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すぎやま ひろたけ

杉山 弘剛弁護士

福岡大名法律事務所

赤坂駅

福岡県福岡市中央区大名2-6-31 大名コーポラス701

対応体制

  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可

依頼者の「気持ち」こそ解決のカギ。徹底した優しさと法律の基礎に忠実であり続ける

父親が裁判官という家庭で生まれ育ち、幼少期から法律問題を身近に感じていた杉山 弘剛(すぎやま ひろたけ)弁護士。
コロナ渦でも事務所独立という決断をし、お世話になった先生の知恵を守り続けながら、依頼者へ寄り添う姿勢を貫いています。
初回の相談は無料、そして依頼者とのやり取りはLINEで行うなど、相談に対するハードルの低さを徹底されています。
今回は、杉山先生の弁護士になるまでの歩みや弁護士としての強み、大切にしている信念についてお聞きしました。

01 弁護士になるまでの歩み

裁判官の父。法律が身近だった子供時代


ーー杉山先生が弁護士を目指すきっかけについて教えてください。

父が裁判官を務めていたのが、きっかけです。
政府が控訴を取り下げたことでニュースにもなった、ハンセン病訴訟判決も関わっていた裁判官でした。
家に帰っても仕事するような父でしたので、日常生活で法律について触れる機会も多く、自然と興味が生まれたのかなと思います。
官舎で暮らしていましたので、周りも裁判官の家庭が多く、一緒に遊んだ子供の両親は裁判官であることが多かったです。


ーーお父親さまが裁判官だったんですか…!普段から法律に触れる子供時代だったんですね。

はい。だから大学時代は、ちょっとした親への反抗として経済学部に進学しました(笑)。
私が大学に進学した時は、ちょうどソビエト連邦が崩壊した時期で、自由主義経済学が全盛を迎えていました。
経済学にはいろんな考え方があるのですが、共通するのは正義の体系であるところです。
自由主義経済学の立場からは競争制限的な規制が悪ということになるのですが、そうなると多くの職業や既存の仕組み、そこから生じる利益が悪となってしまうのか、思い悩みもしました。
けっきょく何の結論も出ませんでしたが、何が正しくて何が正しくないか、色んなことを考えるきっかけになりました。


ーー何が正しくて、何が正しく無いか…親への反抗で法律から離れた経済学部へ進学したものの、法律に通ずるような経験をされたんですね。

そうですね。
ただ企業法務のご相談をいただいた際は、純粋に経済学で学んだ知識が生きています。
例えば、独占禁止法に関わるご相談をいただいた時は、経済学的な発想が役に立つことが多いです。

02 弁護士として心がけていること

最初の相談はハードルの低さが肝心。LINEを活用して門戸広く


ーー杉山先生のブログから、先生の優しい人柄が見えて親近感を抱いています。

ありがとうございます。
依頼者が初めての相談でも気軽にお声がけしやすいような工夫は、一番意識しています。
最初に相談した弁護士がすごく怖くて、他の先生に相談したいと探していたところ、私のホームページを見つけて、とても優しそうと感じてご連絡をいただいたこともありました。

依頼者は、抱えている問題で心理的に追い詰められていることが多いです。
そんな時、少しでも優しい姿勢で寄り添えることが、とても重要だと考えています。
まずは優しくお話をお伺いして、気持ちを楽にしてもらうことを心がけています。


ーーLINEでの相談申込を受け付けていらっしゃいますね。

最近はスマホで過ごすことが増えているので、事務所のLINE公式アカウントを取得し、有効活用させていただいています。
依頼者がご相談に乗りやすいのはもちろんですが、私自身もレスポンスを早くできるのが心強いです。
依頼者にとって、少しでも早く返事が返ってくることは安心につながるので、重宝しています。


ーーブログ投稿で、趣味のお話も書かれていらっしゃいますよね。最近はどんな事を趣味にしていますか?

最近は子供と一緒に遊ぶことですね。
姉と弟の2人いて、子供たちも「お父さん優しい」と言ってくれます。
ただ優しすぎるのか、妻の言うことは聞くのに、私の言うことを聞いてくれないようになっているのが気になっています(笑)。

03 弁護士としての強み

依頼者の感情こそ解決のカギ。笑顔と感謝で終えられるために


ーー現在、注力している分野は何でしょうか?

交通事故や債務整理、相続のご相談をよくいただいています。
とくに最近は、債権回収や離婚のご相談が増えていますね。
ただ、あえて注力分野を設けてはおらず、依頼者が日常で抱えるような民事問題は、幅広くご相談に乗るようにしています。


ーーあえて注力分野を設けず、民事問題を幅広く受ける上で、意識されていることは何でしょうか?

法律ってお堅いイメージがあるかもしれませんが、事件解決のためには、実は依頼者の気持ちがとても大事です。
依頼者が抱いている不安や感じている理不尽さを引き出すことで、法律的に解決の方向性が見えてくることがあるからです。

例えば相続のご相談ですと、依頼者から相手側に対する不満の声を聞くことがありますが、じっくり話を聞くことで「そういう事情や背景があったのか」と、依頼者の置かれている状況を深く知ることができます。
その上で相手側とお話しすると、依頼者と相手側の関係性が掴めていきます。
ここで初めて、事件の枠組み、全体像が見えてくるんですよ。
全体像が見えれば、あとはどの法律が使えるのか、アイデアを当てはめていく。
そうすると、次々と新事実が出てきて、解決へ進めていくことができます。


ーー依頼者の感情こそ、解決へのカギなんですね。先生が、優しい姿勢を大事にされていらっしゃるのも頷けます。

依頼者が全ての事実を把握されていらっしゃるとは限りません。
依頼者の言葉にしづらい部分に、新しい糸口が隠れていることが多いです。
事件の実態を把握するためではありますが、何よりも、依頼者の気持ちに寄り添うことが、本当の解決につながると信じています。

多くの依頼者さまは最初ご相談に来られる時、とても暗い顔をされているんですよ。
そんな依頼者さまが、お帰りになる頃には、笑顔になっていただけることがとても嬉しいんです。
笑顔と感謝で締め括れるよう、事件解決に努めていきたいですね。

04 心の底で灯し続ける信念

独立に悩んで10年。恩師の教えを守り続ける


ーー杉山先生は2020年に事務所開設と、コロナ渦真っ只中での独立でした。

以前所属していたのが、福岡県弁護士会会長や日弁連の副会長も務めていらっしゃった藤井 克己弁護士の事務所でした。
沢山のことを学ばせていただき、居心地もとても良かったんです。
一方で、若いうちに独立しておきたいという気持ちもあり、年月を経ていくごとにプレッシャーが大きくなっていました。
在籍して10年経った頃、やっと覚悟を決めることができ、独立の準備を進めたんです。
そしていざ事務所開設という時にコロナ渦となり、独立7日目に緊急事態宣言も発令されたんです。
「これからお客さん集めるぞ!」と張り切っていた最中でしたから、ショックは大きかったですね。
なんとか事務所を維持できるよう工夫して、今に至ります。


ーー意を決した独立だったにも関わらず、とんでもないタイミングでのスタートだったんですね。
そんな大変な時期を乗り越えられたのはなぜでしょうか?


藤井先生から学んだ知恵を受け継いでいきたいという気持ちがあったからですね。
藤井先生からはよく「基本的なところに戻って考えなさい」と教えていただきました。
法律には、なぜこの法律が生まれたのか、その背景が必ずあります。
行き詰まった時、法律の基礎の部分に立ち戻ると、答えが出るという経験が何度もありました。

法律は、人間の尊厳の上に成り立っています。
だからこそ、依頼者の利益を最大化するために、法律が生まれた根本の部分に立ち戻る姿勢は、今でも大事にしていることですね。


ーー危機を乗り越えた先生ですが、これからはどんな事務所にしていきたいとお考えですか?

ありがたいことに、ご相談いただく方の数も増えており、事務所の人数も増やしていきたいと思っています。
ただ、事務所の規模が大きくなったとしても、依頼者と近い距離感を維持できる体制は徹底していきたいですね。
LINEのレスポンスの早さなど、小さい積み重ねが依頼者の信頼に繋がります。
事務所のポリシーとして、そこだけは変わらず維持していきたいと思っています。
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