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いまにし まこと
今西 眞弁護士
弁護士法人ALG&Associates 福岡法律事務所
天神駅
福岡県福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡4F
対応体制
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注意補足

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インタビュー | 今西 眞弁護士 弁護士法人ALG&Associates 福岡法律事務所

依頼者はみんな「家族」、だから絶対に守りたい。学校や病院の労務に強い弁護士の信念

趣味のサーフィンでこんがり焼けた精悍(せいかん)な表情と、引越しの仕事で鍛えた屈強な体つき。
弁護士法人ALG&Associatesの福岡事務所を任されている今西眞弁護士は、ひと目見たら忘れられない人かもしれません。
家事事件や一般民事に加え、過酷な労働環境に悩まされている学校や病院の労務にも精通しています。
フランクな語り口で、「依頼者は家族だ」と話す真意に迫りました。

01 弁護士としての活動

バイクの死亡事故。実際に現場を運転し、スピード超過を覆す


ーー今は福岡事務所の所長をされていますが、弁護士になって最初に入ったのがALG&Associatesなのですか?

はい、最初の1年は大阪事務所に在籍し、2年目から福岡に異動して事務所の立ち上げから関わることになりました。
当初は私と事務員の2人だけで、兄弁やボスに教えてもらえるような環境ではありませんでした。
事件はすべて自分の責任で扱っていたので、依頼者からの評価や反応もすべてダイレクトに跳ね返ってきます。

大変でしたが、その分やりがいがありましたし、楽しかったですね。
もともと人に教えられて、その通りにやるタイプの人間ではありません。
自分で調べて、何が問題なのかを突き詰めないと納得できない性格でした。
その点、所長に裁量を持たせてくれる事務所の方針は、私に性格に合っていたのでしょうね。


ーー突き詰めないと納得できない。弁護士にとって大事な素養のように思います。

弁護士に最も必要なことだと思いますね。
それを物語るエピソードとして、例えばこんな交通事故の事案がありました。

依頼者は、息子さんを車とバイクの衝突事故で亡くされた親御さんでした。
この事件は当初、時速160キロでバイクを運転していた息子さんに大きな過失があるとされたのです。
警察の捜査記録を確認すると、確かに防犯カメラにはバイクが猛スピードで走っている映像が残っていました。

ただ、現場は街中にある一般道でした。
普通に考えたら、相当見通しが良くないと160キロなんて出せないはずです。
私もバイクを運転していたことがあるので、直感的にそう思ったのです。


ーーそれからどう事実解明を進めていったのですか?

バイクを借りて、実際に事故現場を走ってみました。
そして、「160キロも出せるはずがない。絶対に減速している」と確信したのです。

現場は見通しのいい直線道路ではなく、減速しなければとても怖くて走れない場所でした。
「これはおかしい」と、衝突した車の凹み具合を計測するなど再調査し、改めて裁判所へ文書送付嘱託を申し立てると、これまで開示されていなかった刑事記録が出てきました。これをみると、事故直前にバイクが減速していた可能性を示唆するものでした。

それで裁判所の心証が変わり、確かにスピードは出ていたのですが、80〜90キロ程度と認定されるところまで持っていくことができ、過失が100%とされても不思議ではないところを、30%で和解できました。


ーーふとした疑問が、決定的な証拠の発見や形勢逆転につながる可能性があるのですね。

この事件では、現場に行って実際にバイクで走ってみたことで、疑問が確信に変わりました。
あとは、証拠を見つけ出し、ゴールに向かって、一つひとつ丁寧に事実を積み上げていくだけです。
「私たちの主張が正しい」と信じきることができれば、必ず目指すゴールにたどり着けるはずだと思って取組んでいます。

02 現在注力しているテーマ

学校や病院の労務をサポート。原点は引越し業界で働いた過去


ーー交通事故の事例をお聞きしましたが、事件の種類についてはどんな分野に力を入れているのでしょうか?

最も熱心に取り組んでいるのは、学校や病院の労働問題です。
私の得意分野で、書籍の出版やセミナーでの講演活動もしています。

近年、教師や医者の過酷な労働が問題視されるようになっていますよね。
「働き方改革」の流れを受けて、労働環境を是正しようとする動きが広がっています。
ただ、とくに学校や病院は法律と現場の実態との乖離が大きく、弁護士は避けたがる傾向があるように思います。

いきなりすべての法令や規則を守ろうとすると、現場が倒れてしまいます。
重要なことは、いかにソフトランディングさせていくかです。
そこで、小中高校、また保育園なども含めて、教育現場で働く方々と就業規則の見直しから、法令遵守のためにまず何から始めればいいか、そして最終的にどこを目指すか、そのあたりのことを話し合いながら進めています。病院も同じです。


ーーなぜ他の弁護士が扱いたがらないことを率先して引き受けるのですか?

声をかけてくださるみなさんが、本気だからです。
本気で状況を変えたいという熱量に、心を突き動かされるのです。
「無理です」というのは簡単ですが、私にできることがあるなら、なんとかお役に立ちたい。そう思うのは、自然なことでした。

それと、労働問題は昔から身近なテーマだったことも大きいのかもしれません。
私はストレートに弁護士になったわけではなく、大学卒業後は5年ほど引越し業界で働いていました。
最初は荷物を運ぶアルバイト助手から始め、次第に大きなトラックの運転も任されるようになりました。
その後、法科大学院へ進むのですが、そこで、たまたま労働法で有名な弁護士と出会ったこともあり、試験科目は労働法を選びました。
自然と興味が湧きやすい分野だったのだと思います。


ーー学校や病院の労務以外では、どうでしょうか?

数としては多いのは、離婚をはじめとする家事事件や、交通事故などの一般民事ですね。
事務所としてはとくに例外を設けず、ご相談いただいたものはどんな事件もお受けするようにしています。

福岡事務所には、個性的な弁護士がたくさんいるんですよ。
中卒で弁護士資格を手にした先生や、「ITストラテジスト」という資格をもつIT事情に詳しい先生、それに元検察官などです。
それぞれの分野で突出した経歴の持ち主が集まっているので、専門的で高度な事件にも十分対応できます。

03 弁護士としての信念

依頼者は「家族」。だからこそ、できることは何でもする


ーー依頼者と心を通わすために、大切にしていることはありますか?

依頼者のみなさんは、全員が「私の家族だ」と思うようにしていますね。
「もし母親からの相談だったら…」「弟が巻き込まれた事件なら…」と、家族のように大切な人からのご相談と受け止めて、親身にお話を聞くようにしています。
そうすると、おのずと「この人のためにできることは何でもしよう」という強い決意が湧いてくるのです。

私自身、人生は回り道ばかりしてきました。
だからこそ、それが思い悩んでご相談に来られた方々への親身な対応に少しでもつながっていれば、こんなにうれしいことはありませんね。

04 今後の目標

これからも福岡に根を張り、個性あふれる集団に


ーー最後に、今後の目標と読者へのメッセージをお願いします。

福岡事務所を立ち上げてから、もう7年ほどになります(2021年2月現在)。
私自身、出身は奈良県ですが、福岡にはもうずいぶん長く暮らしています。
人もいいし、食やお酒も最高。海も比較的近いので、趣味のサーフィンを楽しむにも最適です。

ここにできるだけ長くいたいですし、ほかの弁護士たちにもそれぞれの得意分野をどんどん極めていってほしいですね。
個性豊かな弁護士集団として、地域のみなさんのために尽くしていきたいと思っています。

思いつめずに、気軽に事務所にお越しいただけるとうれしいです。
きっと、何かしら解決策が見つかるはずです。
最後は心の重い荷物を降ろして、笑って終われるように、一緒に解決策を探していきましょう。
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