かつうら あつし
勝浦 敦嗣弁護士
弁護士法人勝浦総合法律事務所
青山一丁目駅
東京都港区南青山2-6-12 アヌシー青山5階
インタビュー | 勝浦 敦嗣弁護士 弁護士法人勝浦総合法律事務所
依頼者のために何がベストかを追求する、身近で頼れる弁護士に
都内の大手企業法務事務所にて企業法務を扱う環境から一転、鳥取県の公設事務所に赴任。労働問題や債務整理など、人々の身近なトラブルに寄り添う弁護士として尽力されてきた勝浦敦嗣先生。現在は東京・青山一丁目に勝浦総合法律事務所を開設し、所長としてご活躍されています。
そんな先生に弁護士になられた経緯や弁護士として大切にされていること、目指す方向性などについてお伺いしました。
そんな先生に弁護士になられた経緯や弁護士として大切にされていること、目指す方向性などについてお伺いしました。
01 弁護士になられた背景
『人の役に立てる仕事に魅力』
――勝浦先生が弁護士になられた経緯はどういったものだったのでしょうか?
元々弁護士という存在に対しては、小学生の頃から憧れがありました。海外ドラマに出てくる弁護士がカッコ良かったからです。しかし憧れだけで弁護士になろうと決めたわけではありません。具体的に進路を決めようとなった時、人生のやりがいや生きがいに繋がる、人の役に立てるような仕事がしたいと思いました。私にとってはそれが弁護士でした。今でも弁護士という職業には「ひとの人生に寄り添える仕事」という魅力があると思っています。
そういった志を持ち、大学は法学部に進学しました。在学中も弁護士になりたいという思いがブレることはありませんでしたね。周りは官僚や金融機関などを目指す人が多かったのですが、私にはあまりピンと来ませんでした。人生の種々多様な深い部分を理解し、そういった部分で困っている人、苦しんでいる人の力になれる仕事、それはやはり弁護士ではないかと思ったからです。
「弁護士になる」という意思を持ち、勉強に力を入れた大学生活を送った結果、大学在学中の4年生の時に旧司法試験に合格することができました。大学卒業後、すぐに司法修習生になりましたが、その際検事の仕事も面白そうだと思った時期がありました。誰もがなり得る可能性のある犯罪者の立場になって仕事をしていけるなら、とても魅力的だと思ったのです。しかし実際は検事の立場でその想いを抱き続けて仕事をするのは難しいと思いましたし、弁護士になって人の役に立ちたいという想いは変わらずに持ち続けていましたので、初志貫徹する形で弁護士になりました。
元々弁護士という存在に対しては、小学生の頃から憧れがありました。海外ドラマに出てくる弁護士がカッコ良かったからです。しかし憧れだけで弁護士になろうと決めたわけではありません。具体的に進路を決めようとなった時、人生のやりがいや生きがいに繋がる、人の役に立てるような仕事がしたいと思いました。私にとってはそれが弁護士でした。今でも弁護士という職業には「ひとの人生に寄り添える仕事」という魅力があると思っています。
そういった志を持ち、大学は法学部に進学しました。在学中も弁護士になりたいという思いがブレることはありませんでしたね。周りは官僚や金融機関などを目指す人が多かったのですが、私にはあまりピンと来ませんでした。人生の種々多様な深い部分を理解し、そういった部分で困っている人、苦しんでいる人の力になれる仕事、それはやはり弁護士ではないかと思ったからです。
「弁護士になる」という意思を持ち、勉強に力を入れた大学生活を送った結果、大学在学中の4年生の時に旧司法試験に合格することができました。大学卒業後、すぐに司法修習生になりましたが、その際検事の仕事も面白そうだと思った時期がありました。誰もがなり得る可能性のある犯罪者の立場になって仕事をしていけるなら、とても魅力的だと思ったのです。しかし実際は検事の立場でその想いを抱き続けて仕事をするのは難しいと思いましたし、弁護士になって人の役に立ちたいという想いは変わらずに持ち続けていましたので、初志貫徹する形で弁護士になりました。
02 弁護士としての活動
『大手企業法務事務所から鳥取の公設事務所へ、そして事務所開設へ』
――弁護士になられてからはどのように活動されていたのですか?
弁護士になって最初の4年間は、都内の大手企業法務事務所に所属しました。日本の中では上位に位置する大きな事務所でした。そこでは企業法務をメインに、不動産流動化やコンテンツファイナンス、金融法務なども扱いました。かなり忙しい日々でしたが先輩方にも恵まれ、とても充実したやりがいのある日々でした。関わらせていただく企業も一流企業が多く、その分野の最先端に関われ、扱った案件が新聞に載ったこともありました。
それにその4年間のうちの半年間は大手証券会社に出向もさせてもらい、そこで企業の内部からの目線で弁護士という存在を見られたのも、とても良い経験でしたね。
しかしもう少し目の前で、より困っている人たちから必要とされるところで働きたいなと思い、その大手事務所を離れて鳥取県の公設事務所に赴任することを決めました。そこは弁護士過疎の地域で、弁護士はいるけど数が足りていなかったのです。そんな場所で扱う案件は、それまでと大きく変わりもしました。大手企業からの案件などは無く、田舎のおばあちゃんなどの個人や、中小企業の案件などがメインになりました。これまで一度も弁護士に相談したことがない、という人も多かったですね。結局鳥取には5年間いたのですが、幅広い分野の仕事を経験でき、様々な人の悩みに寄り添ってその解決のために尽力できる喜びを知ることができました。
中でも特に印象に残っているのは、債務整理の案件です。ご相談に来た男性の方が、仕事をお引き受けすると決まった瞬間に泣き出してしまったのです。詳しくお話をお聞きすると、今日決まらなければ死ぬつもりで他の事務所にも相談しに行こうとしたが、たまたま予定が合わず、私がお引き受けしなければ死を選んでいたかもしれないとのことでした。しかも調べてみると、その方は既に過払いの状況で、本来ならすでに借金などない状態でした。最終的にも無事に解決でき、凄く感謝していただけました。こんなに感謝してもらえるのかと嬉しかったですし、死んでしまったかもしれない人を助けられたという意味でも、とても印象深い案件でしたね。
そしてそのような経緯を経て、平成22年に東京に戻って青山一丁目に現在の事務所を開設しました。今の事務所では個人の案件が多めで、残業代などの労働問題、債務整理、交通事故など様々な分野を扱わせていただいています。特に残業代については豊富な実績があり、年間5億円以上の回収実績もあります。
弁護士になって最初の4年間は、都内の大手企業法務事務所に所属しました。日本の中では上位に位置する大きな事務所でした。そこでは企業法務をメインに、不動産流動化やコンテンツファイナンス、金融法務なども扱いました。かなり忙しい日々でしたが先輩方にも恵まれ、とても充実したやりがいのある日々でした。関わらせていただく企業も一流企業が多く、その分野の最先端に関われ、扱った案件が新聞に載ったこともありました。
それにその4年間のうちの半年間は大手証券会社に出向もさせてもらい、そこで企業の内部からの目線で弁護士という存在を見られたのも、とても良い経験でしたね。
しかしもう少し目の前で、より困っている人たちから必要とされるところで働きたいなと思い、その大手事務所を離れて鳥取県の公設事務所に赴任することを決めました。そこは弁護士過疎の地域で、弁護士はいるけど数が足りていなかったのです。そんな場所で扱う案件は、それまでと大きく変わりもしました。大手企業からの案件などは無く、田舎のおばあちゃんなどの個人や、中小企業の案件などがメインになりました。これまで一度も弁護士に相談したことがない、という人も多かったですね。結局鳥取には5年間いたのですが、幅広い分野の仕事を経験でき、様々な人の悩みに寄り添ってその解決のために尽力できる喜びを知ることができました。
中でも特に印象に残っているのは、債務整理の案件です。ご相談に来た男性の方が、仕事をお引き受けすると決まった瞬間に泣き出してしまったのです。詳しくお話をお聞きすると、今日決まらなければ死ぬつもりで他の事務所にも相談しに行こうとしたが、たまたま予定が合わず、私がお引き受けしなければ死を選んでいたかもしれないとのことでした。しかも調べてみると、その方は既に過払いの状況で、本来ならすでに借金などない状態でした。最終的にも無事に解決でき、凄く感謝していただけました。こんなに感謝してもらえるのかと嬉しかったですし、死んでしまったかもしれない人を助けられたという意味でも、とても印象深い案件でしたね。
そしてそのような経緯を経て、平成22年に東京に戻って青山一丁目に現在の事務所を開設しました。今の事務所では個人の案件が多めで、残業代などの労働問題、債務整理、交通事故など様々な分野を扱わせていただいています。特に残業代については豊富な実績があり、年間5億円以上の回収実績もあります。
03 弁護士として心がけていること
『依頼者のためのベストは何なのか』
――弁護士として活動されている中で、心がけていることを教えてください。
依頼者のためのベストは何なのかを、常に考えるようにしています。法律問題は多種多様で、案件ごとに最適な解決方法は全く異なります。そしてその「最善の解決イメージ」を依頼者と弁護士が共有して動くことが重要になってきますので、依頼者との会話はとても大事で力を入れています。場合によっては依頼者の方が裁判を望まれていても、何もしない方がいいですよとアドバイスをさせていただくこともあります。
それから弁護士の仕事は、慣れが必要な部分と慣れてはいけない部分があると思っています。経験を積むことは大事だしそれも活かしていきたいですが、一つ一つが特別で大事な案件だということも忘れず、常に新鮮な気持ちで取り組めるようにもしていきたいです。
後は弁護士として日々精進する気持ちも、常に持ち続けるようにしています。勉強も怠らず、所内で勉強会を開いたりすることもありますし、弁護士としてのアンテナを張り続けるようにしています。
依頼者のためのベストは何なのかを、常に考えるようにしています。法律問題は多種多様で、案件ごとに最適な解決方法は全く異なります。そしてその「最善の解決イメージ」を依頼者と弁護士が共有して動くことが重要になってきますので、依頼者との会話はとても大事で力を入れています。場合によっては依頼者の方が裁判を望まれていても、何もしない方がいいですよとアドバイスをさせていただくこともあります。
それから弁護士の仕事は、慣れが必要な部分と慣れてはいけない部分があると思っています。経験を積むことは大事だしそれも活かしていきたいですが、一つ一つが特別で大事な案件だということも忘れず、常に新鮮な気持ちで取り組めるようにもしていきたいです。
後は弁護士として日々精進する気持ちも、常に持ち続けるようにしています。勉強も怠らず、所内で勉強会を開いたりすることもありますし、弁護士としてのアンテナを張り続けるようにしています。
04 今後の方向性
『目の前の事件をしっかり解決していく』
――今後目指していく方向性などはありますか?
大きく何かをしたり無理に広げたりするよりも、今後も1つ1つの事件を大事にしていきたいですね。目の前の事件をおろそかにせずにしっかりと解決していくことで、役に立っていきたいです。それがいずれは社会全体が良くなっていくことにも繋がれば良いなと思っています。
それから東京でもまだ弁護士業界は身近な存在ではなく、債務整理以外の弁護士が必要とされている分野についてはまだまだ弁護士の敷居が高くなってしまっていると思います。そんな中でも私は大手企業法務事務所で学んだことや地方の弁護士として体験したことなどを活かし、企業や個人に関わらず、法律問題の解決が必要な方にとって身近で頼りになる弁護士でいたいと思っています。
大きく何かをしたり無理に広げたりするよりも、今後も1つ1つの事件を大事にしていきたいですね。目の前の事件をおろそかにせずにしっかりと解決していくことで、役に立っていきたいです。それがいずれは社会全体が良くなっていくことにも繋がれば良いなと思っています。
それから東京でもまだ弁護士業界は身近な存在ではなく、債務整理以外の弁護士が必要とされている分野についてはまだまだ弁護士の敷居が高くなってしまっていると思います。そんな中でも私は大手企業法務事務所で学んだことや地方の弁護士として体験したことなどを活かし、企業や個人に関わらず、法律問題の解決が必要な方にとって身近で頼りになる弁護士でいたいと思っています。