刑事事件の事例紹介 | 浜上 慎也弁護士 弁護士法人コイノニア（コイノニア法律事務所）

取扱事例1

• 暴行・傷害罪

飲み会の帰りに知らない人とトラブルになり暴行してしまい、警察から取調べを受けた事件において、被害者の方から高額な示談金を求められたが、相場より低い金額で示談を成立させて起訴猶予処分を獲得した事例

【相談前】
男性会社員の方からのご相談です。飲み会の帰りに知らない人とトラブルになり暴行してしまい、警察から取調べを受けたとのことでした。そこで、ご相談者様からすぐにお電話で、今後の対応についてご相談をいただきました。

【相談後】
ご相談者様のお話によると「何とか前科がつかないようにしてほしい」「被害者の人と直接話ができないので間に入って示談してほしい」とのご要望をお持ちでした。ご相談者様には幸い前科・前歴がなかったので、前科がつかない起訴猶予処分を狙うことは可能でしたが、被害者の方が高額な示談金を求めてきた上、ご相談者様も最低限の示談金しか支払えないとのことで、示談の成立には相当な困難が予想されました。そこで、まずご相談者様の謝罪の気持ちを被害者の方にお伝えした上、被害者の方が求めている示談金の額は相当でないこと、被害者の方にとってもここで示談をしておいたほうが得であること等々の説得を繰り返すとともに、ご相談者様にもご希望の金額では示談が難しいことを説明して納得していただき、最終的には相場より低い金額で示談を成立させることができました。その結果、起訴猶予処分を獲得できた上、示談金も大幅に下げることができ、何よりご相談者様が納得のご様子でしたので嬉しかったことを覚えています。

【先生のコメント】
大変難しい示談交渉でしたが、被害者の方に対して示談のメリットを粘り強く説明するとともに、代理人である弁護人自身が誠実な態度を示し続けたことが功を奏したように思います。被害者との示談交渉が必要なケースでは、可能であれば弁護士と実際に会ってみて、粘り強く誠実だと思える弁護士に依頼すると良いのではないかと思います。

取扱事例2

• 釈放・保釈

繁華街での客引き行為で警察から逮捕された事件において、逮捕から３日以内に身柄を解放した上、夜の仕事をやめて昼の仕事に就くためのお手伝いもさせていただいた事例

【相談前】
迷惑行為防止条例違反で逮捕された会社員の親御さんからのご相談です。繁華街での客引き行為についてお子様が警察から逮捕されてしまったとのことでした。そこで、ご相談者様からすぐにお電話で、今後の対応についてご相談をいただきました。

【相談後】
ご相談者様のお話によると「まずはお子様の身柄を解放してほしい」「これを機に夜の仕事をやめて昼の仕事に就いてほしい」とのご要望をお持ちでした。まず逮捕されているお子様の下へ接見に赴いたところ、お子様は事実関係を素直に認めるとともに早期の釈放を希望していました。そこで、裁判官に対してお子様を勾留しないよう面談を申し込み口頭で説得するとともに意見書を提出しました。その結果、裁判官は検察官の勾留請求を却下し、お子様は逮捕から３日以内に釈放されました。その後、お子様が夜の仕事をやめて昼の仕事に就くためのお手伝いもさせていただきました。最終的に、お子様の処分は罰金にとどまり、お子様は夜の仕事をやめて昼の仕事に就きました。

【先生のコメント】
お子様はまだ若く更生が十分に見込まれましたので、目先の身柄釈放や刑の軽減のみならず、その先も見据えた弁護活動をするよう意識しました。このように、弁護活動を通してお子様の今後の道筋をつけるお手伝いもできたことで付加価値を提供できたと思いますし、私自身大きなやりがいを感じました。