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たもと のぶお
田本 伸雄弁護士
せせらぎ法律事務所
久屋大通駅
愛知県名古屋市中区丸の内3-5-10 名古屋丸の内ビル7階
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インタビュー | 田本 伸雄弁護士 せせらぎ法律事務所

お金より大切なことがある。依頼者さまの気持ちに徹底的に寄り添える名古屋市の弁護士

愛知県名古屋市にある、せせらぎ法律事務所の共同代表を務める、           田本 伸雄(たもと のぶお)弁護士。
小学生のころ、学校でトラブルがあったときには自らの正当性を主張したり、友人を守ったりしていたとのことです。

現在でもその正義感は健在で、弁護士としての利益を優先するのではなく、依頼者の気持ちに寄り添って弁護しています。

動物の医療過誤事件では慣れない医学専門書を読みあさり、交通事故では市場価格は低くても高額で取引される自動車をもつ依頼者のために奮闘しました。

田本先生は、なぜ依頼者のために戦うのでしょうか。

01 弁護士になったきっかけ

子ども心に芽生えた正義感。正当性を主張して守った友人

――子どものころは、どのような性格だったのですか?

小学校で集団生活をしていると友人と喧嘩になることもありますよね?
間に入った先生は事実を知らないため説明する必要があります。
その際、自分の正当性を主張することがよくありました。


――正当性を主張するのはご自身のことが多かったのですか?

そうとは限りません。
いじめられて困っている友達がいると、その友達が悪くないことを先生に主張したこともありました。

ただ、友達全員を思うように救えたわけではありません。
今から思うと、もっと助けられたのではないか?と自分に対して思いますね。


――そういったご経験をされるなかで、弁護士を目指そうと思われたのですか?

そうですね。
先ほどの経験に加えて、大学生のころには留学生を支援するサークルに入っていたこともあります。
実際にかかわってみると、当時はまだ外国人に対する偏見も多く、それを変えていくことの大切さを身に染みて感じました。

そういった経験から困っている人を助けたいと思い、弁護士を目指しました。

02 弁護士としてのキャリア

交通事故に自信あり。子ども同士のネットトラブルにも対応

――これまでどのような分野の事件を扱ってきましたか?

これまで何度か事務所が変わっていますが、現在の事務所は共同で経営しており私も共同代表の一人です。

これまで労働事件や刑事事件、それに離婚や相続を扱ってきました。
また、以前勤めていた事務所が損害保険会社と顧問契約を結んでいました。
そのため、数多くの交通事故の経験があり、どのような事案でも冷静に対処できる自信があります。


――ほかにも力を入れている分野はありますか?

近年、インターネット上で知り合いになった子ども同士のトラブルの相談を受けます。
たとえば、オンラインゲーム上の友達と喧嘩になったときに、顔写真や実名を公開されたなどのトラブルです。

このような相談を親御さんからいただくことが多くあります。

03 強みを活かした解決事例①

市場価格と乖離した車の価値。少しでも納得してもらうために

――印象に残っている解決事例はありますか?

交通事故に遭った依頼者さまから相談を受けたことがあります。
相手方の過失割合がほぼ10割のような事故でしたが、交渉が難航したのです。

依頼者さまが乗っていたのは、車の好事家の間では高く取引されていますが、一般的な市場価値は低い車でした。
そのため、相手方の保険会社から提示された金額は、到底納得できるものではありませんでした。


――被害者の立場になると「同じ車を用意してほしい」と考えそうですね。

そう仰る方も実際いますが、日本の法律では金銭賠償が原則となっています。
この部分には日本の法律の限界を感じますね。

過去に交通事故の加害者弁護をしたときには、「同じ車を用意しろ」としつこく言ってくる被害者の方もいて、加害者を守ったこともあります。

幸いこの事例の依頼者さま(被害者)はそんなことありませんでしたが、辛いお気持ちは伝わってきました。


――車の価値を認めてもらえない、と。先生はどのようにして弁護したのですか?


まずはインターネットオークションサイトや専門情報誌を見て好事家の間での取引価格を調べて訴えました。
とはいえ、それがそのまま認められるのは難しいので別の慰謝料を請求するなど、トータルで少しでも満足できる金額になるよう交渉しました。

最後には相場以上の金額で和解できたことは、少しでも依頼者さまの救いになったかと思っています。


――このような事例は、ほかにもありますか?

競技用の高級な自転車(ロードバイク)に乗っていたところ、自動車との接触事故に遭った依頼者さまから相談を受けたこともあります。

先ほどの例のように、やはり依頼者さまが感じる価値と一般的な市場価格に差があり、なかなか認められづらい内容でした。

しかも、この事例では依頼者さまは事故のあと意識を失い、気付いたときには病院のベッドの上でした。
しかし、後で警察の調書を確認すると、依頼者さまが持っていた情報と内容が違っていたのです。


――依頼者さまは、どのような情報を持っていたのですか?

ロードバイクに乗る方は、サイクルコンピュータといって速度や位置を計測、あるいは記録できるものをつける方が多くいます。

依頼者さまも同様につけていましたが、依頼者さまが一時停止したのか?、あるいは衝突後依頼者さまがどの方向に飛ばされたのか?といったことが、調書とデータで違っていました。

最終的に自転車対車の被害者としては、依頼者さまの過失割合がやや高くなってしまいました。
ただ、ロードバイクの価値はある程度認めてもらえたため、その点は依頼者さまにも納得していただけたのではないかと思っています。

04 強みを活かした解決事例②

ペットの悔しい医療過誤事件。徹底的に調べ上げた死因

――交通事故以外の解決事例も教えてください。

動物の医療過誤事件を扱ったこともあります。

依頼者さまによると、ペットが体調を崩したため動物病院に連れて行ったそうです。
獣医師からは「すぐに手術した方がよい」と言われ、依頼者さまは心の準備ができないまま手術となりました。

しかし、その手術が原因でペットは亡くなってしまったのです。


――依頼者さまからすると、原因をはっきりさせたいですよね?

そうですね。
私は獣医学の専門書を読みあさったり、カルテを日本語に翻訳して使用した薬を調べたりしました。
知り合いの獣医師にかけあって何度も意見を聞きに行きました。

ほかにも、麻酔が原因ではないか?メスを入れたことで体力が落ちたのではないか?とさまざまな可能性を探りました。


――どのような結果になったのですか?

最終的には依頼者さまの主張が認められ、相場以上の慰謝料を手にすることができました。
また、手術を担当した獣医師の謝罪もあり、依頼者さまはご自身のなかで納得できたと思います。

05 弁護士として心がけること

どの事件も自分事。徹底的に依頼者さまに寄り添う理由

――弁護士として、どのようなことを大切にしていますか?

私は依頼者さまの気持ちを大切にしています。

なかには「お金の問題ではなく事実をはっきりさせたい」と仰る依頼者さまもいます。
そういった場合は、費用の回収が難しいことを十分理解していただいたうえで、私も一緒に戦うのです。

私は自分の事件のように感情移入して対処することが多く、それだけ依頼者さまの気持ちに夜寄り添っていることの裏返しだと考えています。


――今後、目指していきたい弁護士像を教えてください。

最近は「◯◯(分野)に詳しい弁護士」のような売り出し方をして、それを頼りに相談に来る方も多くいます。
それはそれでうれしいのですが、最終的には私だから選んでもらえるような弁護士になりたいですね。


――田本先生から法律で困っている方にメッセージをお願いします。

弁護士に相談するのはなかなか勇気がいることだと思います。
しかし、初動対応が重要な場合もありますので、ぜひ勇気を持って一歩踏み出してください。

また、子ども同士のトラブルで困ったときは、まず親御さんに相談してほしいと思います。
そして、相談された保護者の方は、自分の手に負えないと思ったら迷わず弁護士に相談してください。

些細なことが思わぬトラブルにつながるケースもあります。
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