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かねみつ たかしげ
金光 誉樹弁護士
静岡法律事務所
新静岡駅
静岡県静岡市葵区馬場町43-1
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可

インタビュー | 金光 誉樹弁護士 静岡法律事務所

インターネットの開示請求に重点を置いています。その他、日常生活上のあらゆる分野の問題に対応します。

明るくハツラツとした印象の金光誉樹(かねみつたかしげ)弁護士。
静岡法律事務所に所属し、得意分野であるインターネットトラブルを始め、離婚や相続、借金、不動産問題など、あらゆる分野の弁護活動に取り組んでいます。

そんな金光弁護士のルーツは、韓国。
在日コリアンの両親を持ち、今後は自身の生い立ちを活かして弁護士としての活動を広げていきたいと考えています。

世の中の多数派も少数派も、全ての人々の人権を守り、平等な法的サービスを提供したい。
そう語る金光弁護士。弁護士2年目とは思えない頼もしさ、そして誠実さも感じます。
今回はそんな金光弁護士が歩んできた道のりや、弁護士としての信念などを、ご紹介しましょう。

01 弁護士を目指したきっかけ、キャリア

国際取引法のゼミを通じて。輝く実務家の姿に感化され、弁護士に

――なぜ弁護士になろうと思ったのでしょうか。

大学時代のゼミでの経験が、大きいですね。
国際取引法と、刑事訴訟法に関するゼミに所属していたんです。
国際取引法のゼミでは、世界中の大学生が参加する模擬仲裁大会(Vis Moot)に出場しました。


――模擬仲裁大会とは?

仮想の国際取引紛争を題材にして、海外の大学生たちと一緒に模擬裁判をするという大会です。
学生たちは弁護士になりきって、仲裁人役である審査員の前で弁論を行います。
どのチームが、最も説得力ある弁論を展開できるか。
世界中の学生たちで、競い合うんです。


――かなり本格的な大会ですね。海外の学生たちと競うということは、言語はもちろん…?

はい、全て英語です。
しかも法律家が使う英語って、独特の用語や言い回しがあるんですよ。
そこはかなり練習しました。本番は全然上手く喋れませんでしたけどね苦笑 ただ、とてもいい経験でした。


――大会での経験が、弁護士への道を歩むきっかけになったのでしょうか?

そうですね。
大会では、本物の弁護士さながらに準備書面なども用意し、熱く議論を交わしました。
なんとなくですが、弁護士ってこういう仕事なんだなと、イメージが湧いたんです。
あと、法律を学ぶ世界中の学生たちを目の当たりにして、非常に刺激を受けたというのもあります。

また、大会の審査員を務めるのは、本物の裁判官や弁護士、検察官といった実務家の方々で。
最前線で活躍されている皆さんから、法律家としての生きたお話をたくさん聞けたのも、弁護士を目指す大きなきっかけになりました。


――弁護士になってからの歩みも教えてください。

静岡法律事務所に所属しており、先日弁護士生活2年目を迎えました。
離婚や相続、交通事故、債務整理、不動産トラブルなど、地域の方々の身近な法律トラブルを解決するために、日々全力で取り組んでいます。
たとえば、協議で離婚を成立させたり、依頼者さまと綿密に打ち合わせを重ねて自己破産の許可を得たり。
不動産売買契約を合意解約するため、大手不動産会社を相手に粘り強く交渉したり…。
まだ2年目ではありますが、かなり幅広い事件を経験させていただき、現在に至ります。

02 得意分野

インターネットトラブルに迅速対応。インターネットの利用のあり方をこれからも考えていきたいと思います。

――先生の得意分野を教えてください。

インターネットトラブルです。弁護士になった当初から、注力している分野でもあります。
誹謗中傷や名誉棄損など、ネット上でのトラブルは社会問題にもなっているので。
弁護士のニーズも、高まっている分野だといえます。


――インターネットトラブルに注力する理由は何でしょうか?

法律家として、匿名での表現のあり方を見直したい。そして、誰もが安心してインターネットを使える世の中にしたいからです。
ネット上の書き込みなどは、基本的に匿名で行われます。
匿名だと当然、言いにくいことを発信しやすいですよね。
しかし、その発言によって傷ついてしまう人がいるのも事実です。
楽しくインターネットを利用するには、一人一人のメディアリテラシーを高めることが大切です。
そのために、弁護士である私が積極的に開示請求や賠償金請求などに取り組んで。
悪質な書き込みをしたら罰則があるということを、世の中にきちんと理解してもらいたいんです。
今以上に被害を増やさないためには、弁護士が法的手段を通じて地道に訴えかけていくしかない…。
私の弁護活動が、誹謗中傷トラブルの抑止力になればと思っています。


――インターネットトラブルの弁護活動で、心がけていることはありますか?

ひとつは、スピード感ですね。
プロバイダのアクセスログの保存期間は、3か月~6か月程度。
その間に、サイト管理者への発信者情報開示請求をしてIPアドレスを入手し、そこからプロバイダを特定して、ようやく開示請求を申し立てるという流れになるんです。
手続きにはそれなりに時間がかかりますので、とにかくスピード感を持って正確に対応するように心がけています。

また裁判になった場合は、やはり証拠が重要になります。
書き込まれている内容を裏付ける証拠を、しっかりと揃えるようにしていますね。
たとえば、悪質なコラージュ画像や捏造記事で誹謗中傷された場合。
元ネタを徹底的に調べ上げて特定し、裁判官の納得を得られる証拠を揃えるようにしているんです。
とにかく自分の手足を動かして、全力を尽くす。
依頼者さまの利益のためには、大切なことだと考えています。


――書き込みをしてしまった相手方には、どのように向き合っていますか?

もちろん、誹謗中傷は良いことではありません。
でも、一方的に相手方を責めるようなことはしないようにしています。
なぜこんな書き込みをしてしまったのか。
きっと理由があるはずですから。
ですので、相手方の言い分もきちんと聞いて、なるべくわだかまりを残さないような解決を目指しています。

03 挑戦したいこと

在日コリアンの相続問題。自身の生い立ちを活かした法的サービスを提供したい

――既に幅広い事件の対応をされているかと思いますが、今後新たに挑戦したいことはありますか?

在日コリアンの方々の相続問題にも、力を入れたいと考えています。
実は私の父親が、在日コリアンだったんですよ。もう帰化しているので、国籍は日本ですが。
なので私自身も、韓国にルーツがあるんです。


――ご自身のアイデンティティを活かした弁護活動を?

はい。それが私の武器というか、私にしかできないことかなと思います。
現在日本には多くの在日コリアンの方がいらっしゃいますが、全体でみるとマイノリティではあるので…。
世の中の少数派の方々にも、きちんとした法的サービスを提供したいんですよね。
特に相続問題は、日本人同士でも複雑な手続きが発生します。
それが在日コリアンとなると、韓国の領事館に書類を請求したり、韓国の法律も絡んだりもして、より専門的な知識が必要になります。


――確かに、一般的な相続手続きでは対応しきれない問題ですよね。

そうなんです。でも、私の父親は司法書士でもあるので。
私の法律知識と、父親の司法書士としてのノウハウを組み合わせれば、スムーズな対応ができるのではないかと思っています。

在日コリアンで相続が発生した方、相続人に韓国籍の方がいるなど、お困りの場合はぜひ相談していただきたいですね。
また、韓国だけでなく、中国、ブラジル、フィリピンなど…。
日本で暮らす海外の方は、たくさんいらっしゃいます。
このような方々が暮らしやすくなるような法的なサポートも、将来的には対応していけたらなと思いますね。

04 弁護士としての信念、メッセージ

しこりのない解決を。人権を擁護し、世の幸せを増やす弁護士でありたい

――弁護士としての信念を教えてください。

しこりのない解決をしたい、ということです。
そのためには、トラブルはなるべく交渉で解決できるのがベストだなと思っています。
もちろん、当事者同士の話し合いで納得できなければ、訴訟で解決するというのも方法のひとつです。
でも訴訟だと、どうしても証拠や法律に基づいた判断になるので…。
無事に解決しても、お互いに感情的なしこりが残ってしまうかもしれません。
もしかしたら数年後、そのしこりが新たなトラブルの火種になることも考えられます。
交渉なら、当事者同士の気持ちを考えながら話し合いを進められるので。
依頼者さまだけでなく相手方の納得度も考え、円満に解決できる落としどころを、一緒に探っていけるような弁護士でありたいですね。


――最後にメッセージをお願いします。

私自身も、韓国にルーツがあるように、世の中には、いろんな生い立ちや境遇の人がいらっしゃいます。
社会的に少数派の方々、弱い立場の方々の最後の砦となるのが法律です。
そして弁護士たるもの、基本的人権を擁護し、社会正義を実現しなければなりません。
これは弁護士法第一条に定められている、弁護士の使命です。
私は、何年経ってもこの使命を胸に。
法律を使い、あらゆる立場の方々の人権を守り、世の中の“幸せの総量”を増やしていきたいです。
そのためには、日々自己研鑽は欠かせません。
これからも、気力と情熱を忘れずに、依頼者さまの困りごとの円満解決を、お手伝いしていく所存です。
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