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こだま たかひろ

兒玉 貴裕弁護士

K・Gフォート法律事務所

烏丸御池駅

京都府京都市中京区御池通間之町東入高宮町206 御池ビル3階

対応体制

  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可

注意補足

休日・夜間面談及び電話・ビデオ面談は事前の予約で対応可能です。メール相談は、面談の必要がないと判断される事案に限り、簡易なアドバイス等を行うものです。

勝訴判決を紙切れで終わらせてはいけない。あらゆる債権をお金に換える強制執行と第3の矢

人と企業に活力を与え、豊かな未来を提供したいーー。
そんな思いを込めて、現在の法律事務所を独立開業した兒玉 貴裕(こだま たかひろ)弁護士。
最も得意としているのが、債権回収です。
迅速な民事保全の申立てや複数の強制執行を同時に行うなどあらゆる手段を講じ、債権を現金化するところまで徹底サポートするのがモットーであり、最大の強みです。
貸金、慰謝料、養育費。
「最後はしっかりお金に換える」。
その先手必勝の戦略とはーー。

01 弁護士を目指した原点

少年院をとらえたビデオ映像。自らの境遇と重なった子どもたちの姿

ーーなぜ弁護士を志すようになったのか。まずは、その理由からお聞きできますか?

きっかけは法学部に在籍していた学生時代、ある講義で少年院の内部を映し出したビデオ映像を目にしたことです。
犯罪に手を染めてしまう少年たちの葛藤と苦悩。
恵まれない家庭環境の中で育った少年たちの状況が、私自身の少年時代と重なる部分もあり、決して他人事とは思えなかったんです。

同じような境遇にいる子どもたちの助けになれないか。
そんな風に、少年事件に興味を抱いたのが、私が弁護士を志した出発点でした。

02 現在の事務所と得意分野

債権回収は、現金化しないと意味がない。強制執行まで徹底サポート

ーー弁護士としては、登録から約4年後に現在の事務所を開業されていますね。

2017年、ロースクールの同期と2人で開業したのが現事務所です。
別の法律事務所で4年ほど経験を積み、独立を意識し始めた頃、ちょうど彼も同じようなことを考えていたんです。

個人・法人を問わず幅広い案件をお受けしていますが、私が最も得意にしているのが債権回収です。

債権は、挙げたらキリがないほどたくさんあります。
貸金、売掛金、賃料、給料、それに離婚後の慰謝料や養育費、財産分与。
法律相談の多くは、何かしらお金の問題が絡んできます。
私たちは、そんなあらゆる金銭債権の回収を手広くお手伝いしています。

そのうえで、さらに強調したいことがあります。


ーー何でしょうか?

調停や訴訟はもちろん、お金に換える現金化のところまで、つまり民事保全や強制執行まであらゆる手段を講じ、最後まで徹底的にサポートさせていただいている点です。

債権回収については、裁判までは対応しても強制執行のノウハウが少ない事務所も散見されます。
すると、どんな問題が生じるか。
仮に裁判で勝訴しても、相手に支払いを拒否され、手元にお金が戻ってこない危険があるんです。

勝訴判決を、単なる紙切れで終わらせてはいけません。
それをしっかりお金に換えて初めて、「回収」と言えるのではないでしょうか。


ーーそもそも、裁判で勝っても相手が払ってくれないケースはよくあるんですか?

裁判の場合は、むしろそれが普通とも言えるくらい多いんですよ。
ですから、私の感覚では裁判に制執行はつきものなんです。
ただ、どうやらそこまでカバーしていない法律事務所もあるようで、裁判の後に強制執行だけ私にご依頼いただくことも珍しくありません。

オーソドックスな強制執行であれば,一つ一つの手続はそれほど難易度が高いわけではないですが、そうした手続であっても、私はやり慣れている分、低コストでスピーディーに対応できます。
また、特殊な強制執行にも対応しており、複数の強制執行を組み合わせて、それらを同時に行ったり、立て続けに行ったりするノウハウも蓄積しています。

ーーそれにしても、依頼者は困ってしまいますよね。勝訴しても、お金を手にできないとなると…

ですから、私は初回相談の段階で必ず最後の回収方法まで話し合うようにしているんです。
それも、仮に最初の一手が空振りに終わったら、次はどんな手を打つか。
あらかじめ第2、第3の矢まで追跡方法を考えておくようにしています。

裁判は、強制執行につなげるための情報収集の場ーー。
そう位置づけたうえで、「最後はお金に換えること」から逆算し、必要な措置を先手先手で講じること。
それこそが、私が常に意識していることなんです。

03 解決事例のエピソード

破産されても、免責されない債権がある。相手の不法行為を立証した裁判

ーーそうした戦略が功を奏した事件には、具体的にどんなものがあるんでしょうか?

裁判の途中で相手が破産を申し立てた事件で、数百万円の分割払いの約束を取りつけたケースがありました。

相手が破産した場合は、基本的には債権回収を諦めざるを得ないというが業界の常識です。
ただ、なかには破産で免責されない債権もあるんです。
そのひとつが、破産者が悪意で加えた不法行為に基づく損害賠償請求権です。

具体的には、そもそも端(はな)からお金を返す気がなかったのに、借りたのではないか。
そのことを立証できれば、それは詐欺行為に当たる可能性があり、損害賠償を請求できるというロジックです。
見方と視点を変え、そこに活路を見出したんです。


ーーそれがうまくいったんですか?その後の事件の経過を教えてください。

裁判そのものは、相手が破産申立てをしたことにより、早い段階で一度中断しました。
ただ、それを指をくわえて待っているわけにはいきません。
破産手続き中の相手の債権者集会に毎回出席し、債権者として意見を述べるなど、債権者に与えられた権利を最大限駆使することで、裁判所に破産者の審尋を行ってもらうことができました。そして、その審尋に債権者として立ち会って破産者に直接質問をし、その回答の記録を謄写することによって、後の裁判を有利に進めるための証拠収集に努めました。

このようにして迎えた、再開後の審理。
破産手続で得た証拠を示し、「これは単なる貸金ではない。詐取されたものだ」と不法行為に基づく損害賠償請求権を主張。
そして、最終判決でそれが認められたんです。


ーーまさに、作戦がぴったり的中した瞬間ですね。

多くの弁護士は、おそらく相手が破産した時点で手の打ちようがないと判断するのではないでしょうか。
でも、あきらめずに手を尽くせば、何かが起こるかもしれません。
何事も、やってみないとわからない。
常識にとらわれず、そんな気概で臨むことは大事ですよね。

もちろん、どうあがいても難しい局面があることも事実です。
ただ、わずかでも可能性があるなら、頭をひねってなんとか突破口を見出す。
それが私のスタンスなんです。


ーーそれは、債権回収に限らずどんな事件でも大切にしていることと考えていいですか?

例えば、同じように私が得意にしている個人再生もそうです。

債務をゼロにする破産手続きとは異なり、個人再生では再生計画を入念に打ち立てる必要があります。
弁護士の経験と判断によって、結果が大きく変わる余地のある分野のひとつだと思っています。

その点、私は裁判所から選任される個人再生委員を務め、第三者の視点から数々の個人再生事件を見てきました。

個人再生の場合は、マイホームなどの財産を残しつつ、いかに返済額を減らすか。
その勘定のノウハウが問われます。
過去には、自分の経験が浅ければ、総返済額に400万円ほどの違いが出ていたのではないかと思う事案もありましたね。

04 依頼者への思い

強打者を手玉に取る投球術と、難解事件をこじ開ける探究心

ーー頼もしいですね。そのモチベーションは、一体どこから湧き上がってくるんですか?

この業界には、粛々と手続きを進めるような仕事もたくさんあります。
ただ、私自身はそれ以上に、「他の事務所では無理と断られた」といったご相談ほど、探究心や闘争心をかき立てられるようなところがあるんですよ。

中途半端は嫌、人が真似できないことをやりたい。
そんな負けず嫌いな性格も影響しているんでしょうね。
何より、結果的にそれが依頼者の方のためになると信じているんです。

思えば、小中高校と打ち込んだ野球でもそうでした。
私が通っていた高校は、大阪府内の公立高校。
甲子園で優勝するような私立の強豪校がひしめくなか、秋の大会でベスト16まで勝ち進んだことがありました。

ポジションは、ピッチャーです。
強打者相手に、真っ向勝負では勝ち目がありません。
頭を使った駆け引き、配球が生命線だったんです。
そんなことも、弁護スタイルの根底にあるのかもしれませんね。

私にとって、依頼者の方との出会いは一期一会です。
私を頼っていただいたご縁を大切に、そして期待を絶対に裏切らないように、これからも常に全力投球を心がけていきたいですね。
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