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きたがわ ゆうじ

北川 雄士弁護士

大阪グラディアトル法律事務所

本町駅

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労働問題は、雇う側と雇われる側で、二度も実際にトラブルに巻き込まれたので、特に力を入れています。

大阪グラディアトル法律事務所の北川雄士弁護士。ご自身の親類が、労働問題に、2度も、しかも雇う方と雇われる方で、巻き込まれてしまったという実体験を経て、弁護士を生業にすると決めた北川弁護士。そんな北川先生に、これまでのご経歴や弁護士という仕事に対する想いについて伺いました。

01 弁護士を志した背景

親類が法的トラブルに2度巻き込まれて、憔悴してしまっていたので。

――北川先生はどんな経緯で弁護士になられたのですか?
親類が2度も法的トラブルに巻き込まれてしまい、その大変さを見てきたので、絶対に弁護士になって、法的トラブルで困っている人を助けると心に誓いました。1度目は、勤めていた会社が突然倒産してしまったのです。給料の未払い問題などで争いました。2度目は、親類の次の勤務先で、その親類は雇われ店長のようなポジションにいました。そこで、アルバイトを解雇したのですが、その親類が関与しないところで結ばれた、そのアルバイトと会社との雇用契約に問題があり、不当解雇かもしれないということで、争いになりました。

どちらも、明らかにその親類は疲弊し、憔悴してしまいました。人生において、法的な紛争に巻き込まれることは、こんなにも人の人生を狂わせるのだと痛感しました。人生で一度法的トラブルに遭うだけでも、魂を削られるのに、2度も巻き込まれてしまったその親類の辛そうな様子は、目に焼き付いています。こんなにも法的紛争は時間と手間と精神力が浪費されて大変なのだと身内を通して嫌というほど私は思い知ったのです。

こうして、私は「法的紛争で困っている人を絶対に助けたい」と決意しました。皮肉なことに、労働問題で、解雇される側と、解雇する側の、両方の立場を見てきましたので、そういった意味でも、天命だったのかもしれません。

02 弁護士として心がけていること

よく依頼者さんに感情をコントロールしてもらうと言うが、弁護士の感情もコントロールしなければならない。

――北川先生が弁護士として心がけていることは何ですか?
人の感情が絡むとトラブルは必ずこじれます。弁護士業界ではよく言われていることですが、如何に案件から感情を切り離して、別々に考えることができるかをやはり意識しています。「感情的になっている」「ヒステリックになっている」などというマイナスな表現がありますが、それをまさに切り離していくのが弁護士の作業と言えると思います。よく「依頼者さんに感情をコントロールしてもらえるように計らう」などと言いますが、弁護士にも感情があると言うのも自覚すべきだと考えています。お客様も私たち弁護士も、同じ人間に過ぎませんので。

感情的になっている他の弁護士もよく見かけます。お客様といろいろあったのでしょう。あるいは相手方である私とのやり取りが琴線に触れたのかもしれません。単純にその日の体調なのかもしれません。弁護士は聖人では無いので、お客様と同じ人間で、感情の浮き沈みがあるということを認識したうえで事に当たるのは、自覚しているのとしてないのとでは大きな差になると思っています。

また、「依頼者は解決策がほしいのであって、法律は手段に過ぎない」というモットーもあります。弁護士は法律に偏りがちです。考えてみてください。法律を持ちださないで解決できるトラブルの方が遥かに多いのです。でも、弁護士に相談した時点で、法律で解決しなければいけないという視点に流れてしまうことが多いです。その争いに最適な「解決策」を見いだすことが仕事だと思っています。その争いに最適な「法的な解決策」を見いだすことではないのです。さらに、先ほどの話との繋がりで言いますと、法律の話をしている時に、無意識ですが傲慢になりやすいのが弁護士だとも自覚しています。「依頼者さんは法律のことがそんなに詳しくない。一方、弁護士は詳しい」という関係性ですので。自分が詳しい分野のことを他人に話す時は、どうしても上から目線になってしまいますよね。あれと同じです。人間ならば仕方がないです。ただ、繰り返しています通り、常に自分にそれを自覚させて行動するのは、えらい違いとなります。

次に、依頼者さんが何を優先しているのを見極めることも大切だと考えています。例えば、2択に大別すると「早さを求めているのか」あるいは「時間がかかっても徹底的に争いたいのか」などです。最初は早さを求めていたけど、途中から徹底的に争いたくなる、などという展開もよくあります。その時々で、依頼者様が何を優先しているのか、この部分にアンテナを持っておくことが大事です。

そして、どんな仕事でも同じだと思いますが、こまめに連絡して悪いことはありません。また、こまめと言っても、依頼者様の生活時間に応じて連絡をする親切心も重要だと思っています。まめに報告することで、お客さんと弁護士の絆は深まっていきます。

さらに、依頼者様は、先ほどの感情の話の通り、気持ちが高ぶっていますので、過敏になっていらっしゃいます。よって、どんなお客様が相手でも、丁寧に接することは意識しています。法律の話になるとどうしても傲慢になってしまうという話とも繋がりますね。結果的に依頼者さんが気分を害さなければ、どんな接客でもOK、というのは論点がズレていると思います。弁護士は一度でも信頼関係が崩れてしまったら終わりですから。依頼者様との強固な信頼関係の構築が弁護士のミッションです。実際に「弁護士との信頼関係が破たんしたので解任します」というお客様もけっこういらっしゃいます。人間なので、感情ひとつで、関係性は変わってしまいます。「弁護士の気の利かない言葉ひとつで、解任にまで至ってしまうかもしれない」という緊張感は常に持って仕事に臨んでいます。「感情に染まってはいけない」という言い方もできますね。

03 弁護士としての活動

感情は本人のもの。他人にコントロールできない。なだめていくしかない。

――北川先生は弁護士として具体的にどのような活動をしているのですか?
交通事故、保険会社への書面作成、不貞による慰謝料請求などなど様々です。その中で、法的な交渉ではなく、任意での交渉を引き受けた案件がありました。当事者同士がこじれているので、弁護士に回ってきましたから、当然ですが、ヒアリングが難航を極めました。2~3時間話を聞いても、先方の感情的な発言が続いてしまって、あまり成果が得られない日々が続きました。しかし、こちらも業を煮やして「結局言いたいことはなんですか?」などと直接的に切り返してしまったら、先方が気を悪くしてしまいます。かと言って、相手が話すまで何時間も聞いているだけでは、これまた進展が乏しいです。

困った末に悟ったのは「感情は本人のもの。コントロールができない」ということでした。これまでの「感情をコントロールせよ」という主張をひっくり返してしまいますが……。つまり、「コントロールがそもそもできないもの――それが感情である」と悟ることが非常に有意義でした。「依頼者の感情は依頼者のもの。相手方の感情は相手方のもの。代理人である弁護士にも感情はある。それらはコントロールできない」――これです。ではどうすればよいか? それは「コントロールはできないが、なだめることはできる」です。よって、それぞれの感情をなだめながら、案件に当たっていくことで、事なきを得ました。

怒っている人に、「怒らないで」と伝えても、ますます怒ってしまいますよね。怒っている人は、何を言ってもしばらくは怒っています。ただし、ずっと怒っている人はいません。変な話、眠くなりますし、お腹減りますし。よって、怒りをなだめて、感情が変化するのを待ち続けるのです。これを悟ってから、ヒアリングを再開すると、同じ2~3時間でも、成果をたくさん得ることができました。これと言った話術があるわけでないのですが、やはりそういう意識を持って接客するのと、そうでないのとでは、お客様の印象が変わるのだなと思っています。

04 今後の方向性

労働者問題には身命を賭して臨みたい。

――北川先生が目指す今後の方向性について教えてください。
まずは、「法律的な手段」と「任意的な手段」の使い分けをもっと磨いていきたいです。前者は、より確実に解決ができますが、その分、時間と費用がかかります。後者は、早く解決ができますが、結果が全く出ないというリスクを依頼者様も承知のうえで、事に当たらなければなりません。どちらが秀でているという訳ではないです。重ね重ねになりますが、「法律的な手段」の一択で偏りがちな弁護士にはなりたくなく、任意での解決策も、同じウェイトで考えたいです。法律的な手段の方が、弁護士の実入りはよいのかもしれないですが、私はそういう考えではありません。根本には、やっぱり困っていた親類お客様を重ね合わせ、救いたいという純粋な想いがあるからです。

そういう意味で言いますと、やはり弁護士を目指す原点になった労働問題にはもっともっと絡んでいきたいと思っております。私の使命です。そのうえで、「労働問題」を軸に、幅広い範囲をカバーするゼネラリストの弁護士になりたいです。困っている人は分け隔てなく救いたい。

法的トラブルに苦しんでいる方々は、「弁護士が受諾した」という事実だけでも、だいぶ安堵してくれる人も多いんです。「あぁ…これで解決するだろう」と安心されるんですよね。安堵を求めるために、端っから弁護士に頼む気は無いけれども、事務所の「初回相談無料」のシステムを使って、法律の確認をしにくるだけのお客様もいらっしゃいます。私はそれでもいいと思っています。やはり、法的な確認をして、安堵されて、帰っていかれますので。「人に相談する」という行為だけでも、少し安心するのが、それこそ人間の普通の感情なのかもしれませんね。

さて、このように「労働問題」には特に力を入れているのが、私・北川雄士です。もちろん、法的に困っている方々は全員救いたいので、その他の分野ももちろん受諾いたします。困っている方はぜひ、ご連絡くださいませ。何卒よろしくお願いいたします。
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