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まるの さとし
丸野 悟史弁護士
弁護士法人本江法律事務所
天神駅
福岡県福岡市中央区天神2-8-41 福岡朝日会館7階
対応体制
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インタビュー | 丸野 悟史弁護士 弁護士法人本江法律事務所

全国初、所有者不明土地を取得して再開発に道筋。知的財産にも強く、商標権を無効にした審判も

東京から移り住んだ福岡を拠点に活動する弁護士法人本江法律事務所の丸野 悟史(まるの さとし)弁護士。
とくに不動産問題に強く、所有者不明土地の取得に関する新制度を全国で初めて利用し、不動産業者の再開発に道筋をつけました。
また、九州では数少ないという知的財産にも詳しい弁護士です。
司法試験予備校の講師も務め、依頼者へのわかりやすい説明にも定評があります。
これまでのキャリアや実績、事件解決へのスタンスなどをお聞きしました。

01 これまでのキャリア

東京で経験を積み、通い慣れた福岡へ移住。司法試験予備校の講師も

ーー弁護士登録後のキャリアの歩みをうかがいます。

はじめに東京都内の法律事務所に勤務し、相続や不動産、知的財産などの事件を重点的に扱ってきました。
それと同時に、複数の司法試験予備校で講師も務めていたんです。

それから縁あって福岡に移り住み、現事務所に移籍して活動しています。
代表の人柄や所内の風通しのよさが決め手になりました。


ーーなぜ予備校の講師をされていたんですか?

講義を通して、学生たちが夢や未来を切り拓く手助けができると思ったからです。
それは、依頼者さまの大切な人生を支える弁護士の仕事と重なる部分もたくさんあります。

さらに、その経験は依頼者さまとの対話にも活かされています。
弁護士はどうしても難しい言葉を使いがちですが、私はいつも伝わりやすい言葉で丁寧にご説明することを心がけているんです。


ーー福岡に移り住んだ理由もお聞きできますか?

九州にあった顧問先の会社を訪ねに、毎月2〜3回ほど東京と九州を行き来していたんです。
福岡で過ごす機会が多くあり、豊かな食文化や街の雰囲気が気に入って移り住もうと決めました。

福岡は食はもちろん、名所もたくさんあります。
私のお気に入りスポットは、愛宕(あたご)神社と水族館・マリンワールド海の中道です。
定期的にお参りしたり、日本では希少なラッコを眺めて癒されたりしています。

02 得意分野と強み①

全国初、所有者不明土地の取得へ新制度を活用。不動産業者の開発を後押し

ーーとくに得意とされている分野を教えてください。

ひとつは、不動産をめぐるトラブルです。
その取引や登記、開発、建築紛争などについて、主に企業やオーナー側の立場で熱心に取り組み、前例のないような難しい案件にも挑んできました。

たとえば、所有者不明土地の取得手続きです。
それに関する新たな法律(表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化に関する法律)の制定によりスタートした新しい制度を、私が先駆けて全国で初めて使ったんです。


ーーそもそも、所有者不明土地とは何ですか?

相続などの際に土地の所有者について登記の名義変更が行われないなどの理由から、所有者がわからない土地、所有者がわかっていても連絡がつかない土地などのことです。

今こうした土地が増えており、その総面積は九州本土に匹敵するといわれています。
土地が管理されずに長年放置されると、周辺環境や治安の悪化を招く危険があるほか、用地を買収できないため公共事業や市街地開発の妨げにもなっているんです。

ただ、法改正によって所有者の所在がわからない場合でも、土地の売買に動きやすくなりました。


ーーそこで、その新たな制度を活用したと。

依頼者さまは、ある地域の開発を計画していた不動産業者でした。
開発に向けて調査を進めるなかで、所有者不明土地が次々と見つかったんです。
その取得手続きに悩んでご相談にいらっしゃいました。

私や依頼者さまだけでなく、判断を下す裁判所にとっても初めてのケースです。
入念に準備するとともに、裁判所とも丁寧にコミュニケーションを取りながら取得手続きを進めました。

ネックになったのは、取得手続きを終えた後の登記でした。
その方法について、法務省が出した通達にそのまま従うと、依頼者さまに不利益が及ぶ恐れがあったためです。


ーーそこはどうクリアしたんですか?

最初に提案した登記は認められないと門前払いされましたが、協議を経て最終的に了承を得ることができました。
通達の抜け穴になっているような点をうまく突いた結果です。

新しい制度の目的は、所有者不明土地の解消です。
ただ、通達に記されていた登記の手法は、煩雑でコストもかかるような内容でした。

せっかく制度ができても、使い勝手が悪ければうまく活用できません。
依頼者さまの利益はもちろん、私が先陣を切ることで制度そのものの今後の円滑な運用につなげたい思いもありました。

03 得意分野と強み②

知的財産に強く、商標権を無効にした審判も。権利取得から幅広くサポート

ーーそれ以外の分野についてもお聞きします。知的財産にも詳しいんですか?

弁護士になって以来、長く携わってきた分野です。
加えて、知的財産に関する業務を扱う国家資格・弁理士の試験も受験し、実務修習を修了しています。

知的財産は法律の中身が複雑で、弁護士業務のなかでも専門性が高い領域とされています。
知的財産に詳しい事務所は非常に限られていますが、その点についても対応できるのが私の大きな強みのひとつといえます。


ーー具体的にどんな相談があるんですか?

たとえば商標権や著作権について、権利者から「侵害している」と警告書などが届いたときの対応です。

相手が主張する商標権が無効であるとする審判を請求したり、取り消されるべき事情などがあればその取消しを主張したりして、相手からの請求を覆すことができることもあります。

そういったトラブルが発生した後の対応だけではなく、予防の観点からも企業のみなさんをサポートさせていただいてます。


ーー予防とは、どういうことですか?

たとえば、新しいブランドを立ち上げるときです。

その際にのちに商標権を侵害していることが発覚したら、たとえばカタログやパンフレットなどもすべて差し替えないといけなくなります。
それまでの準備が、水の泡になってしまう恐れがあるんです。

それを避けるためには、事前の入念な調査が欠かせません。
どうすれば他者の権利を侵害せず、ブランドやサービスを軌道に乗せられるか。
その戦略やマーケティングの段階からお手伝いさせていただくこともできます。


ーーそれは心強いですね。

商標権をはじめとする知的財産は、企業の重要な財産です。
権利を取得する段階から事後のトラブル対応まで、これからも企業のみなさんを守る役目を果たしていきたいですね。

その知的財産を含め、企業法務については契約書や事業承継、債権回収、労働問題など広範囲にカバーしています。
これまで多くの企業の顧問弁護士を任せていただいてきました。

04 弁護士としての信念

逆境から這い上がり、さらに強くなる。漫画家・鳥山明から学んだこと

ーー前例のない事件や専門性の高い分野を扱うことに、躊躇(ちゅうちょ)や難しさは感じないんですか?

昔から探究心が旺盛で、何事もとことん突き詰める性格でした。
困難な壁であればあるほど、気持ちが高ぶり、乗り越えたくなるんですよね。
登山家と同じような気持ちなのかもしれません。

逆境や劣勢に立たされても、どうにかして解決案を探し出す。
それが私の持ち味だと自負しています。
もしほかの弁護士に断られても、希望を捨てずに私にご相談いただけるとうれしいですね。


ーー力強く、依頼者を支えると。

たとえ窮地に追い込まれても、そこから這い上がって強くなる。
私はこれまで、そんな思いで難しい事件にも向き合ってきました。

それを教えてくれたのは、急逝された漫画家の鳥山明さんでした。
代表作の『ドラゴンボール』では、孫悟空たちが瀕死になっても復活し、どんどん強くなっていきますよね。
実は私の「悟史」という名前は、父が大好きだった『ドラゴンボール』の孫悟空からきているんです。
私自身も何度も読み込んだ大好きな漫画です。

今つらい思いをされている方々も、その先にきっと明るい未来が待っているはずです。
私がすべてをかけて、困難を乗り越えるお手伝いをさせていただきます。
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