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あずま こうさく
東 浩作弁護士
弁護士法人本江法律事務所
天神駅
福岡県福岡市中央区天神2-8-41 福岡朝日会館7階
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インタビュー | 東 浩作弁護士 弁護士法人本江法律事務所

「絶対に負けられない」民事も刑事も訴訟で徹底的に争い、全国初の取り調べ映像開示命令も

東京と札幌で経験を積み、弁護士法人本江法律事務所 京都オフィスに移籍した東 浩作(あずま こうさく)弁護士。
これまで無罪判決に携わったことがあるなど、殺人事件をはじめ難解な刑事弁護に何度も挑んできました。
交通事故や不動産などの民事事件にも強く、裁判でテナント料を約3割増額した勝訴的和解の実績なども光ります。
モットーは、入念なリサーチを重ね、裁判の尋問まで含めて徹底的に争うこと。
依頼者と二人三脚で歩む、執念の弁護活動に迫ります。

01 キャリアの歩み

100件超の交通事故、難解な刑事弁護を経験。京都で新たな一歩

ーーこれまで東京、札幌、そして京都と各地を渡り歩いてきたそうですね。

キャリアの第一歩は、交通事故に強い都内の法律事務所でした。
半年弱の間に約100件に上る交通事故を担当するなど、激務の日々でしたね。
そのあとは司法試験予備校の講師をしながら実務を続け、労働事件や交通事故を中心にご相談をお受けしていました。

それから札幌に移籍し、約4年過ごしました。
特筆すべきは、殺人事件や乳児殺害遺棄事件の裁判員裁判をはじめ、難解な刑事弁護を何度も経験したことです。
それも、私選の否認事件が多く、無罪判決が出た事件に携わったこともあります。

同時に、民事事件も数多く担当しました。
不動産や交通事故のほか、顧問先も多く抱えていたため企業法務の経験もみっちり積みました。


ーーその後、京都にある現事務所に移籍されました。

私は出身が関西なので、地元の近くに戻ろうと考えていたんです。
京都には法科大学院生だった頃に暮らしていました。

札幌は大好きな街でしたが、久しぶりに帰ってきた京都はどこか懐かしく、関西弁を耳にするとなんだかホッとします。
一緒に移住してきた妻も子どもも、喜んでくれています。

02 得意分野と実績

不動産問題にも強く、3割近いテナント料の増額を手にした勝訴的和解

ーー無罪判決など刑事の大型事件に目が行きますが、民事の経験も豊富にあるんですね。

件数でいえば、民事のほうがむしろ刑事事件より多いんです。
とくに力を入れているのは、不動産や交通事故、労働問題、それに企業法務などです。

なかでも、交通事故はこれまで大量に扱ってきました。
札幌にいた頃は顧問先の保険会社の業務も担当していたため、相手の出方を見ながら交渉などで主導権を握ることができます。
比較的軽い事故はもちろん、死亡事故や重度の後遺障害を伴う事故にも何度も携わってきました。

また、企業法務では契約書をはじめとする日常的な法務に加え、従業員の不祥事対応の実績もたくさんあります。
詐欺や横領、背任、セクハラやパワハラなどです。


ーー不動産問題はいかがですか?

個人の方々よりも、不動産業者など法人案件をメインに扱っています。
事務所や店舗などのテナントに関する賃料増額、明け渡し請求などです。

おもな解決事例としては、ひとつは賃料増額を求めた訴訟で3割近い増額を手にした勝訴的和解があります。
不動産会社の代理人として、テナントを貸していた小売店に増額を迫ったんです。

ただ、交渉段階では相手は首を縦に振らず、その後の調停も決裂。
裁判で白黒つけることになり、調査を尽くして徹底的に争いました。
増額が妥当だとする根拠を、大量の資料とともに突きつけたんです。

3割ほどの増額率はインパクトが大きく、依頼者さまには大変感謝していただきましたね。

03 事件解決のスタンス

取締役解任の賠償に退職金を上乗せ。全国初、取り調べ映像の開示命令も

ーー徹底的に調査し、最後まで闘い抜く。先ほどの裁判は、そんな力強さが目を引きました。

そういった姿勢やスタイルは、私が最も大事にしていることのひとつなんです。

ほかにも、執念でもぎ取ったような判決は少なくありません。
たとえば、取締役の解任をめぐる損害賠償請求訴訟もそうです。

解任されたことに対して会社に損害賠償を求めたんですが、和解の際、大きな成果のひとつが退職金の支払いまで認められたことでした。
こういう場合に退職金が含まれるかどうかは法律上、判断が難しく、原則的に認められにくいとされているんです。


ーーただ、そうした定説のようなものを覆したと。

はい、それもほとんど満額が認めらたんです。
おそらく、過去にそれほど例のない会心の結果といえます。

この訴訟でも、過去の裁判例や文献を手当たり次第調べましたね。
それをもとに、退職金が支払われるべきだと法廷で必死に訴えました。
そこまでリサーチに時間をかけて臨んだのは、依頼者さまの「納得できない」「請求してほしい」という思いが強かったからです。

「それなら、やりましょう」。
私はそうお答えし、依頼者さまと一緒に最後まで闘おうと決心しました。
最終的な結果に、依頼者さまはとても喜んでいらっしゃいました。
私も力になれて、ほんとによかったです。


ーー刑事事件にも変わらず力を入れているんでしょうか?

私にとって刑事弁護は、最も思い入れのある分野ですからね。
交通事故の加害者弁護、不同意性交をはじめとする性犯罪、脱税や詐欺、横領などをとくに重点的に扱っています。

これまで起訴前と起訴後、自白事件に否認事件と、とにかく場数を踏んできました。
無罪判決のほかにも、不起訴や早期釈放などに持ち込んだ事例は山のようにあります。
また、全国で初めて、取り調べ映像の開示命令が出された裁判にも携わりました。


ーー全国初ですか。どんな裁判だったんですか?


黙秘権を侵害するなどした警察の取調べが違法だとして、賠償を求めて提訴したときのことです。
そのなかで、取り調べ映像の開示を申し立てました。
すると、裁判所は警察側の反論をほぼ一蹴し、映像を提出するよう命じる決定が出たんです。

相手が国であろうが、納得いかないことにはNOを突きつけ、必要あらば徹底的に争うのが私のモットーです。
これまで刑事も民事も、裁判では決して安易に妥協せず、尋問までとことんやって決着をつけてきました。

04 依頼者への思い

「できることは、すべてやる」。闘う原点は、公害を学んだ過去にあった

ーーそれにしても、すごい熱量ですね。何がそこまで先生を駆り立てるんですか?

ご依頼いただいたからには、やれることはすべてやるーー。
シンプルに、その思いからです。

もちろん、依頼者さまのご意向を無視して争うようなことは決してしませんよ。
ただ、依頼者さまが望むなら、どんな事件でも、どんな苦境に置かれても、私は中途半端に終わらせることは絶対にしません。

だって、私たちはそれで報酬をいただいているんですから。
プロとしての矜持、とでも言えばいいでしょうか。
「絶対に負けられない」という思いで、死力を尽くすべきだと考えています。


ーーほんとに、芯の強い人なんですね。

学生の頃から、どんな相手にも果敢に挑む弁護士を理想像として思い描いていたんです。
その思いを強くしたきっかけは、大学のゼミで公害や環境問題を学んだことでした。
公害関連訴訟に取り組む弁護団の方々の姿を目の当たりにし、胸を打たれたんです。

依頼者さまの多くが、人生のどん底に突き落とされたようにつらい思いを抱えていらっしゃいます。
途中で「もうしんどい」とぽろっと弱音を吐いたり、気持ちが折れかけてしまうことも少なくありません。
そんなときこそ、そばで力一杯支えるのが私の使命です。

決して不安な思いをさせないように、連絡を密に取り合い、励ましながら二人三脚で一緒にゴールを目指す。
その覚悟と決意を胸に、これからも一人ひとりの依頼者さまと向き合っていきたいですね。
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