悪質リフォーム詐欺業者から被害金額300万円を全額回収!
伊藤 翔太
弁護士
【ご相談内容】※グラディアトル法律事務所全体の解決事例となります。
【依頼前の状況】
70代の依頼者さまは一軒家に住んでいましたが、ある日、トイレが水漏れしました。
自分で修理できないので、たまたまチラシで入っていた業者に電話すると、すぐに駆けつけてくれることに。
すると「トイレに原因があるわけではなく、水道管自体に問題がありキッチンや風呂場など水回りすべて取換・リフォーム工事しないといけない」と説明されました。
「キッチンや風呂場は問題なく使えていたから別にしなくても」と思いながらも、水回りのトラブルは怖いのでお願いすることにしました。
その後、取換・リフォーム工事は3日間で行われ、総額300万近くを支払いました。
翌日、たまたま娘が顔を出しにきてくれたので、このことを話すと、いきなりそんな高額の工事が必要になるのはおかしいと。
そして工事した部分を調べてみると、トイレの水道管だけ変わっている形跡があったものの、他の部分は取り換えたようには見えませんでした。
娘は悪質なリフォーム詐欺業者に騙された可能性が高いと思い、ネットで調べてクーリングオフの書面を送付。
しかし書面は無視され、このままじゃどうしようもないと思い、弊所に親子でご相談に来られました。
【依頼後の結果】
弁護士は
「不必要な取換・リフォーム工事であった部分はクーリングオフができる」
「詐欺の証拠が収集できれば不法行為に基づく損害賠償請求や警察への被害届の提出もできる」との可能性を説明しました。
そして、業者の出方にもよるが、水道局や住宅診断を行う協会への調査依頼、その結果を踏まえたうえでの警察への被害届の提出も並行して進め、交渉ひいては訴訟を提起すべき事案であることを案内しました。
ご依頼後、まず水道局に調査を依頼すると、トイレ以外で水道管を取り換えた形跡はなく、そもそもトイレの取換も不要であった可能性もあると回答がありました。
弁護士は、調査結果をもとに、業者に対して再度のクーリングオフ通知および損害賠償請求や被害届の提出も視野に入れている旨の書面を内容証明で送付しました。
すると業者の代理人弁護士から「200万円返金するので、解決できないか」との連絡が。
しかし依頼者さまの要望は全額返金でしたので、こちらとしては全額返金でないかぎり、裁判や刑事事件にすることも辞さないと強く交渉。
結果、争っても戦えないと判断したのか、業者の代理人弁護士から全額返金する旨の通知が届き、被害金額を全額回収し、無事ご要望どおりの解決にいたりました。
【弁護士からのコメント】
現実問題として、家のトラブルに関する工事・リフォーム業者には、詐欺会社ともいえるくらいの悪質な業者が残念ながら存在します。
そして一軒家に住む高齢の方が狙われる傾向にあります。
ですので、ご自身はもちろんのこと、親や祖父母が高額な工事・リフォームを契約し、契約内容や実際の工事に不審な点があれば、弁護士をはじめ専門家に相談することをおすすめいたします。