やなぎた せいじ
柳田 清史弁護士
弁護士法人権藤&パートナーズ
なにわ橋駅
大阪府大阪市北区西天満1-7-20 JIN・ORIXビル10階
インタビュー | 柳田 清史弁護士 弁護士法人権藤&パートナーズ
大阪交通事故弁護団の一人として、被害者救済に尽力。死亡事故や後遺障害事案の実績も多数。
弁護士法人権藤&パートナーズの柳田 清史(やなぎた せいじ)弁護士。
同事務所に所属しながら、大阪交通事故弁護団の一人として事故被害者の救済に取り組んでいます。
そんな柳田先生に、弁護士としての実績や、弁護士を志したきっかけ、悩みをもつ人に伝えたいメッセージなどを伺いました。
同事務所に所属しながら、大阪交通事故弁護団の一人として事故被害者の救済に取り組んでいます。
そんな柳田先生に、弁護士としての実績や、弁護士を志したきっかけ、悩みをもつ人に伝えたいメッセージなどを伺いました。
01 弁護士としての実績
数千万円の賠償額増額実績も。大阪交通事故弁護団の一人として被害者救済に注力
――柳田先生はこれまでどんな案件に対応してきましたか?
事務所としては、企業法務を中心として、事業再生、労働問題、相続、破産、不動産トラブルなど幅広い案件に対応してきましたが、そのなかでも特に力を入れてきたのが交通事故です。
弁護士になってから、司法修習同期と定期的に行っていた勉強会を通して、交通事故の被害者救済における課題に着目するようになっていきました。
これをきっかけに、勉強会を行なっていた4人で「大阪交通事故弁護団」を立ち上げ、全国の死亡事故の遺族や重度後遺障害の被害者を中心に、交通事故被害者を救済するために弁護活動を展開しています。
――「交通事故の被害者救済における課題」とは、どのような課題でしょうか?
交通事故で被害者の交渉相手となるのは、加害者側の保険会社です。
過去に膨大な数の交通事故対応を行なっている保険会社は、いわばその道のプロ集団。
一方被害者側の多くの方にとって、交通事故はある日突然自分の身に降りかかった人生で一度きりの不運な出来事です。
両者には圧倒的な経験と知識の差があるため、被害者は保険会社の言いなりになってしまい、適正な賠償額がわからないまま保険会社基準の条件で合意してしまうのです。
弁護士が介入することで、保険会社と直接やり取りをする手間やストレスから解放され精神的なご負担も大幅に軽減することができ、被害者が受け取れる賠償額も大幅に変わってきます。
被害者や残された遺族の「これから」を守り、感情も含めて救済できるよう、交通事故案件に尽力しています。
――弁護士が介入することで交通事故案件の結果はどれくらい変わるのでしょうか?
以前、弁護団のメンバーが対応したご相談のなかで、被害者が事故により脳に重篤な損傷を負い、機能障害が出ているという案件がありました。
このときは、被害者が生涯にわたって必要となる介護費用なども主張し、結果として総額約1億円の賠償金を勝ち取ることができました。
弁護士が入らず、保険会社の提示額をそのまま受け入れていれば、賠償額はその半分にも満たなかったでしょう。
これは特に高額な事例ですが、事故被害の大小に関わらず、基本的に保険会社の基準は裁判で認められる基準には足りていません。
また、後遺障害の認定が認められるかどうか微妙な事案などでは、事故後の通院の頻度や期間、主治医の診断書の書き方によっても保険会社から受け取れる金額は変わります。
その辺りは私から依頼者様に細かく説明させていただきます。
近年、自動車保険で、弁護士への相談費用や委任費用の負担が含まれる「弁護士費用特約」というオプションを付けておられる方もかなり増えてきたと思います。
交通事故に遭ってしまったのなら、そうした保険も活用していただき、とにかく遠慮せずにできるだけ早く弁護士に相談することをおすすめします。
02 弁護士を志したきっかけ
遠いようで、実は身近にある。法律の面白さに気付いた大学時代
――柳田先生が弁護士を志したきっかけを教えていただけますか?
高校生の頃から法廷モノのテレビドラマなどを観て、漠然と弁護士という仕事に憧れを抱いていました。
その後、大学の法学部に入学して法律の勉強をするなか、法律の面白さを実感していきました。
例えば、何気なくコンビニで買い物をすることも、それは売買契約という民法に基づいた行為ですよね。
法律はトラブルが起きたときだけに使うものではなく、実は私たちの身近にあるものなのです。
それに気付いてから、日々の生活のなかで法律を意識することが多くなりました。
同時に、法律をさらに深く学び、その知識を使って人の役に立ちたいと考えるようになり、本格的に弁護士になることを決意しました。
――もともと「弱い立場の人を守りたい」といった正義感もありましたか?
自分では強く意識していたわけではありませんが、昔から勧善懲悪な話は好きでしたし、そういった気持ちはあったと思います。
また学生の頃から人と話すことが好きで、コミュニケーションは上手な方だったかもしれません。
弁護士になってからも、交渉案件は自信があります。
相手の立場も考えつつ、こちらの正当性を理論的に主張していきます。
03 弁護士としての強み
依頼者の心の不安を取り除けるよう、コミュニケーションを大切にしています
――柳田先生が依頼者から相談を受ける際に意識していることはありますか?
コミュニケーションをできる限り多くとるようにしています。
親身になってご相談に乗るのはもちろんのことですが、それ以外の時間でも依頼者様が不安な気持ちにならないよう、報告事項をスピーディーに伝えたり、マメに連絡をとることを心がけています。
法律と関係のないお話も含めてすべてお聞きし、依頼者様に安心していただいたうえで、こちらから今後の進め方をわかりやすい言葉で伝えていきます。
――仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
やはり依頼者様の満足のいく結果が得られて、喜んでいただけたときは、一番やりがいを感じますね。
ただ、状況的に厳しい案件で、望んでいる結果にならなかった場合でも、それまでのやり取りも含めてここまでやったのだから後悔はないと、依頼者様に納得してもらえるよう、常に最善を目指しています。
04 悩みをもつ人に伝えたいメッセージ
泣き寝入りせずにすむよう、強く希望を信じ、問題解決を目指します
――話は外れますが、趣味はありますか?
小学生の頃から、弁護士になってからもサッカーをしていました。今も定期的に仲間とフットサルをしています。
自宅で過ごすときは、読書やスポーツ観戦を楽しんでいます。
同じ趣味をお持ちの方がいたら、ぜひいろいろお話したいですね。
――ありがとうございました。最後に悩みを抱える方に向けてメッセージをお願いします。
不安や恐怖から、相手方の主張を鵜呑みにしたり、泣き寝入りをしたりする前に、一度私たち弁護士に相談してみませんか?
それによって、ご負担が軽減できたり、結果が大きく変わることも多くあります。
依頼者様とともに、強く希望を信じ、問題解決を目指します。