中川 素充弁護士のアイコン画像
なかがわ もとみつ
中川 素充弁護士
オアシス法律事務所
新宿御苑前駅
東京都新宿区新宿1-17-2 第三遠藤ビル3階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可

インタビュー | 中川 素充弁護士 オアシス法律事務所

キャリア約25年、医療や投資詐欺に強い人権派弁護士。C型肝炎や安愚楽牧場の集団訴訟などにも参画

誰もが元気を取り戻し、“オアシス”のような心の拠り所になれるようにーー。
そんな思いで悩める人たちの窮状に耳を傾けている、オアシス法律事務所の代表・中川 素充(なかがわ もとみつ)弁護士。
とくに医療過誤や消費者被害、労災などに強く、薬害肝炎をはじめ数々の集団訴訟にも力を注いできました。
「理不尽なことには、徹底して立ち向かう」。
真っ直ぐ前を見つめ、そう言い放つ力強い言葉にはどんな思いが込められているのでしょうか。

01 弁護士としての原点

薬害エイズの被害者支援に参加した学生時代。消費者被害の集団訴訟なども

ーー弁護士登録は今から25年ほど前です(2025年5月現在)。何がきっかけだったんですか?

小さい頃から漠然と憧れていましたが、強い決意に変わったのは大学生のときでした。
薬害エイズ事件の被害者支援活動に関わるようになり、被害者救済のために奮闘する弁護士の姿を見て決心したんです。

それから現在に至るまで、薬害問題はライフワークのひとつになっています。
国と製薬企業を被告とするC型肝炎訴訟に長く携わってきました。


ーーさらに、薬害以外の弁護団活動にも精力的に取り組んでおられますね。

この10年以上にわたって柱に据えてきた活動のひとつが、福島第一原発事故の避難者支援です。
事故後に有志と任意団体「東京災害支援ネット」(とすねっと)を立ち上げ、避難者の実態調査や相談などを行ってきました。

それと並行して力を注いできたのが、原発事故の賠償で後回しにされた避難者らによる損害賠償請求訴訟です。
首都圏弁護団の共同代表を務め、東京電力と国を相手に闘いました。

それ以外にも、和牛預託商法で知られる「安愚楽(あぐら)牧場」の全国被害対策弁護団、「茶のしずく石鹸」の被害救済弁護団をはじめ、消費者被害に関わる全国的な集団訴訟などにも熱心に動いてきました。

02 得意分野と強み①

医療過誤、消費者被害、労災。集団訴訟で培った緻密な準備と法廷戦術

ーー弁護団事件とは別に、普段はどんな相談を受けていらっしゃるんですか?

身近な困りごとから複雑な事件まで、なんでも幅広くお受けしています。
離婚・男女トラブル、相続、交通事故、借金問題、労働事件、インターネットの誹謗中傷、さらに企業法務の経験も豊富にあります。

なかでも私が得意にしているのが、医療過誤や消費者被害、労災などです。
医療の知識が問われるなど、いずれも高い専門性が求められる問題でもあります。


ーーですが、先生の場合は集団訴訟に何度も関わるなど、経験が豊富にあると思います。

これまで国や大企業などを相手に、数々の訴訟に挑んできました。
とくにこうした訴訟では緻密な準備、法廷戦術が求められます。
そこで培ったノウハウや粘り強さは大いに役立っているはずで、私の強みのひとつといえるでしょう。

たとえば、医療過誤です。
この問題を扱ううえで最も重要なのが、綿密な調査です。

そもそもどんな治療が行われたのか、カルテを入手しないといけません。
さらに医学文献や判例を調べたり、医師から意見を仰いだりと、じっくり時間をかけて地道に調査する必要があります。

その後の裁判や交渉の場でこちらの言い分を主張する際に、それを裏付ける重要な証拠になるからです。
その調査や分析の質、精度の高さは、経験値がモノをいうケースが多いんです。

03 得意分野と強み②

見通しを立てて、最適な解決を図ります。中小企業の顧問業務も

ーーSNSを介した投資詐欺をはじめ、消費者被害も深刻ですね。

悪徳商法や投資詐欺は後を絶たないどころか、手口がどんどん巧妙化しています。

だまし取られたお金を回収できるかどうか。
大切なのは、その可能性や見通しをいかに正確に見極められるか、回収の余地があるなら、どう工夫を凝らして回収するかという点です。

そこも消費者被害の実態を熟知しているか否かで、対応や結果は大きく変わっています。
私には、そのノウハウの蓄積があると自負しています。


ーーだからこそ、困ったことがあれば相談してほしいと。

それも、できるだけ早めにご相談いただけるとうれしいですね。
早めに動くことで、回収できる確率が高まるケースもあるからです。

たとえば以前、投資詐欺に遭った方からご相談いただいたときのことです。
そのときは相手の会社が破綻する前に交渉に乗り出したことで、分割払いでほぼ満額を回収できました。

医療過誤も消費者被害も、どれも人の命や健康、財産など人の生活に深刻な打撃を与えかねない重大な問題です。
だからこそやりがいが大きく、「なんとかしたい」と使命感が湧き上がってくるんです。
いくらキャリアを重ねても、その熱量はまったく衰えません。


ーーそのほかに、企業法務にも力を入れているとおっしゃっていましたね。

中小企業の顧問業務を中心に、企業のみなさまからのご相談も積極的に扱っています。

例えば、使用者・労働者間でトラブルになることがあり得ます。
労働者側の代理人を何度も務めてきたので、労働者の目線からお互いが納得できるような紛争の円満解決のお手伝いができます。
また、消費者被害にも詳しいので、消費者の立場を踏まえてリスク回避のためのアドバイスもさせていただけるはずです。


ーーさらに話を広げますが、司法過疎の問題などにも取り組んでいらっしゃるそうですね。

伊豆諸島や小笠原諸島をはじめ、東京にも弁護士不在の地域があります。
そこに税理士や司法書士などとともに定期的に出向き、住民のみなさんに無料の法律・税金相談会を開催しているんです。
活動母体となるNPO法人司法過疎サポートネットワークを設立し、私は現在、理事長を務めています。

04 信念・モットー

理不尽なことには、徹底して抗う。将棋の「銀将」のように、攻守の要となり勝利をつかむ

ーー日々、いろんな事件と向き合う際に大切にしているのはどんなことでしょう?

どんな事件にも臆することなく立ち向かい、粘り強く活動することを心がけています。
理不尽なことに対しては、徹底的にやると心に決めているんです。
実際にこれまで、そうやって数多くの成果を手にしてきました。

ときには、弁護士の枠を越えて活動することもあります。
たとえば、C型肝炎訴訟のときです。

メディア取材を受けたり、学習会を開いて支援者を募ったり、街頭宣伝でチラシを配ったりと、世論を盛り上げようとあの手この手を尽くしました。
それがのちに、薬害肝炎被害者を全員一律救済する法律の制定というかたちで結実したんです。

突然ですが、そんな私のスタイルを将棋の駒で例えるなら「銀将」でしょうか。
機動力が高く攻めで重要な役割になりますし、守りでも要となりうるからです。


ーー先生は将棋がお好きなんですか?

子どもの頃からの趣味でアマチュア三段、さらに日本将棋連盟公認の将棋普及指導員の資格も持っているんです。
月に一度、当事務所で将棋の例会も行っています。

将棋と並ぶもうひとつの趣味が、日本酒などの和酒の研究です。
嗜むのはもちろん、酒蔵を訪ねて酒造りを体験したり、歴史や文化を勉強したり、発酵の科学的な知識を深めたりと、和酒の魅力を広めようと活動しています。
唎酒(ききさけ)師やその上位資格の酒匠、日本ソムリエ協会のSAKE DIPLOMAなど、資格もたくさん取得しています。

そのご縁で酒販店や酒造メーカーから法律相談をいただいたり、日本酒の提案をはじめ飲食店経営のアドバイス、無断キャンセルへの対応なども行っています。


ーー多方面で活躍されているんですね。最後に、読者にメッセージをお願いします。

誰にも言えない不安や悩み、それを吐き出すだけでも、きっと気持ちが楽になるはずです。
私は最大限、みなさまのお話に耳を傾け、親身に寄り添うことをお約束します。
ぜひ安心してご連絡いただけるとうれしいですね。
電話でお問い合わせ
050-7586-7234
受付中

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。