村井 潤弁護士のアイコン画像
むらい じゅん
村井 潤弁護士
村井法律事務所
なにわ橋駅
大阪府大阪市北区西天満3-2-4 大三ビル5階502
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

電話でのご相談はおよそ10分ほどご相談の概要をうかがい、面談予約のご案内をさせていただきます。 また、スムーズな対応をご希望の方は、メールでのご連絡を推奨しております。 借金・債務整理は、ご相談から事件のご依頼まで法テラス対応いたします。

インタビュー | 村井 潤弁護士 村井法律事務所

金融法務や離婚、借金問題など。30年超のキャリアを武器に、高水準のリーガルサービスを提供

紛争を拡大させない。困っている依頼者を笑顔にしたい。
村井潤(むらい じゅん)弁護士は長年、依頼者の幸せの獲得を目指し弁護活動に取り組んでいます。
大阪に村井法律事務所を構え、弁護士歴は30年超。
数々の有名事件にも携わり、そのキャリアは円熟の域に達しています。

申し分ない経験もさることながら、温厚な人柄も村井弁護士の魅力のひとつ。
依頼者を包み込むような優しさと、悩みの奥底まで寄り添う姿勢が印象的です。
ベテラン弁護士にありがちな気難しさは、一切ありません。

今回は、そんな村井弁護士のキャリア、弁護士としての信念などをご紹介しましょう。

01 弁護士を目指したきっかけ

ラルフ・ネーダー氏に感銘を受け。弱い人を守りたい一心で弁護士に

――弁護士を目指したきっかけを教えてください。

消費者運動の草分けとなった弁護士、ラルフ・ネーダー氏に影響を受けたからです。
私が生まれたのは1961年。
高度経済成長の真っ只中で、世の中は活気に満ち溢れていました。
しかし経済発展の裏では、悲惨な事件も沢山起きていたんですよ。
水俣病やイタイイタイ病などの、四大公害病です。
新聞やテレビでも取り上げられており、連日世間を騒がせていましたね。

そんなある日、学校の授業で一冊の本に出会ったんです。
本には、公害被害に苦しむ方々を救うために戦う弁護士たちの話が綴られていました。
その冒頭に、ラルフ・ネーダー氏のエピソードが書かれていて、立場の弱い消費者を守るために戦う彼の姿に、衝撃を受けました。
弁護士って、なんて凄い仕事なんだ。私も弁護士になりたい!と。
小学校5年生の時でした。
実はそれまでは、野球選手になりたかったんですよ。
生まれも育ちも大阪の、タイガースファンなので(笑)。
ガラリと方向転換したわけです。


――弁護士になるまでの道のりは、いかがでしたか?

長く、険しいものでしたね。
やはり司法試験は、凄く難しくて。
6回ほど受験して、ようやく合格したんですよ。
振り返ると、勉強ばかりしていた苦い思い出だなぁと思います(笑)。
念願叶って弁護士になれたときには、心底嬉しかったですね。

02 これまでのキャリア

金融法務や借金、離婚など。数々の有名事件にも携わり、円熟の境地に到達

――弁護士になってからのキャリアを教えてください。

1993年に弁護士登録をして、現在約30年のキャリアがあります。
最初に所属した事務所では、企業法務を多く担当していました。
中でも注力していたのは、金融法務です。
銀行の不祥事対応や訴訟などを中心に、あとは株主総会の指導もしていましたね。
他にも、借りたお金を返さずに逃げてしまう、いわゆる悪質債務者との壮絶なバトルも数々経験しました。
ちょうどバブルが崩壊した頃で、金融業界は激動の時代だったんです。
当時の法令を細部まで読み解き、銀行のために必死に策を編み出して戦っていましたね。
この経験があるからこそ、今でも金融法務にはかなり自信があります。


――その後、村井法律事務所の開業を?

そうですね。
勤務弁護士をしている頃は、企業系の事件を多く任されていました。
先輩弁護士に助けてもらいながら、恵まれたキャリアを積めたと思っています。
ただ元を辿れば私は、弱い人、困ってる人を助けるために弁護士になったんですよ。
弁護士として、弱い立場の個人の方々を救いたい。
依頼者さまの笑顔を取り戻せるような仕事がしたい。
この想いが強くなり、独立を決意。村井法律事務所の開業に至りました。


――独立後は、どのような事件に対応してきたのでしょうか?

不動産バブルが崩壊したばかりということもあり、破産手続きや債務整理、あとは離婚問題も多かったですね。
特に借金問題はかなり多く経験し、破産管財人も任せていただけるようになりました。

独立後に取り組んだ事件で印象に残っているもののひとつが、藤沢薬品工業の賃金格差問題です。
長年、藤沢薬品に勤務していた女性の研究者が、若い部下の男性に比べて非常に低い賃金で働いていたんですよ。
あまりにも酷いということで、男女の賃金格差を是正するために弁護士数名で受任し戦いました。
会社相手に裁判を起こして、文書提出命令を獲得したんです。
その後藤沢薬品の本社に乗り込んで、賃金に関する資料を出してもらいました。
すると、やはり露骨な男女の賃金格差が発覚。
能力があるのに、女性というだけで安い賃金で働かされる。あってはならないことです。
裁判を通じて女性社員の待遇の改善と、差額賃金を支払うよう求め、和解が成立しました。


――弱い立場の人を守りたい。この信念を貫いた事件ですね。

そうですね。同様の事件は他にもあって。
車いすの女性が大阪市バスに乗車拒否された事件の弁護や、関西で一時期大問題になった電話機リースの詐欺事件など。
悲しい想いをした人、悪質な詐欺に騙されてしまった人を救うため、とにかくがむしゃらに戦っていました。


――ちなみに先生は、企業の社外監査役などのご経験もあるようですが。

独立当初は個人の方の弁護人として、企業を相手にすることも多かったんです。
でもありがたいことに、このような私の経験を買ってくれる企業から、声をかけていただくことも増えまして。
食品会社や、照明器具の会社を始め、さまざまな企業の社外監査役も経験させていただきました。
企業のお役に立つという仕事も、非常にやりがいがあります。
たとえば、食品会社の場合。
食の安全確保が最優先ですが、労働者の環境を良くすることが食の安全につながり、食品を購入する消費者のメリットにもなるんです。
企業に寄り添う弁護活動は、より広く、世の中に良い影響を与えられる仕事だなと思いますね。

個人、企業の枠にとらわれず、世の中を良くしたいという熱意の下で、30年間弁護活動に取り組んで参りました。

03 解決事例

二度目の破産。依頼者との対話で事実を聞き出し、免責を獲得

――弁護士歴が長いので、さまざまな事件の弁護をされてきたかと思います。

離婚問題や労働問題など、ありがたいことにお話できる解決事例は沢山あります。
その中でも、二度目の破産手続きの申し立ての事例を紹介させていただきます。

依頼者さまは家庭の事情で仕事を辞めざるを得なくなり、収入が激減したんです。
その結果、借金が払えなくなり、自己破産したいとご相談にいらっしゃいました。
でも依頼者さまは、数十年前に一度、自己破産の経験があったんですよ。


――二度目の破産となると、やはり認められにくいのでしょうか?

借金の理由にもよりますが、簡単ではないと思います。

私は、なぜ再び借金を作ってしまったのか、裏にある事情を事細かく依頼者さまから聴取しました。
依頼者さまは、交際中のパートナーとお子さんの生活のために、借金をしてしまったんです。
私はこの事情を全て書面にまとめて、裁判所に提出しました。
二度目の破産となると、裁判所の目も冷たいものでしたが…。
負けじと事情を説明したところ、裁判官の理解を得ることができ、無事に破産免責が認められました。


――対応の中で、心がけたことを教えてください。

ひとつは、諦めないことです。
二度目の破産は、やはり難しい場合もあります。
でも私が諦めてしまったら、困るのは依頼者さまですから。
とにかく粘り強い対応は、心がけていました。

あと、本件に限らず全ての事件に共通して言えることですが、事案の背景を包み隠さず話してもらうことも大切です。
ちょっとマズいな…と思って隠そうとすると、トラブルは更に拡大するかもしれません。


――正直に話して貰うために、気をつけていることはありますか?

聞く姿勢です。
弁護士の中には、依頼者さまに法律論をビシッと振りかざす方もいます。
でも私はそうではなく、とにかく丁寧に。
時間をかけて依頼者さまからお話を聞くようにしているんです。
もちろん、法律上できないことはきちんとお伝えします。
でも、依頼者さまとは「議論」ではなく「対話」の姿勢で話すよう心がけていますね

04 信念、今後の展望

紛争を拡大させない。トラブルの根源を探し、依頼者の幸せを追求

――弁護士としての信念を教えてください。

紛争を拡大させないことです。
話し合いで決着がつかなければ、裁判手続きに移行します。
でも裁判の判決は、大半のケースが100か0かの結果になってしまうんです。
すると、納得できない方が控訴することになり、争いは長引きます。

お金も時間もかかりますし、裁判を抱えながらの日常生活は、依頼者さまにとっても幸せではないはずです。
ご飯も美味しくないし、何をしても気が晴れない。
そうならないためにも、なるべく交渉で解決したいという想いがありますね。

私は長年のキャリアの中で、さまざまな事件を見てきました。
だからこそ、主張すべきポイント、引いた方が良いポイントがわかるんです。
むやみに紛争を拡大させるのではなく、これからも依頼者さまの笑顔をいち早く取り戻せる解決を、目指していきたいですね。


――今後の展望も教えてください。

人の幸せに貢献できる、とにかく人の役に立てる弁護士であり続けたいです。
大きな事件で名をあげて有名になるというよりは、企業にしても個人しても、その方の幸せを地道に追求していくことが、私の幸せでもあります。

あとは表面的な悩みだけでなく、奥底に潜む「本当の原因」を探り、トラブルを根治できるような弁護士でありたいですね。

法律トラブルがなぜ発生してしまったのか。
実は背景には、家族関係や誰にも言えない悩みが潜んでいることもあります。
「本当の原因」を解決しなければ、トラブルを繰り返してしまうんです。
私は、カウンセラーのように依頼者さまに寄り添って。
トラブルの根底まで追求し解決のお手伝いをする弁護士でありたいです。
電話でお問い合わせ
050-7586-8081
時間外

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。