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さとう りょう
佐藤 良弁護士
ブルーバード法律事務所
茅場町駅
東京都中央区日本橋茅場町2-4-10 大成ビル5階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 夜間面談可
  • WEB面談可

インタビュー | 佐藤 良弁護士 ブルーバード法律事務所

不倫をめぐる3者の壮絶な裁判で和解、父親の親権を獲得。破産や労働問題にも強い代表弁護士の思い

日本橋茅場町にあるブルーバード法律事務所の代表・佐藤 良(さとう りょう)弁護士。
そのキャリアは15年を超え(2024年2月現在)、離婚・男女トラブルを筆頭に悩める人たちの窮地を何度も救ってきました。
一際目を引くのは、状況に応じた的確な判断力、前例にとらわれない柔軟な発想、依頼者にとことん寄り添う姿勢です。
これまでの活動や解決劇を通して、その魅力に迫りました。

01 キャリアの足跡

新宿で約13年、日本橋茅場町で独立して4年。貫いた理想の弁護とは

ーーはじめに、15年以上に及ぶキャリアの歩みをうかがいます。

弁護士登録してから約13年、東京・新宿にある法律事務所にお世話になり、離婚や相続、債務整理などの個人案件から企業法務までさまざまな事件を経験しました。

その後独立し、2020年に現事務所を開業。
現在も個人、企業案件とも幅広く扱っています。


ーー独立した理由も教えてください。

以前の事務所は居心地がよく、自由に働かせてもらいました。
一方で、年数を重ねるうちに「自分の腕を試してみたい」「その力で多くの人の助けになりたい」という気持ちが膨らんできたんです。

前事務所の所長は、リーダーシップをとってぐいぐい引っ張っていくタイプでした。
依頼者さまにとっては、だからこそ安心できる面も大きかったはずです。
ただ、なかなか自分が体得するには難しいスタイルで、自分が目指すべき弁護士像は違うのかなといつしか感じるようになりました。
自分のスタイルを実現し、貫くためにも独立を決意しました。

02 得意分野と強み①

不貞行為をめぐる3者の壮絶な裁判で和解。父親側で親権獲得も

ーー大事にされているスタンスとは、どんなものなんですか?

依頼者さまのご希望をじっくりお聞きし、対話を重ね、二人三脚で最善の結果を導くいわば伴走型の弁護です。

私は、結論ありきで依頼者さまの思いを置き去りにするようなことは決してしません。
そうではなく、事前にいろんな選択肢を提示し、メリットやデメリットを丁寧にご説明するようにしているんです。

そのうえで、どうやって事件を解決するか。
その過程で大切にしているのは、柔軟な発想です。


ーーどういうことですか?

「離婚」や「相続」と一口に言っても、依頼者さまが置かれている状況は異なります。
はっきり白黒つけられるものばかりではないですし、解決手段も交渉や調停、裁判とさまざまです。
だからこそ、前例や常識にとらわれずに柔軟に考えることが重要なんです。

たとえば以前、壮絶な男女トラブルを解決したときのことです。
ご依頼いただいた男性は、奥さまとはすでに離婚していると嘘をついたまま、不貞相手の女性との間に子どもをつくってしまったんですよ。


ーーまさに修羅場ですね。

その女性は出産後、依頼者さまが離婚していなかったことに怒り、慰謝料などの損害賠償を求めてきました。
協議で養育費については合意できたものの、慰謝料はまとまらず裁判で争うことに。
すると今度は、依頼者さまの奥さまが、夫と不貞行為に及んだとして女性を提訴する事態に発展しました。
3者による2つの訴訟が、同時並行で行われることになったんです。

互いの感情的なしこりも大きく、先例が多くあるような事案でもありません。
解決は容易ではありませんでした。


ーーどこに着地点を見出したんでしょう?

こうした複雑な問題をひも解くには、何を一番に優先するかという判断が重要になってきます。
そこを起点に、できる限りベターな解決策を探していくんです。

あのときは、依頼者さまも奥さまも、夫婦関係を維持していくことを望んでおられました。
ですからそこに主眼を置き、金銭的な損得よりも、和解による早期解決を目指すべきではないかと考えました。

そして迎えた、裁判での結末。
なんとか高裁で和解にこぎ着けることができました。
依頼者さまの不貞相手の女性に対する損害賠償と、女性の奥さまに対する損害賠償。
それを事実上相殺するようなかたちで最終決着に至ったんです。


ーー恋愛観や家族のあり方が多様化している今、これまで以上に柔軟な解決が求められそうです。

現在盛んに議論されている共同親権も、まさにそのひとつでしょう。
その動きに期待している人、逆に不安に感じている人。
それぞれに切実な思いがあるはずです。
ぜひ私にその思いをぶつけていただきたいですね。

親権については、一般的に不利とされる父親側で獲得した事例も複数あります。
もちろん男性だけでなく、DV(配偶者暴力)などを含め女性からのご相談もたくさんいただいています。

03 得意分野と強み②

破産管財人の経験あり。解雇や内定取消で解決金、ハラスメント防止策も

ーー柔軟な解決が求められるのは、離婚・男女問題に限った話ではないようにも思います。

同じように、感情的な対立が激化しがちな相続もそうです。
また、債務整理も破産や再生など取りうる選択肢は多岐にわたります。
一件一件、冷静に状況を見極め、最善の解決策をご提案するようにしています。

債務整理については、裁判所から選ばれる破産管財人の経験も豊富にあります。
難易度の高い案件も十分対応可能です。

それと、最近は労働問題のご相談も多いですね。
残業代や解雇、ハラスメントなどについて、労働者のみなさんから悲痛な声が届いています。


ーーその度に、うまく解決して依頼者を救済してきたと。

会社と不当解雇を争い、約1年4ヶ月分の給与相当額の解決金を手にした事例。
内定を取り消されるも、給与4ヶ月分に当たる解決金を獲得した事例。
これらは数ある解決の一端ですが、何度も依頼者さまと共闘してきました。

一方で、お金だけでは根本的な解決にならないこともあります。
たとえば以前、上司からのパワハラやセクハラに悩み、体調を崩して休職されていた女性からご相談いただいたときのことです。

依頼者さまは、引き続き会社で働き続けたいという意向をお持ちでした。
そういう状況下では、慰謝料などの金銭的な解決にこだわり、会社側と徹底的に争うことにはリスクが伴います。


ーーなぜでしょうか?

その後働き続けられるようになったとしても、周りの目が気になり、会社に居づらくなる可能性があるからです。

依頼者さまが長く、安心して勤められるようにするにはどうすべきか。
本件ではその点に主眼を置き、会社側と交渉してハラスメント専門の相談窓口を設置するなど、再発防止措置をとってもらうことにしたんです。

労働問題に悩んでいる方々にお伝えしたいのは、退職する前に早めにご相談いただきたいということです。
在職中であれば、交渉や裁判でどんな証拠が必要になるかなど、入念にアドバイスすることができるからです。

04 依頼者への思い

「その時 自分ならばどうする」。心に刻む、詩人・相田みつをの言葉

ーーそれにしても、なぜそこまで柔軟に物事をとらえられるんでしょうか?

それは、依頼者さまのご希望を何よりも第一に考えているからではないでしょうか。

弁護士のなかにはプライドのせいか、一度提示したアイデアを引っ込めたり、前言を撤回したりすることを恥ずかしく思う人が少なくないように感じます。

ただ、私は違います。
依頼者さまの気持ちは揺らぐものですし、争いには相手がいます。
状況や流れに応じて方針を変更することは、結果を出すために必要なことだと思っているんです。


ーー頼もしいですね。まさに伴走型の弁護です。

同時に心がけているのは、依頼者さまの願いを叶えるために、最後まで徹底的に考え抜くことです。

「その時 自分ならばどうする」。
詩人・相田みつをさんのこの言葉を胸に刻み、目の前の事件に全力投球してきました。
昔から相田さんの作品が大好きなんですよ。
人の心に寄り添う、力強く温かみのある言葉にいつも刺激とパワーをもらっているんです。

どんなに些細なことでも構いません。
近所の人と世間話をするくらいの気持ちで、ぜひ気軽にご相談いただけるとうれしいですね。
私を頼っていただいたからには、全力を尽くして幸せをつかむお手伝いをさせていただきます。
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