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ふかぬま こうき
深沼 幸紀弁護士
大本総合法律事務所
大手町駅
東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング20階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

※土日祝はご予約のうえ、面談可能です。

インタビュー | 深沼 幸紀弁護士 大本総合法律事務所

外国人問題に強い国際派。問題の本質を見抜き、妥協なく最善を追求する利他の精神

アメリカのフォーダム大学ロースクールでの留学経験もある国際派の深沼 幸紀(ふかぬま・こうき)弁護士。
倒産案件をはじめ、外国人問題、離婚、交通事故、不動産など幅広い分野で豊富な経験を積み重ねています。
どんな領域においても最良の解決へ導くため、粘り強く闘う姿勢を大切にしているのは、「人生の中でわずかしかない弁護士への依頼を、最大限の対応でお返ししたい」という思いからでした。
その利他の精神は、どのように培われたのでしょうか。
キャリアを辿りながら、深沼先生の弁護活動の源泉に迫っていきます。

01 弁護士を志した理由とキャリア

債権者約7000人の事案も経験。事業再生・倒産案件の調整役として奔走

ーー弁護士を志したきっかけはどんなことだったのですか?

父が勤務する会社が会社更生法を適用する事態になったことから、会社の再建や事業再生に興味を持ったことが最初のきっかけです。
債権者、債務者など利害関係者が多数いる中を調整役として動き回る、その仕事内容に憧れを抱いたんです。
当時は高校生でしたので、そのことが弁護士になることに直結したわけではないのですが、ずっと頭の片隅にはありましたね。


ーー修習後の事務所選びではやはり、事業再生や倒産案件に強いところを志望されたのですか。

ロースクールでも倒産法を勉強しましたし、最初の事務所は、事業再生や倒産案件に強いことが入所の決め手になりましたね。
ですから、弁護士になってからもそうした事案に早くから携わることができました。
多くの倒産案件に携わり、利害の調整に奔走。
内側に入れば、そこは泥臭く、本当に大変な現場です。
お金を返さない債務者がいれば、債権者同士の争いもあります。
誰もが納得できる利害の調整ができればベストですが、全員の声を受け入れてしまうと、どうしても考えにブレが生じてしまいます。


ーーそうした状況をどのように捌いたのですか?

できる限り各関係者の希望は聞きつつ、同時に現実的な解決策について丁寧にご説明し、見通しを示すようにしていました。
そのうえで、ある程度全体の方向性が固まってくれば、事案全体としての最善を追求することに集中しました。

ある事案では、債権者が約7,000人におよんだこともありました。
解決策としてスポンサーを選定することになったのですが、全債権者にその投票権を与える仕組みにしたのです。
少しでも債権者の方に納得感を得てもらうよう、最善を尽くした末の判断でした。

02 得意分野と強み

杓子定規で判断しない。問題の本質に迫り、的確な判断へと導く

ーー債権者にとっては人生がかかっているような状況ですから、収めるだけでも大変です。

弁護士の仕事は揉め事を収め、解消することです。
その意味ではその縮図のような事案に、弁護士になって早々から携わり、経験を豊富に積めたことはとてもプラスになっています。

いまの事務所に移ってからは倒産案件に加え、交通事故や離婚、不動産など幅広い事案に対応していますが、これらも突き詰めれば利害の調整です。
依頼者の方と相手方の利害を、どのように調整し、よりよい落とし所を見つけるかーー。
簡単ではありませんが、より的確な判断をするためにはやはり、どれだけ場数を踏んでいるかが肝になると思います。
「法律ではこうだから」という杓子定規なアプローチではどうしても利害の調整は後回しになりがちです。
そうなると、解決できたとしても依頼者の方の満足度は高くならないと私は思うんです。


ーーそれは、どういうことですか?

法律はあくまでひとつの枠組みを示しているに過ぎません。
たとえば相手が浮気したので慰謝料を請求するとします。
法的には問題がなくても、浮気をした背景に何があるのかによっては、そもそも慰謝料の請求自体が不合理になる可能性もあります。
少なくともそれくらいまで実状に踏み込まないと、現実に沿った納得感のある解決からは遠のいてしまうということです。

03 解決事例、信念

死亡事故の間接損害で、大幅な賠償金増額。及第点で満足せず、最善の解決にこだわり抜く

ーー法律と現実のギャップを埋めたことが功を奏した解決事例があれば教えてください。

交通事故の死亡事案で参考になる事例があります。
依頼者の方は奥様が事故で亡くなられたご主人でした。
ご主人にとっては間接損害になるので、賠償金の大幅な上積みは難しい状況でした。
しかし、依頼者には2人のお子さまがおり、奥様がいなくなったことで、その育児や世話に多くの時間を割く必要が生じます。
依頼者の方の就労に大きな影響が出ることは、明白だったのです。
そうした切実な事情をしっかりと主張することで、相手側の誠意ある対応もあり、想定の数倍になる大幅な増額で決着できました。


ーーまさに依頼者の実生活を考慮し、法律との乖離を埋めたからこその最善の結果ですね。

利害というのは利益と損害ですが、単に一方が得をして一方が損をするというのは少し違うと思っています。
得をする方は、それだけ不当な思いをさせられたわけですから相応の償いを受ける権利があります。
一方で害を与えた側は、それを償う義務があるのです。
うまく両者のバランスをとり、折り合いをつけることができれば、争いごとは双方が納得できるポイントに落ち着くことになります。
そこにたどり着く技量こそが、まさに弁護士に求められる調整力ではないでしょうか。


ーー弁護士としての信念を教えてください。

最後の最後まで、最善の解決にこだわり抜くことです。
交渉の過程で「この金額ならいいだろう」となり、話がまとまりそうになる場面はよくあります。
ただ、交渉の余地はまだ残っている。
そうした場合には、たとえわずかな増額だとしても私は交渉を継続します。
結果がどうなるにせよ、可能性があるなら、依頼者の方にとって少しでも満足のいく解決を追求したいからです。

04 弁護士としての理想像

半歩でもよい状況へ前進を。依頼者のため労を厭わず、ベストを尽くす

ーー弁護士として目指す理想像を教えてください。

弁護士になった当初から「依頼前より半歩でもよい状況に前進してもらいたい」という想いを抱いて弁護活動を続けてきました。
これからも変わらず、その姿勢で、諦めずに最善の解決を追求していきたいですね。

弁護士への相談は、多くの依頼者の方にとって人生の中で一回あるかないかの一大事です。
そうした中で、勇気を振り絞って弁護士に相談することを決意し、私を選んでくださった。
お返しできることは、あらゆる手を尽くした最善の解決しかありません。
だからこそ、それを手繰り寄せるために労を厭わず、常に策を考え続け、ベストを尽くす弁護士でありたいと思っています。


ーー最後に依頼者へメッセージをお願いします。

いまの事務所に入所後、アメリカにあるフォーダム大学のロースクールで留学を経験しましたので、外国人が絡む問題にも対応が可能です。
日本人の方で、お相手が外国人の方の離婚事案、海外に財産がある配偶者の方の相続事案など、国境をまたぐ弁護も豊富な経験があります。

また、交通事故は私自身豊富な経験がありますし、事務所としても一般社団法人「むち打ち治療協会」の顧問弁護士を歴任し、交通事故の被害に遭われた方を全国的にサポートしています。
膨大な知見が蓄積されていますので、難しい事案でも的確な対応が可能です。
他では納得がいかなったという場合でも、遠慮なくご相談ください。
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