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こでら ゆうすけ
小寺 悠介弁護士
KODAMA法律事務所
四ツ谷駅
東京都新宿区四谷1-9 天龍ビル4階
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インタビュー | 小寺 悠介弁護士 KODAMA法律事務所

あなたにとって、一番身近な存在に。“敷居の低い”弁護士への挑戦

もし、浮気をして高額な慰謝料を請求されたら。もし、犯罪事件に巻き込まれてしまったら。そんなトラブルや困難は、ある日突然、誰もでも起こり得るもの。そんなときにすぐに相談できる、あなたにとって最も身近な弁護士になりたいーー。そう熱く語るKODAMA法律事務所の小寺悠介さん。経営者、法科大学院の非常勤講師という別の顔も。マルチな才能を生かして、男女問題や刑事事件の現場を駆け回っています。

01 弁護士としての活動

資格取得後すぐ独立。起業、そして大学院講師も

ーー事務所と、ご自身の主な仕事内容を教えてください。

KODOMA法律事務所は、2014年に同期の弁護士3人で開業しました。弁護士資格を取得してから、すぐに開業したかたちです。現在は1人増え、30〜40代の4人の弁護士で運営しています。

一人ひとりが得意分野をもちながら個人単位で動きつつ、案件によってはそれぞれの知恵を結集し、チームで協働することもあります。浮気や不倫、離婚などの男女問題のほか、刑事事件、交通事故、不動産問題、労働事件、企業法務、債務整理・破産など幅広い分野をカバーしています。

私自身の得意分野は、男女問題です。年齢が近く親近感が湧きやすいせいか、特に20〜30代の相談者が多いですね。それと、刑事事件です。弁護士になってからの約5年間に、150を超える刑事事件を担当してきました。取扱件数は、おそらく東京の弁護士の中ではかなり多いほうだと思います。

ーー最初からすぐに独立・開業するつもりだったんですか。

そうですね。大きなきっかけの1つになったのが、あるビジネスコンテストで優勝したことです。法科大学院を卒業後、知人の紹介でふらっと参加したコンテスト。生まれて初めて、大勢の人前でビジネスプランをプレゼンしました。私のプランではありませんが、そこで組んだチームで発表したプランで優勝することができました。私自身は司法試験合格後、実務を学ぶ司法修習を受ける必要があったので、そのチームでの起業することへの参加を断念しましたが、コンテストで知り合ったメンバーが起業してサービスを世に送り出してくれました。

大学に入ってからは、法律や司法試験の勉強が中心でしたので、そのとき経営やビジネスの世界に触れられたのは刺激的な経験になりました。私が近くで感じた起業や経営の魅力は、「自分で決める」ということです。常に失敗のリスクを背負いながらも、自分の信念でやりたいことをやれる。そして、その反応がダイレクトに跳ね返ってくる。責任は大きいですが、その分やりがいも大きい。そんなことを想像しているうちに、私自身も弁護士として独立してみよう。「小寺悠介」という個人として、相談者の悩みや困りごとに真正面から全力で向き合いたい。そんな思いが強くなっていきました。あのビジネスコンテストがなかったら、独立という道を歩んでいなかったかもしれません。

ーー実際、起業経験もあるようですね。

弁護士事務所を開業して1年目に、司法試験を受ける受験生に講義をネット配信するサービスで起業しました。私自身は2017年で代表を退きましたが、サービスそのものは今も継続して多くの受験生に利用されています。

その後は新たに、コンサルティング会社を立ち上げました。企業の経営や資金繰り、税金関連のアドバイスを行っています。法律とパッケージで相談に乗れれば、より多くの人の役に立てると考えたからです。

ーー母校で非常勤講師もやっていますね。

2019年4月から、上智大学法科大学院で非常勤講師をしています。弁護士登録と同時にOBとして後輩を指導するチューターを続けていて、それがステップアップしたかたちですね。

大学生の頃から、長く塾講師のアルバイトもしていました。講義のネット配信サービス、母校での指導、それに非常勤講師。明確に意識したことはそれほどありませんでしたが、純粋に指導・育成することが好きなんでしょうね。がんばって夢や目標を叶えようとする人たちを応援したい気持ちと、それが叶ったときの喜び。それにやりがいを感じるんだと思います。

弁護士、経営者、講師。もちろん弁護士の仕事がメインですが、違う世界を見たり、外部の人と触れ合ったりすることは刺激的で、話の引き出しが増えるなど弁護活動に役立っている部分も大きいですね。

02 弁護士として大切にしていること

わずかな心のしこりも見逃さない

ーーこれまで数々の案件を処理してきた中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

たくさんあって1つに絞るのは難しいですが、例えばこんなことがありました。既婚女性と肉体関係をもってしまい、それが原因で離婚したその女性の元夫から、慰謝料を請求されたケースですね。相談に来られた男性は、私を訪ねてくるまでに何人もの弁護士に相談したようです。ただ、どの弁護士も「あなたが悪い」という前提で話を進めようとするので、精神的に落ち込み、傷ついたそうです。本人としても、悪いことをしてしまったのは自覚している。そのうえで、どうすればいいかわからずに弁護士を頼っているわけですから。

私はどうしたか。もちろん、法的に責任を負うことは必要ですし、それは免れません。でもそれを前提に、慰謝料が適正な金額なのかどうかも含めて、「今後のことを一緒に考えていきましょう」と前向きな話をしました。相手方と和解交渉を重ねること約1カ月半。最後に一言、こう言われたんです。「小寺先生が一番真摯に話を聞いてくれて、丁寧にアドバイスもしてくれた」と。結果的に、慰謝料を6割減額することもできました。あの一言はうれしかったですね。

ーー相談の際はどんなことを心がけているのでしょうか。

浮気や不倫などが原因の離婚・男女問題は、双方とも感情的になりやすく、気持ちの部分でどう納得できるかがとても重要です。もちろん法的解決がメインの任務ですが、そこに至る経緯や、これからどんな生活を送りたいのか。そういうことも丁寧に聞く必要があります。

例えば、客観的に見たら離婚すべきと思うようなケースでも、本人の心の中には小さなしこりがまだ残っている可能性もあります。まだ愛情がかすかに残っていて、相手を信じたいのか。子供のことを考えると、離婚するのがベストなのか。離婚した後の人生はどうなるのか。煮え切らない思いがほんの少しでもあるようなら、中途半端に結論を出すべきではないと考えています。

ーー本当に納得したかたちで、結論を出すと。

浮気や不倫、離婚などは、どうしても世間体が気になる面がありますよね。他人にも話しづらいことです。ですから、初回の相談で結論を急がず、2回、3回と何度も相談を繰り返すこともあります。

そのうえで、できるだけ選択肢を提供することを心がけてますね。例えば、法律的には「A」の選択がベストな場合でも、それを選ぶことで「こんなマイナスの影響が生じる」とちゃんと伝える。他の「B」という選択肢なら、こんなメリットとデメリットがある。そんな風に、「A」「B」「C」…と選択肢の順位付けします。そこから本人の意向を考慮して、ときには順番を入れ替えたりしながら最終結論を出すようにしています。最終的には本人が心の底から納得して、その後の人生を前に進めるようになることが大切ですからね。

03 弁護士を目指した理由

人の話を聞くのが好きだった

ーーそもそも、弁護士になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

小さい頃から、人の話を聞くことが好きだったんですよ。きっと性格なんでしょうね。昔から友人や知人から悩みを相談されることが多く、いつも自分なりに考えてアドバイスをしていました。「ありがとう」なんて言われると、シンプルにうれしいものですよね。それが、弁護士を目指すようになった原体験です。そして、はっきり意識し始めたのは高校3年生のときです。進路選択のときに法学部を受験することを決め、本格的に弁護士になる道を歩み始めました。

それと、手に職をつけたい思いもありましたね。言い換えれば、自分の中に軸をつくりたい。そういう気持ちです。周囲の評価に左右されず、自分の芯を貫く人生を送りたかったんです。

04 趣味・特技

趣味にも全力。日本のオタク文化を世界へ

ーー弁護士になって現場を忙しく駆け回る日々だと思いますが、たまにはリフレッシュも必要ではないですか。

マンガやアニメが好きで、ここ数年はその関連で海外によく行っています。私にとっては、それがいいリフレッシュになってますね。

実は、世界のオタクイベントが一同に集まる「国際オタクイベント協会」(IOEA=International Otaku Expo Association)の運営に携わってるんです。今、世界的に日本のマンガやアニメが人気ですよね。世界各国で毎週のように、日本のオタク文化好きが集まるイベントが開催されています。協会には48カ国・地域(2019年10月3日現在)の関連団体が加盟しており、連携してオタク文化を盛り上げようと活動しています。

その関係で年間5回ほど、各国を視察し、関係者と情報交換してるんです。最近もサウジアラビアに行ってきました。好きでやってる活動なのでまったく苦ではないんですが、周りからは「少しは休んだら」などと言われることもあります。好きなものには一直線、「こうだ」と思ったら貫き通す。元来、そういう性格なんでしょうね。

05 将来の弁護士像

弁護士=敷居が高いイメージを崩したい

ーー今後、どんな弁護士になりたいですか。仕事の目標を教えてください。

どんな案件であれ、常に依頼者のすぐ横で伴走できるような存在になりたいですね。何かあったとき、あるいは何かトラブルが起こりそうなときに、すぐに頭に浮かんできて気軽に相談できる。そんな誰にとっても身近な弁護士です。

こう話している今も、誰に相談していいのかわからず、困っている人がたくさんいるはずです。弁護士事務所は今どんどん増えているのに、気軽に相談できるような弁護士が身近にいない。そういう人が少なくないはずで、大きなギャップがあるんです。弁護士はどこか敷居が高いイメージもあるでしょう。なんとか少しでも、そのギャップを埋められる弁護士になりたいですね。

それと、今経営しているコンサルティング会社を通した企業の経営や資金繰り、税金関連の相談もうまく組み合わせていきたいですね。昨今の動きを見ると、これから起業家や個人事業主が増えていくことが予想されますよね。会社やフリーランスの人たちに対して、法律と経営をパッケージで支援できれば、男女問題などとはまた違ったかたちで人の役に立てる。そんな思いで、新たな道もどんどん探っているところです。
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