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たなか しゅうじろう
田中 修次郎弁護士
弁護士法人プロテクトスタンス 札幌事務所
札幌駅
北海道札幌市中央区北2条西3-1 敷島ビル4F
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インタビュー | 田中 修次郎弁護士 弁護士法人プロテクトスタンス 札幌事務所

予備校講師を経て弁護士に。依頼者との信頼関係を大切に、粘り強く事件に取り組む

「ご依頼者さまから信頼関係を得られないと良い結果は生まれません。そのためには、まずご依頼者さまのお話を聞くことが必要です」

優しい口調で語りかけるのは弁護士法人プロテクトスタンス 札幌事務所に所属する田中 修次郎(たなか しゅうじろう)先生です。

田中先生には司法試験に挑戦するなかで培った、最後まで諦めない力があります。
また、大手予備校に就職し、中高生向けの授業を担当した経験もあるため、依頼者の目線に立った分かりやすい説明も得意です。

ただ、事件解決の根本にあるのは、信頼関係だといいます。
これまで田中先生が解決してきた事件について伺いました。

01 原点とキャリア

予備校講師を経て不屈の精神で弁護士に。家事事件を中心に注力

――弁護士を目指そうと思ったのは、いつでしたか。

弁護士を目指そうと思ったのは大学生のころです。
法学部に進学し、将来は法曹界の仕事に就くか、官僚の道に進みたいと思っていました。

そして、弁護士という職業について詳しく調べていると、大きな裁量を持って働くことができると知り、とても魅力に感じたんです。

このような経緯から、弁護士を目指すことを決めました。


――ロースクール卒業から弁護士になるまでのキャリアについて教えてください。

私は司法試験に何度かチャレンジしています。
ただ、合格するまでの生活もあるので、予備校に講師として就職し、中高生向けの授業を担当していました。

英語や古文、数学などさまざまな教科を教えていましたが、生徒の学力には差があります。
そのため、教えるときには「相手の理解度に合わせて話をする」ことを心がけていました。

この経験は弁護士の仕事にも活かされています。

法律に関する説明は難解になりがちですが、ご相談者さまやご依頼者さまは、必ずしも法律に詳しいわけではありません。
こちらのご説明をきちんとご理解いただけているか、常に意識しながらお話しすることを大切にしています。


――弁護士としてこれまで扱ってきた事件の分野を教えてください。

はじめに入所したのは愛知県内にある事務所です。
この事務所では離婚問題と交通事故を中心に、刑事事件や労働事件などの分野も担当していました。

ただ、もっと幅広いご相談やご依頼に対応できるようになりたいと考え、事務所の移籍を検討するようになりました。

プロテクトスタンスには、以前から知り合いだった弁護士が在籍しており、お声がけいただいたことをきっかけに事務所を移ることを決断しました。

現在は、これまでの経験を活かして離婚・男女問題や交通事故などに力を入れながら、借金問題の債務整理や企業法務などにも取り組んでいます。

02 解決事例①

精神的な不調により休職。丁寧な主張で養育費の減額に成功

――印象に残っているのはどのような事件ですか。

養育費の減額に成功した事件をご紹介します。

ご依頼者さまは男性で、離婚後に元配偶者が親権を取得したため、養育費を支払っていました。
大企業にお勤めで給与が高かったので、当初、養育費も比較的高額でした。

その後再婚されて、新たにお子さんにも恵まれたのですが、仕事を続けるなか、パワハラ被害を受けて精神面で不調をきたしてしまいました。
断続的に欠勤するようになり、欠勤がこれ以上増えれば、退職も検討せざるを得ない状況に陥っていました。

ご依頼者さまは養育費の減額を求めるため、調停を通じて元配偶者と話し合いをしていました。
しかし、体調が改善せず、自身での対応が困難になったため、私に依頼されました。


――相手方は減額の請求にどのような反論をしたのでしょうか。

相手方はご依頼者さまの主張に納得せず、「現時点では退職しておらず、今後も給与が増えていくと見込まれるから、大幅な減収を前提とする養育費の減額は認めない」と反論してきました。
ご依頼者さまの勤務先は福利厚生も手厚かったため、欠勤が多くても昇給し続けると考えたのかもしれません。

しかし、ご依頼者さまの体調は次第に悪化しており、このまま欠勤が続いて退職となってしまい収入が激減することはほぼ確実でした。また、養育すべきお子さんの数が増えていたこともあり、すでに養育費の支払いにより金銭的な余裕がない状況でした。

調停では意見がまとまらず審判まで進みましたが、詳細な資料を集めて丁寧に主張した結果、養育費を半額に減らすことができました。

支払いの負担を軽くできたことで、精神的にも余裕ができたのは大きな成果だったと思います。

03 解決事例②

年金だけでは苦しい毎日。婚姻費用の獲得で安定した生活を実現

――ほかには、どのような事件が印象に残っていますか。

婚姻費用の請求に関するご依頼で、印象に残っている事件があります。

ご依頼者さまは高齢の男性で、これまで年金や夫婦で協力して賃貸していた不動産の家賃収入を生活費に充てていました。
しかし、離婚に向けた別居が始まると、ご依頼者さまは家賃収入を受け取れなくなりました。
実は不動産は相手方、つまり奥様が親族から相続したもので、名義も相手方になっていたのです。

年金だけでは生活を賄うことができない状況でしたので、婚姻費用として請求したいと考えて交渉を依頼されました。


――この事件で大変なのは、どのようなことでしたか。

年齢のせいか、ご依頼者さまは話の内容が散漫になりやすく、こちらの質問に対してなかなか的確な回答を返してもらえませんでした。

資料の提出を求めても「昔のことなので忘れた」と言われたり、ご依頼者さまから聞いていた話が実は事実と異なっていたこともありましたね。

私にご依頼いただく前、ご依頼者さまは複数の弁護士に相談されたそうですが、やり取りに苦慮するためか、すべて断られたようです。

ご依頼者さまとのコミュニケーションで試行錯誤を続ける中、事件とは無関係な話題でも、まずは話に耳を傾けることが重要だと感じました。

ご依頼者さまにとって、話がなかなか伝わらないことはストレスだったかもしれません。
それでも、粘り強く話を聞く姿勢を示すことで信頼していただけるようになり、徐々に会話もスムーズになりました。


――事件の結果はどうなりましたか。

相続財産は、夫婦の共有ではなく相続した人の財産(特有財産)として扱われます。
そのため不動産の家賃収入について、相手方は「特有財産からの収入だ」などと主張し、婚姻費用の支払いに応じようとしませんでした。

交渉がまとまらず調停に移行したのですが、生活費を家賃収入で賄っていた点などを丁寧に説明しました。
その結果、最終的に婚姻費用の獲得に成功し、ご依頼者さまは安定した生活を送れるようになったのです。

04 弁護士として心がけること

話を聞くことと道筋を示すこと。どちらも大切な弁護士の役割

――弁護士として大切にしているのは、どのようなことですか。

婚姻費用に関する事例で実感したように、まずはご依頼者さまのお話を丁寧に聞くことです。

必要なポイントだけ聞くほうが効率的かもしれませんが、お話を丁寧にお伺いすることで信頼関係を構築し、良い結果にも繋がると考えています。

もちろん、事件を解決するためには、弁護士が状況に応じて適切な選択肢を提示することも重要です。
最終的にはご依頼者さまが判断しますが、どのような方法が最善か、弁護士としてはっきりと示すことも意識しています。


――最後に田中先生から困っている人へメッセージをお願いします。

多くの方にとって弁護士は遠い存在であり、身近に感じる方は少ないかもしれません。
困りごとがあっても、弁護士に相談するべきか迷ったり、相談したくても近づきにくいと感じたりする方もいるでしょう。

私は、特定の分野に偏らず、幅広い事件に対応できる弁護士になりたいと考え、日々研鑽を積んでいます。
また、リラックスして話せる雰囲気も大切にしていますので、お悩み事やお困り事はお気軽にご相談いただきたいです。

トラブルを抱えたまま悩んでいると、事態がさらに悪化してしまう可能性もあります。
相談に踏み出すのは勇気がいるかもしれませんが、まずはご連絡ください。
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