高齢者住宅から母を引き取ったら姉が弁護士を通じて法的手段をとると伝えてきました。
サービス高齢者住宅にいる母が『どうしても施設ではなく、私の元へ来たい』というので、私の自宅に引き取りました。
母はまだ認知症とは診断はされておりません。
そうしたら、サービス高齢者住宅で身元引受人となっている姉が私が母を引き取った事に対して、弁護士を立て内容証明郵便が送付されてきました。
姉と母の仲はあまりうまくいっていません。
内容は、直ちに、母をサービス高齢者住宅に戻せということです。
サービス高齢者住宅に帰す日にちを決めて、5日以内に弁護士に回答するように求められています。
それを行はないと、裁判所の鑑定手続きに協力しない事になり私に対して、法的手段をとる可能性がある事を申し添えますと記入してありました。
裁判所の鑑定手続きについては以下のように記載がありました。
後見(補助)の審判開始を求める申し立てが係属中であり、同手続きの中で、裁判所が鑑定を行う以下の決定をしている。
『裁判所が鑑定人を定めてその鑑定人は●月●日書面をもって報告することを命ずるもの』(この事実は私は知りませんでした。)
こういう場合、まず、5日以内に弁護士に回答する義務はあるのでしょうか?
また、法的手段とはどういう事なのでしょうか?
他に何か注意点はありますでしょうか?
いきなりこんな手紙が送られてきて不安で仕方ありません。
よろしくお願いします。
回答義務はありませんね。
法的手段もありませんね。
補助人選任の申し立てがなされたら、家裁からあなたに対して、
意見照会書が送られてくるので、心配することはありません。
一般に、弁護士から通知書が来たからと、それだけで法律的に応答義務等が課される訳ではありません。
ただ、無視をすると、相手方からは交渉を拒否したと受け取られ、訴訟等を提起されるといった可能性があります。
今回、こちらに記載いただいただけに内容だけではなんとも言えないところもありますが、
後見等の手続きが実際進んでいるなどあるのであれば、何かしら対応をした方が良いようにも思われます。
ただ、どのように対応すべきかは、弁護士から来た書面内容等を実際に拝見しないと個別具体的には判断が難しいところ、お早めにお近くの弁護士事務所に一度ご相談されることをお勧めします。
こういう場合、まず、5日以内に弁護士に回答する義務はあるのでしょうか?
また、法的手段とはどういう事なのでしょうか?
他に何か注意点はありますでしょうか?
まず、第一に、お母さんの判断能力が補助相当でよいのか確認してください。
補助の場合、お母さんには判断能力があることとなりますので、
お母さんの意思により、補助が開始されるか決まります。
お母さんが裁判所に自分は補助を受けたくないと言えば手続きは進まないと思います。
また、お母さんが施設でなく、あなたと一緒に住みたいということであれば
お母さんの意思が尊重されます。
以上のことから、5日以内に弁護士に回答する義務はありません。
ただし、無用な争いを生まないために、お母さんと一緒に弁護士に相談に行き
お母さんが弁護士に依頼して、補助人をつけたくないこと、施設でなくあなたと一緒に暮らしたいことを相手方に回答するのがよいと思います。
弁護士にお母さんと一緒に面談で相談に行かれたら良いと思います。
追記させてください。
①私が今回姉が地元で申請している成年後見人(補助)の決定前にこちらに連れてきたことは問題になりますか?(あくまでも母の意思です)
②受取った内容証明には母の口座使用禁止と記載されています。しかし、引取った以上、母の病院代等かかるので使う事に問題ありますか?
③母の住民票の移動をしても問題はありませんか?(介護保険等を使用したいので)よろしくお願いいたします。
①私が今回姉が地元で申請している成年後見人(補助)の決定前にこちらに連れてきたことは問題になりますか?(あくまでも母の意思です)
母に判断能力があり、母の意思に基づくのであれば問題はないと思います。
②受取った内容証明には母の口座使用禁止と記載されています。しかし、引取った以上、母の病院代等かかるので使う事に問題ありますか?
母から委託され、母の意思に基づき母のために使用したのであれば問題がありません。
ただ、母のために使ったことを証明できるよう領収書は取っておきましょう。
③母の住民票の移動をしても問題はありませんか?(介護保険等を使用したいので)
住民票の移動も母の意思に基づくのであれば問題はありません。