暴行罪で逮捕!示談不成立・被害届の取下げ無しでも不起訴を獲得
久米 孝和
弁護士
【ご相談内容】※グラディアトル法律事務所全体の解決事例となります。
【依頼前の状況】
依頼者さまは酒に酔って記憶もあいまいになった状態で電車を利用しようとしたところ、駅の構内において、勤務中の駅員とトラブルになってしまいました。
そして激高した依頼者さまはその駅員の腕をつかみ、足を蹴るという暴行を加えてしまいました。
駅員は怪我をしませんでしたが、警察に暴行罪で逮捕されてしまいました。
依頼者さまは翌日に釈放されましたが、なお起訴される可能性があると警察に伝えられていました。
そこで刑事事件を多数取り扱っている弊所にご相談いただきました。
【依頼後の結果】
ご依頼後、弁護士はすぐに鉄道会社に連絡をとり、「被害弁償をし、被害者と鉄道会社に謝罪をするので、被害届を取り下げてほしい」という依頼者さまの意思を伝えました。
しかし鉄道会社への被害弁償の申し出は受け入れられたものの、被害者には金銭による解決は受け付けられないと示談を拒否されます。
また被害者としては謝罪を受けいれる気はなく、被害届は取り下げないという意思は固いとの回答を受けました。
さらに鉄道会社からも、駅員に対する暴行事件の危険性を社会に知らせるため、刑事処罰を求めないとの意思表示をすることはできない、宥恕文言(許しますという示談書の文言)はつけられないとの意向を示されてしまいます。
被害届の取下げや示談による事件の解決はほぼ望めなくなったところ、一旦は警察や検察の出方をみるという対応をせざるを得なくなります。
この期間、弁護士は、今後想定される手続きの流れや警察や検察から連絡があった場合にとるべき対応など、依頼者さまの質問に対し丁寧にお答えし、不安を軽減するように努めました。
その後、依頼者さまのもとに担当検事から連絡がありました。
そこで弁護士は
「これまで誠意を尽くして謝罪をしてきたこと」
「示談の申し入れをして被害弁償をしていること」
「人柄や事件後の行動」などを記載した意見書を作成し、反省文を添えて担当検事へと送りました。
その結果、ご依頼者は晴れて不起訴処分となりました。
【弁護士からのコメント】
本件では、事件日から不起訴の判断がされるまで2ヶ月以上かかりました。警察や検察の事件処理に時間がかかると、その間、起訴されてしまうかもしれないという不安な日々を過ごすことになります。
本件のように、刑事事件に詳しい弁護士が、捜査機関の動きや依頼者さまがとるべき対応について、具体的な状況に応じてアドバイスできれば、その不安をいくらか和らげることができます。
刑事事件を起こしてしまい、警察や検察の捜査に対してどのような対応をしてよいのかわからず困っているという方は、ぜひ一度、弊所にご連絡ください。