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いしわた ほうせい
石渡 豊正弁護士
神奈川総合法律事務所
馬車道駅
神奈川県横浜市中区本町3-30-7 タイムクロス横浜4階
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インタビュー | 石渡 豊正弁護士 神奈川総合法律事務所

「困っている人を助けたい」やさしい笑顔の下にある信念。被害者救済に燃える弁護士

神奈川県横浜市にある神奈川総合法律事務所に所属する石渡 豊正(いしわた ほうせい)弁護士。

大企業を相手にするような大きな労働事件に若いころから携わってきましたが、刑事事件や民事事件の解決にも奮闘してきました。

非正規労働者の雇い止めや、高額教材による消費者トラブルなど多数の事件に「弱い立場にある人の力になりたい」という気持ちで挑んできた石渡先生。

やさしい笑顔の下では、どのような闘志を燃やしているのでしょうか?
先生の熱い想いに迫りました。

01 弁護士としてのキャリア

父親を亡くして気付いた事実。将来は弱い立場の人を助けたい

――弁護士をめざそうと思ったきっかけは何でしたか?

実は高校生のころに父親が突然亡くなったんです。
はじめはショックで呆然としていたんですけど、落ち着いたころにふと思いました。
「このまま高校に通えるのか?」「大学進学はどうなるんだ?」と。

奨学金や授業料の免除などいろいろな支援を受けて高校を卒業して、どうにか大学へも進学できました。


――大変な苦労をされたんですね。

ただ、それまで分からなかったんです、経済的に苦しい立場や弱い立場の人のことが。
身をもって体験することではじめて分かりましたね。
そのため、働くなら社会の弱い立場の人を助けられる仕事がいいと思って弁護士を目指しました。

私が大学を卒業したころは、旧司法試験といってロースクール(法科大学院)を修了しなくても司法試験を受験できたんですね。
そのため、はじめはロースクールに通わず司法試験に何度かチャレンジしたんですけど……。


――結果はどうだったんですか?

旧司法試験と新司法試験(現行制度)が並行して運用されていた時期で、旧司法試験の合格者はどんどん減らされていたんですね。

その状況を見て「さすがに合格は厳しいな」と思いました。
就職しようか迷いましたが、ロースクールに通ってどうにか無事に司法試験に合格しました。

02 弁護士としての強み

労働事件を中心に、刑事事件などでも幅広く活躍してきた実績

――先生がこれまで扱ってきた事件の分野を教えてください。

雇い止めや男女差別による賃金格差、労働災害など労働事件を中心に扱ってきました。

印象に残っている事件だと、居酒屋の外階段で従業員が滑って怪我をした事件があります。
依頼者様は居酒屋で働いており、会社が用意したスリッパで雨の日に外階段を降りていたんですね。
そのときに滑って転んで、骨折したという労働災害でした。


――仕事中に事故に遭うのはつらいですね。

会社側の安全配慮義務違反が争点でしたが、会社側は話し合いに応じず……。
しかも一審では負けてしまいました。
控訴審で「この事件で安全配慮義務違反が認められなければ、世間の会社が安全に何も配慮しなくていいとお墨付きを与えるようなもの」と警鐘を鳴らし、ようやく勝訴判決を得られました。


――他にはどのような事件を扱ってきましたか?

刑事事件では、クレプトマニア(窃盗症)といって窃盗を繰り返す病気に悩んでいた依頼者様を担当しました。
保護観察付きの執行猶予期間中の再犯であったため、再度の執行猶予は不可能な事案でした。

しかし、病院での治療開始を手伝ったり、医師の方に意見書を書いてもらったりしてどうにか罰金刑を獲得でき、治療を継続する機会を確保できたのです。

03 強みを活かした解決事例①

当然の権利を主張。自らの経験からわかる労働者の気持ち

――若いころに大きな労働事件を担当されたとお聞きしました。

依頼者様はある大手企業に務める非正規従業員(契約社員)でした。
契約社員なので労働契約を更新するのですが、これまで何度も問題なく更新してきたんです。
しかし、あるとき急に会社から雇止めを言い渡されて……。


――明確な雇止め理由があったのですか?

会社側は、依頼者様が担当していた事業を削減する計画があること、業務成績が悪い依頼者様を雇止めの対象として選定としたと説明しました。



――労働者としては反論しづらいかもしれませんね。

たしかに同じ作業をする従業員全体を比較対象とすれば業務成績は悪い方でした。
しかし、会社側が主張する業務成績の算定方法は、各従業員が担当する時間帯が大きく影響するものだったのです。
そのため、会社側が主張する業務成績は担当時間帯を考慮しない不公平な評価方法であると反論しました。


――どのような判決が下されたのですか?

一審で勝訴判決を得ました。
しかし、会社側が控訴したため、控訴審でも争うことに。
控訴審でようやく和解できて、結果的には依頼者様の主張が認められました。


――先生はどのような気持ちで戦ったのですか?

実は私も弁護士になる前に非正規従業員として働いていた時期がありました。
そのため、これまで十分とは言えない労働条件でも一生懸命頑張ってきた依頼者様のために私も精一杯頑張りたいと思いました。

私は労働者の当然の権利や利益をこれからも主張していきます。
納得できないような判決ばかりでは、困っている他の労働者の方の希望になれませんからね。

04 強みを活かした解決事例②

消費者を助けたい。信販会社への支払い義務を争った訴訟

――他にはどのような解決事例がありますか?

消費者問題で心に残っているものがあります。
依頼者はある学習塾に通う子どもの保護者でした。

学習塾の先生が、生徒の保護者に高額な教材の購入を依頼したんですね。
支払い方法は分割払いですが、代金は塾側が用意すると。


――その時点で怪しい話に聞こえますね。

そう思いますよね?
しかし、信頼している塾の先生に頼まれたとなれば、法律知識のない一般の方であれば信頼してしまうこともあり得ることだと思います。

塾の先生が提案してきた契約は塾、保護者、信販会社の三者契約でした。
塾ははじめのころ、信販会社に教材の代金をきちんと支払っていたんです。
しかし、そのうち資金繰りが悪化して払えなくなると、信販会社は親に請求するようになりました。


――保護者からしたら当初の約束と違う、というわけですね?

そうなんです。
ただ、代金を払ってもらえない信販会社の主張は「保護者も塾の行為に加担したのではないか?」というものでした。
つまり、信販会社側からすると塾と保護者が結託して騙したのではないか、ということです。


――どのような判決になったんですか?

依頼者様の主張が認められて「信販会社への支払い義務はない」という判決を獲得しました。

実は同じ事件で集団訴訟が起こされていたのです。
私の依頼者様はその集団訴訟には参加していませんでしたが、この判決が集団訴訟の判決に影響を及ぼしかねない状況でした。

無事に勝訴判決を獲得できて本当に良かったと今でも思っています。

05 目指す弁護士像

何歳になっても今のスタンスを貫く。困っている人のために

――どのような信念をお持ちですか?

社会の中で弱い立場にいる方や、会社に虐げられている方の力になりたいと思っています。
私が弁護士になろうと思ったきっかけや非正規従業員として働いた経験とリンクしますね。

やはり法律は困っている方を助けるためにあると思っています。
社会の不条理から困っている方を助けるために、勇気を持って声を上げた依頼者様を全力でサポートしていきたいと思っています。


――将来はどのような弁護士になりたいですか?

これまでやってきたことと同じですね。
目の前の依頼者様と誠実に向き合い、1つ1つの事件に対して力を抜かずに取り組みたいと考えています。



――今、まさしく困っている方へメッセージをお願いします。

困っていることがあれば「こんなこと相談していいのかな?」と迷わず気軽に話してください。
弁護士に話を聞いてもらうだけでも気が楽になることもありますし、ご希望であればその後の具体的な相談もできます。

まずは私を頼っていただければと思います。
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