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あさい ひろたか

浅井 裕貴弁護士

新清水法律事務所

新清水駅

静岡県静岡市清水区相生町6-22 コラムビル4階

対応体制

  • 分割払い利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可

注意補足

夜間・休日については、事前にご連絡いただき、空きがある場合に限りお受けできます。

ネット掲示板の誹謗中傷、二審で開示範囲を広げ慰謝料も。法テラス静岡の元代表、デマを根絶する闘い

静岡市にある法テラス静岡法律事務所で代表を務めた後、地元・清水区で開業した新清水法律事務所の浅井 裕貴(あさい ひろたか)弁護士。
個人から企業案件まで幅広く対応していますが、今、最も力を入れているのがインターネットの誹謗中傷問題です。
また、児童相談所の一時保護をめぐる争いをはじめ、子どもが絡む問題も得意としています。
「あなたは決してひとりじゃない」。
依頼者のために奔走する日々に迫ります。

01 弁護士としてのキャリア

法テラス静岡法律事務所に約6年、代表にも就任。地元・清水区で台風被害の無料相談も

ーー法テラスに長く勤務されていたようですが、それはなぜですか?

法テラス静岡法律事務所は法務省が所管する法律事務所のことで、弁護士費用を工面できない人などが利用する「駆け込み寺」のような存在です。
まさに私はそこで、お金の心配などから弁護士を頼れないような人たちのお役に立ちたかったのです。

静岡市にある法テラスに6年3ヶ月という長期にわたって在籍し、代表にも就任しました。
その間に受任した民事事件は、債務整理などを中心に約220件、刑事事件も約150件に上ります。

そして、任期を終えた後に開所したのが現在の事務所です。
静岡市清水区は、私が生まれ育った場所です。
今度は「地元のために尽くしたい」と思ったのです。


ーー清水区といえば、2022年9月の豪雨災害が記憶に新しいです。

台風による大雨被害のことですね。
あのときは浸水や断水などが相次ぎ、多くの市民のみなさんが甚大な被害に遭われました。

そのときに弁護士や司法書士らが有志で無料相談を受ける「生活なんでも相談会」を立ち上げたのですが、私もその一員に加わりました。
地元の一大事ですから、なんとか住民のみなさんの力になりたいという一心でした。
ちなみに、今もその活動は継続しています。

02 注力分野と強み①

ネットの誹謗中傷で投稿削除、慰謝料を獲得。企業からの相談も

ーー法テラスと同様に今も幅広い案件を扱っているようですが、とくに力を入れている分野をお聞きします。

ひとつは、インターネットの誹謗中傷問題ですね。
ネットの掲示板やSNSの投稿を削除してほしい、投稿者を特定してほしい、といったご相談です。
個人の方々が中心ですが、法人や個人事業主からのご相談も少なくありません。

誹謗中傷を書き込まれたら、どうすればいいのか。
ここからは、過去に担当した事例をご紹介します。

依頼者さまは、あるネット掲示板で誹謗中傷を書き込まれた方。
私がまず手をつけたのが、掲示板の管理人に対する投稿の削除とIPアドレスの開示請求です。
そこをクリアした後に、今度はプロバイダーに訴訟を提起して個人情報を特定し、投稿した本人に損害賠償を請求して慰謝料を勝ち取ったのです。


ーー掲示板の管理人はすぐに応じてくれたんですか?

はい、その掲示板は開示請求などに柔軟な方針を掲げていたので、手続きは比較的スムーズに進みました。

ただ、注意すべきは開示方針がサイトや管理者によって大きく異なることです。
なかなか応じてくれない場合は裁判までやらなければならないこともあります。
どのサイトが、どんな方針をとっているのか。
それを知らないと、対応が後手に回ってしまいます。

一方で、本件ではプロバイダーに対する訴訟は難航しました。
一審判決では大量にあった書き込みのうち、半分ほどしか開示が認められなかったんです。
全開示は現実的に厳しかったんですが、それでも控訴審では8割くらいまで持っていくことができました。


ーー半分から8割へ、開示対象をどうやって広げたんですか?

一審判決を読み込み、なぜ、一審の裁判官を説得できなかったかを検討して、控訴審に臨みました。
それでようやく裁判官を説得できたのです。

ネットやコンピュータの領域はもともと私の趣味であり、その延長でエンジニアの登竜門とされる基本情報技術者試験にも合格しているんですよ。
そのあたりのITリテラシーがある点も大きいはずです。

普段からIT関連の動きにはアンテナを張っているので、最新の変化や新しい問題にも十分対応できると思います。


ーー法人の相談についてもお聞きします。企業はどんな誹謗中傷に悩んでいるんでしょう?

最も多いのは、社員に「この会社はブラックだ」などと悪評を撒き散らされること。
そして、次に多いのがお客さんからの誹謗中傷です。

後者ではとくに病院からご相談いただくケースが多く、患者さんが「受付時間が長い」などと対応の悪さを批判したり、もっとひどい場合は「不要な治療をされてお金をぼったくられた」といったものまであるのです。

恐ろしいことに、ネット上のデマは放っておくとどんどん拡散されてしまいます。
ただ、法的手段を踏めば、書き込みの削除や投稿者の特定につながる可能性は十分あります。
泣き寝入りせずに、ぜひ私を頼っていただきたいですね。

03 注力分野と強み②

虐待を疑われ、児相に一時保護。子の安全を最優先に円満解決へ

ーーそれ以外の分野はどうですか?得意にしているものがあれば教えてください。

児童相談所(児相)の問題も挙げたいですね。
具体的には、虐待を疑われて児相に子どもを一時保護されたときの対応です。

私は県内にある児相の非常勤弁護士を務めていることもあり、その仕組みをよく知っております。
それで子どもを連れ戻したいという親御さんから協力を依頼され、児相との間に入って交渉したりすることがあります。


ーー具体的にどう対応されるんですか?

本当に虐待があり、保護が必要だったのか。
それとも虐待の事実はなく、すぐにご家族のもとへ返すべきか。
判断を誤れば、子どもを危険な状況に晒しかねません。
ですから、親御さんと児相の双方から慎重に話を聞き出し、話し合って穏便に解決することが肝心です。

実際に過去には、児相は原則として2ヶ月まで一時保護できるルールがあるなかで、うまく妥協点を見つけて1ヶ月ほどでご両親のもとにお子さんを戻せたこともありましたね。

これに限らず、子どもの問題とは何かと多く接点がありまして。
かつては静岡県弁護士会の子どもの権利委員会で委員長を任され、今は藤枝市のいじめ問題対策委員を務めています。
ほかにも、学校でいじめ予防の出張授業をよく行っております。

子どもにとって、どんな解決が望ましいのか。
これまでの活動や経験を活かし、その点にいつも心がけながら対応しています。

04 悩んでいる人たちへ

あなたは決してひとりではない。私がそばについて支えるから

ーーあらゆる事件において、解決のために大切にしていることは何でしょう?

私が常に考えているのは、今申し上げたように依頼者さまにとって何が最も望ましいのかという点です。

協議で素早くまとめたいのか、それとも腰を据えて最後まで争いたいのか。
じっくりお話をうかがったうえで、そのご希望に沿う解決策をご提案するようにしています。

一方で、リスクをちゃんと説明することも大事なことです。
弁護士への依頼は決して安い買い物ではないですから、後悔のないように、しっかり納得して判断いただけるように、デメリットも含めて包み隠さずお伝えするべきでしょう。


ーー誠実に寄り添うな弁護を心がけているということですね。

「辺りを見渡したら無数に残る足跡 そうなんだ ひとりじゃないから 怖くはない」。
これは、私の大好きなポルノグラフィティさんの楽曲「キング&クイーン」に出てくる歌詞の一節です。

たくさんの方々が今、きっとひとりで悩みを抱え込みながら苦しんでいらっしゃるはずです。
でも、決してひとりではありません。
私がそばについて、その悩みを吹き飛ばすお手伝いをさせていただきます。

そんな思いで、愛する地元のためにこれからも最大限、依頼者さまの思いに寄り添った弁護活動を続けていく覚悟です。
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