってきました。
窮地に陥った従業員の解雇無効を勝ち取った裁判。
相場を上回る不貞の慰謝料を獲得した交渉。
巧みな駆け引きと執念の弁護は、どのようにして培ったのでしょうか。

01 弁護士としてのキャリア

弁護士300人超の大手法律事務所出身、地域住民に寄り添う町弁に

ーー事務所は大学(法科大学院)の構内にあります。とてもユニークに映りました。

当事務所は、「地域社会への貢献」等を旗印に西南学院(福岡市)と協定を結び、2013年に誕生しました。
地域に開かれた法律事務所として、西南学院関係者や近辺にお住まい・お勤めの方々を対象にした無料法律相談会も開催しています。

弁護士費用にこだわっているのも特徴です。
料金が自由化された弁護士費用ですが、私たちは弁護士会の旧規定よりもなるべく低料金で利用いただけるようにしているんです。


ーー福岡はご自身の地元でもありますね。地域への思いは強いんですか?

それは間違いなくありますね。
「福岡や九州の発展に貢献したい」「育ててくれた地域に恩返ししたい」。
その思いは人一倍強く、弁護士登録以来、ずっと福岡で活動してきました。

以前所属していたのは、300人超(2023年1月時点)の弁護士を擁する大手法律事務所の福岡オフィスです。
とにかく案件数が多く、離婚・男女トラブルや労働問題、刑事事件、企業法務、相続問題など、あらゆる事件を経験しました。
現事務所に移ってからも、その取扱分野やスタンスは変わりません。

02 注力分野と強み①

犯罪行為によるクビで解雇無効を勝ち取った壮絶な裁判

ーーご経歴のなかに「裁判所勤務」という記載がありました。それは、弁護士として法廷に立ち会う際にもかなり役立ちそうですね。

私が裁判を得意としているのは、まさにそれが大きな理由です。

解雇をめぐって争った裁判では、社長に対する暴行や、他の従業員に対する犯罪行為を理由として、中には逮捕・勾留までされてしまった事案もありましたが、その後に会社から解雇を宣告されたような場合も多く扱ってきました。


ーーそれらが不当解雇に当たると訴えたわけですか?

そうです。
ただ、それが認められるかどうかはギリギリのラインで、負けてもおかしくない状況でした。

当然とも言うべきか、会社側は徹底的に争ってきました。
お互い一歩も譲る気配はなく、主張が激しくぶつかり合う怒涛の展開。
しかし、最後はこちらに軍配が上がりました。

犯罪行為を理由とされているわけですし、一般的な感覚からしても解雇相当と考える方も少なくないはずです。
ただ、解雇には非常に厳しい要件が課せられており、そう簡単にできるものでもありません。

「最初から解雇が目的だったのではないか」「もっと慎重に検討すべきだったはずだ」。
そんな風に、とにかく粘り強く訴えた主張を裁判官が考慮してくれ、解雇無効を勝ち取ることができたんです。


ーー勝訴をつかみ取るのはもちろんですが、依頼者のメンタルケアも大変だったのではないですか?

正直、そこが一番大変だったことも多いのですが、「今は苦しくても、きっと笑える日がくる」と、必死に励ましながらそばで支えたつもりです。

同じように勝敗以外の部分で必死にサポートをしたことで、思い出した事件があります。
夜の仕事をしていて犯罪行為に関与してしまい警察に逮捕された若年の方のことです。
親御さんからご連絡いただき、「早く身柄を解放してほしい」、そして「これを機に夜の仕事から手を引いてほしい」とおっしゃっていたんです。


ーーそれがうまくいったんですか?

迅速に動いて裁判官への説得を試みたところ、検察官からの勾留請求は却下され、逮捕から3日以内に釈放されました。
また、その後に昼の仕事に就くためのお手伝いもさせていただき、その道筋をつけることもできたんです。
もちろん、そのことが最終的な処分の内容にも影響したと思っています。

目の前の事件処理だけでなく、その先も見据えた弁護活動ができた意味で、これもとてもやりがいを感じられた事件でしたね。

03 注力分野と強み②

不貞の慰謝料、「形を残さない」秘密裏の交渉で相場を上回る金額を獲得

ーー裁判だけでなく、交渉や説得にも長けている印象を受けました。

交渉で決着させるか、それとも裁判まで突き進むか。
交渉なら、どんなアプローチで相手の譲歩を引き出すか。
その取捨選択は事件の結末を決定づける重要な要素で、それこそ弁護士の腕の見せ所です。

私たちが扱う事件には、ひとつとして同じものはありません。
個別の事情を汲み取り、ベストなアイディアと解決策をひねり出す。
その引き出しの多さは、裁判所や大手法律事務所で数々の案件に接してきた私ならではの武器だと自負しています。


ーー交渉で有利な条件に持ち込む。そんな事案を手がけたこともあると思います。

「相手に慰謝料を請求したいが、こちらが請求されるリスクは避けたい」。
不貞問題について、そんなご相談をいただいたときのことです。

ご依頼者様は、ある既婚男性でした。
奥様が不倫をしていることが発覚し、奥様とはやり直すことになりましたが、その不貞相手の男性に慰謝料を請求したいとおっしゃるのです。
一方で、相手の男性も既婚者だったため、不貞行為の事実が知られたら、相手の奥様から、ご依頼者様の奥様が慰謝料を請求されるおそれもありました。


ーーなるほど、それは慎重に進める必要がありそうです。

そこで私が取った手段は、形や足跡をまったく残さない交渉でした。

相手の男性とは郵便やメールなどの連絡手段は一切使わず、携帯電話のみでやり取りしたんです。
交渉はスムーズに進みましたが、示談書だけはどうしても形に残す必要がありました。
ただ、これはテクニカルな話なので詳細は伏せますが、それも相手の奥様に知られることがないように工夫し、上手く取り交わすことができたんです。

相手の奥様に知られずに済ますことは、相手の男性にとっても好都合だったはず。
ですから、それを慰謝料の金額を増やす交渉材料に使い、ご依頼者様の希望どおり高額で、相場も上回る慰謝料を獲得することに成功した事件でした。


ーーまさに駆け引きですね。相手の弱みにつけ込み、果実をもぎ取るという。

それは不貞問題に限らず、あらゆる場面でいえることです。

刑事事件で被害者とのタフな交渉の末、示談金の大幅減額とともに起訴猶予処分を手にした案件。
企業間の争いについて、相手方の会社が提示してきた賠償金を大きく増やした事案。
相続問題で当事者間の関係が非常に悪い中、間に立ってお互いの言い分を聞いて話をまとめた事案。
私はこれまで、数々の事案でそんな交渉を繰り広げてきました。

そして、駆け引きとともに重要なのが、執念や粘り強さです。
最後の最後に、もう一押しして良い結果を手繰り寄せる。

その原点は、私の陸上競技人生にあると思っています。
長距離ランナーとして、練習漬けだった学生時代のことです。
気力、体力が途切れるまで力をすべて出し切り、1秒でも早くゴールする。
その根性のメンタリティーは、弁護活動に大いに役立っているはずです。

04 弁護士としての原点とこれから

「柔よく剛を制す」。どんな相手にも、怯むことなく立ち向かう

ーーメンタリティーを含め、もともと弁護士の適性があったのではないでしょうか。

「困っている人を助けたい」「世の中の理不尽を正したい」。
思えば、昔からそんなことを漠然と考えていました。
小さい頃から力や狡さが幅を利かすような社会や風潮への疑問や不満を抱えていたんです。

「柔よく剛を制す」という言葉があります。
頑強なものをしなやかに打ち負かす、といった意味合いです。
人生や弁護活動において、私はこの言葉をずっと大切にしてきました。

どんな相手にも物怖じせず立ち向かい、依頼者さまのためにすべての力を出し尽くす。
その覚悟で、これからも一つひとつの事件に向き合っていきたいですね。
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