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みやもと けんた
宮本 健太弁護士
三宅坂総合法律事務所
霞ケ関駅
東京都千代田区内幸町2-1-4 日比谷中日ビル6階
対応体制
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インタビュー | 宮本 健太弁護士 三宅坂総合法律事務所

鹿島アントラーズから弁護士に?四大法律事務所出身の宮本健太弁護士が語る「諦めない」挑戦の原点とは。

「私の最大の強みは忍耐力。つまり、最後まで諦めずにやりとげることです」

弁護士としての責任と覚悟をもち、力強くそう話すのは三宅坂総合法律事務所に所属する宮本 健太(みやもと けんた)弁護士です。

サッカーで培った集中力・忍耐力と、四大法律事務所で培った経験を武器に、日々法律問題に悩む依頼者様と向き合っています。

契約書のリーガルチェックから紛争解決まで健全な企業活動をサポートしつつ、スポーツ選手・経営者・労働者といった個人の方の法律問題解決にも取り組んでいます。

弁護士として挑戦を続ける宮本健太弁護士の原点とは。

01 原点とキャリア

大手事務所での実績とサッカーの経験を武器に悩む人を救う

――宮本先生が弁護士を目指したのはなぜですか。

小学校から高校まで鹿島アントラーズの下部組織でサッカーをしていたので、高校生の途中まではサッカー選手になることが夢でした。毎日サッカーに打ち込む日々でしたが、プロ選手との間にある大きな壁を感じるようになり、違う世界にチャレンジすることも考えるようになりました。そんな中、高校3年生の頃に、弁護士が主人公のドラマ『リーガル・ハイ』を見たことが、弁護士という職業に興味を持った最初のきっかけでした。
ドラマなので実際の弁護士業務とはかけ離れた場面もあります。
しかし、主人公である古美門(こみかど)先生が、「法律」という手段を使って依頼者を助ける姿を見て、弁護士としての仕事に憧れを感じました。当時はほとんどのセリフを暗唱できるぐらいにどはまりしていましたね。絹美村公害訴訟の回で、古美門先生が「ふれあいセンター」で見せた長台詞は圧巻でした。

また、弁護士になることは簡単ではないということも分かっていましたので、サッカーに代わる次の挑戦という意味では、すごくやりがいがあって良いかなと感じました。

その後、高校3年生の終わり頃から弁護士になるために猛勉強。1年間の浪人生活を経て慶應義塾大学法学部に入学しました。入学後も、「早く弁護士として働きたい」という思いでひたすらに勉強を続け、大学3年時に予備試験に合格、大学4年時に司法試験に合格しました。今振り返れば、毎日毎日何時間も勉強していましたね。


――宮本先生がはじめて入所したのは、大きな事務所なんですね。

はじめて入所したのはアンダーソン・毛利・友常法律事務所です。
この事務所は、いわゆる四大法律事務所といわれており、上場企業をはじめとする大手企業を主な依頼者とする事務所です。ビジネス法務の最先端を経験することは、この先の長い弁護士人生においてきっと役に立つだろうと思いましたので、入所を決断しました。

実際、M&A、不正調査、労務、訴訟・紛争案件などの企業法務案件を幅広く経験し、新聞の一面に載るような大きな事件にも携わりました。中でも特に力を入れていた案件は、訴訟・紛争案件です。M&Aに関する紛争、役員の任務懈怠責任を追及する訴訟、労働紛争、誹謗中傷に関する紛争など、多様な紛争案件に対応し、経験を積みました。

また、事務所内部には企業法務に精通した有名な弁護士がたくさんいましたので、そのような一流の先生の仕事ぶりを間近で経験できたことも、とても貴重な財産だなと感じています。


――その後、今の事務所に入所されたのですね。

前の事務所で実力をつけるうちに、私個人へのご依頼をいただく機会が増えてきました。前の事務所では個人事件を扱うことが事実上難しい面がありましたので、私個人へのご依頼にもきちんと応えたいと思い、今の事務所へ移ることを決意しました。


――現在、宮本先生が手がけている事件の分野を教えてください。

現在、主に扱っている分野は、中小企業や個人事業主の法的支援、現役スポーツ選手や元スポーツ選手への法的支援、労働問題、訴訟・紛争案件などです。

中小企業や個人事業主の方へのサポートの内容は、案件によって様々です。「こういう事業を考えているのですが法的に問題ないでしょうか」というビジネススキームの適法性チェックに関するご相談もあれば、「業務委託先と揉めてしまったので対応してもらいたいです」という紛争案件まで、幅広く扱っております。時には複雑難解な相談が来ることもありますが、四大法律事務所での経験を活かして、最良の結果を常に追求しています。

一方で、もともと鹿島アントラーズの下部組織で小学校から高校までサッカーをしていたこともあり、その経歴やつながりから、現役スポーツ選手や元スポーツ選手、スポーツ関連事業を行う法人からのご依頼も多く受けております。スポーツ選手に関する契約形態や、スポーツ業界の暗黙知など、あまり一般には知られていない点にも知見を有しております。スポーツビジネスの世界の動向については、常に注視していますね。

また、企業側のみならず、労働者側の労働問題にも力を入れて取り組んでおります。会社側の労働問題を多く扱った経験がありますので、その経験を踏まえて、こういう風に対応すれば効果的だろうという勘所を押さえて対応することができています。

02 解決事例①

相手の手のうちを見る。不当解雇を理由に有利な和解を獲得

――これまで、どのような事件を解決してきましたか。

これはサッカー選手の労務問題に関する事例です。

ある日、サッカー選手が一方的にクラブチームから解雇されたと相談に来ました。
選手とクラブチーム(運営会社)との契約形態はさまざまですが、この事件の依頼者様は法律上の労働者に該当すると整理できる事案でした。

そのため、解雇後の未払賃金や不当解雇に対する慰謝料などを獲得できたという事件です。


――この事件でこだわった点を教えてください。

この事件では大きくふたつのことにこだわりました。
ひとつ目は提案する和解金額の算定根拠を明確にすることです。

相手方である運営会社は、交渉の場で和解金額が提案されれば、それを社内で検討することになりますが、提案された金額に合理的な根拠がないと、承認することは簡単ではありません。
私は使用者側で労働事件に関与する機会も多いので、その経験を活かし、提案する和解金額の根拠を明確にして算出し、相手が納得しやすいロジックを組み立てました。


――もうひとつのポイントも教えてください。

ふたつ目は相手の動きを予測したことです。

もし、交渉が決裂して訴訟に発展すると、相手は追加のお金や時間を使うことになりますが、相手がそれをとても嫌っている様子がうかがえました。おそらく、訴訟になるくらいならある程度要求を飲んでもよいというようなスタンスを取っていたのだと思います。

そのため、私としてはかなり強気な和解金額を提案しました。ある程度強気な金額設定でも、そこから多少減額した金額で和解できると踏んだからです。その結果、予想どおり、当初の提案額の90%相当の金額で、和解することができました。

この事件は、事件の流れから獲得できた金額まで、ほぼ私の予想どおりに進みました。

03 解決事例②

契約書を生成AIに作らせてはならない。契約書チェックの意義

――企業法務では、どのような活動をしていますか。

最近のトピックに関連してお話しすると、「契約書なんて生成AIで作れば大丈夫」とお考えの経営者様に注意喚起をしたいです。

最近は、生成AIを使って作成した契約書のレビューを依頼されることも増えてきました。生成AIは確かに便利ですが、完璧な契約書を作ってくれるわけではなく、良し悪しを判断するのも契約書に責任をもつのも人間の仕事です。

そして、良し悪しを判断するには、専門的な法律の知識と、事業内容への正確な理解が必要です。生成AIを使って作成した契約書について私がレビューをすると、契約書内容と、事業の実態とが著しく乖離しており、およそ契約書が何の役にも立っておらず、むしろ自社に不利になっているものすら多く見かけます。

生成AI時代でも、企業法務には弁護士がいなくてはなりません。
内容にもよりますが、契約書の作成を弁護士に委託しても、数万円〜10万円程度で済む場合もあります。一方で、契約書の不備があった場合、もしかすると、数百万円・数千万円のトラブルに巻き込まれるかもしれません。そう考えると、きちんとした契約書を作っておくコストとしては、決して高くないと思います。


――生成AIに契約書を作らせるメリットはないかもしれませんね。

金額の大きい事業の契約書にも気をつけなければなりません。
例えばITの開発案件では、発注額が数千万円になることもありますが、その分何か起きたときの損害額も高額になるケースがあります。
これは、企業だけでなく個人事業主(フリーランス)にも該当する話です。

生成AIに作らせるだけでは不十分なのはもちろん、委託内容や責任範囲などを正確に理解し、契約書に反映させる必要があります。

法的に有効な形で記載しないと、トラブル発生時に契約書が守ってくれません。
契約書が必要なのは契約時ですが、その真価が問われるのはトラブル発生時です。

私自身は、これまで紛争業務を多く扱ってきた経験がありますので、紛争局面になったときに耐えうる契約書であるか、という逆算的な考え方も使って、的確な契約書を作成するよう心がけております。

04 弁護士として心がけること

判断できる材料を的確に説明。相談者様の納得のいく決断をサポート

――宮本先生は、弁護士として、どのようなことを心がけていますか。

法律問題を抱えてご相談に来る方々は、多かれ少なかれ現状に不安を抱いていらっしゃいます。そのため、まずはしっかりとご相談者様から事情をお聞きし、その上で、どこが法的に問題で、今後どういう手段をとることができて、どの程度理想とする結果を得られる可能性があるかといった情報を、できる限りわかりやすくお伝えするよう心がけています。分かりやすい説明があるからこそ、ご相談者様もご自身で納得のいく決断ができると思います。

また、精神論にはなりますが、諦めないこと、最後までやり抜くことは、常に意識しています。
凡事徹底という言葉もあるように、基本的なことを忠実に、きちんとやり抜くことが、良い結果を得るためには重要なことだと思います。依頼者様は、私を信頼して、私に託しているわけですので、その思いに常に応え続けたいです。


――宮本先生から法律に困っている人へメッセージをお願いします。

法律問題の怖さは、起こっている問題の深刻さを専門知識なしには評価できないことです。
そのため「少し困っているけど、まだ大丈夫だろう」と思っていても、既に大きな問題に発展していることもあります。

「風邪はひきはじめが肝心」といいますが、法律問題についても同じです。早めにご相談いただくことで解決できた事例は山のようにありますし、逆に相談が遅くなってしまったことで望むような解決にならなかったという事例も多くあります。

相談のハードルを下げて、なるべく早期に相談にいらしてほしいという思いから、私自身は、初回相談を無料としております。是非お気軽にご相談いただけますと幸いです。
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