みやもと しょうへい
宮本 祥平弁護士
あつみ法律事務所
霞ケ関駅
東京都千代田区麹町3-3-8 麹町センタープレイス4階
インタビュー | 宮本 祥平弁護士 あつみ法律事務所
コンビニ経営をめぐる金銭トラブルで勝訴的和解。訴訟に強い弁護士の打開力とモットー
訴訟の多さを強みのひとつとする、あつみ法律事務所。
宮本 祥平(みやもと しょうへい)弁護士も数々の裁判に携わり、コンビニ経営をめぐる金銭トラブルをはじめ、難しい局面を何度も打開してきました。
その経験は交渉にも活きているといい、複雑な遺産相続をうまく決着させた実績などがあります。
中小企業法務や、被害が多発しているというカードゲームの売買をめぐるトラブルを含め、自身が大切にしているスタンスや依頼者への思いをお聞きしました。
宮本 祥平(みやもと しょうへい)弁護士も数々の裁判に携わり、コンビニ経営をめぐる金銭トラブルをはじめ、難しい局面を何度も打開してきました。
その経験は交渉にも活きているといい、複雑な遺産相続をうまく決着させた実績などがあります。
中小企業法務や、被害が多発しているというカードゲームの売買をめぐるトラブルを含め、自身が大切にしているスタンスや依頼者への思いをお聞きしました。
01 原点とキャリア
きっかけは、殺人事件とテレビドラマ。訴訟に強い事務所に入所
ーーなぜ法曹界に足を踏み入れたのか。まずは、その点からお聞きできますか?
私が小学生だった頃、近所で殺人事件が発生したんです。
犯人がなかなか見つからないなか、遺族の方々は一生懸命ビラ配りをしていました。
その光景を見て、幼心に「困っている人を助けたい」「不正を正したい」といった気持ちが芽生えたんです。
ちょうどその頃、司法修習生を題材にしたテレビドラマが放映されていて、そこで初めて法曹の存在を知りました。
それとあの事件が重なり、法曹を志すようになったんです。
中学校の入学前、将来の夢をテーマにした宿題では「法曹になりたい」とはっきり書いたことを記憶しています。
ーー弁護士登録後のキャリアの歩みもうかがいます。
司法修習でお世話になった現事務所に入所し、今に至ります。
業界では数少ない女性弁護士が代表を務めており、上下関係がなくフラットで風通しのいい事務所です。
相続や離婚、交通事故、労働問題、金銭トラブルなどの個人案件を幅広く扱っているほか、中小企業をはじめとする企業法務にも力を入れています。
また、訴訟を数多く扱っている点も私たちの強みだと思いますね。
私が小学生だった頃、近所で殺人事件が発生したんです。
犯人がなかなか見つからないなか、遺族の方々は一生懸命ビラ配りをしていました。
その光景を見て、幼心に「困っている人を助けたい」「不正を正したい」といった気持ちが芽生えたんです。
ちょうどその頃、司法修習生を題材にしたテレビドラマが放映されていて、そこで初めて法曹の存在を知りました。
それとあの事件が重なり、法曹を志すようになったんです。
中学校の入学前、将来の夢をテーマにした宿題では「法曹になりたい」とはっきり書いたことを記憶しています。
ーー弁護士登録後のキャリアの歩みもうかがいます。
司法修習でお世話になった現事務所に入所し、今に至ります。
業界では数少ない女性弁護士が代表を務めており、上下関係がなくフラットで風通しのいい事務所です。
相続や離婚、交通事故、労働問題、金銭トラブルなどの個人案件を幅広く扱っているほか、中小企業をはじめとする企業法務にも力を入れています。
また、訴訟を数多く扱っている点も私たちの強みだと思いますね。
02 強みと解決実績①
コンビニ経営をめぐる金銭トラブルで借金も、裁判で勝訴的和解へ
ーーご自身も訴訟の経験が豊富なんですか?
これまで数多く担当してきたので、訴訟に強い自負があります。
弁護士なら、裁判ができて当たり前ーー。
おそらく多くの方が、そう思われるのではないでしょうか。
ただ、必ずしもそうとは言い切れない面があります。
というのも、そもそも訴訟をほとんどやらない方針の事務所や弁護士も珍しくないからです。
では、訴訟に強いとどんなメリットがあるのか。
たとえば、裁判官がどんな証拠を重視するのか。
場数を踏んでいれば勝敗を分けるポイントを見極め、うまい戦略を立てられます。
それに、利点は訴訟そのものにとどまりません。
その前段階の交渉にも効果的です。
仮に裁判に突入したら、どんな結果になり得るか。
それを材料にしながら、相手との駆け引きを有利に進めやすくなるんです。
ーー実際、これまでにどんな訴訟を担当してきたのか教えてください。
身近な例で言えば、コンビニエンスストアの経営をめぐる金銭トラブルで、こちらの主張が全面的に認められた裁判があります。
依頼者さまは、あるコンビニチェーンと加盟店契約を結んだ店長でした。
ただ、それは必ずしもご本人の強い意思ではなく、知人にそそのかされて始めたことだったんです。
そして、それがのちに大きなトラブルを引き起こすことになってしまいました。
ーーどんな問題が起きたんですか?
その知人は、オーナーとしていくつかのコンビニの店舗を経営していたようで、依頼者さまは、コンビニのオーナー経験がなかったため、その知人を頼らざるを得ない状況となってしまっていました。依頼者さまは、知人に言われるがままに経営を続けるうち、知らぬ間に度々、店のお金を抜かれ、しまいには多額の借金を背負わされてしまったんです。
結局、経営は行き詰まり、依頼者さまは店を畳む決断を下しました。
すると今度は、契約時の取り決めをめぐって不当に金銭の支払いを要求されてしまいました。
それで困り果て、私に助け舟を求めてこられたんです。
ーーそして、最終的に裁判で決着させたと。
むしろ依頼者さまが不当に金銭を抜かれていたわけですから、その分の支払いを求める訴訟を起こしました。
大きな争点となったのは、どちらがオーナーだったのか、という点でした。
形式的には、加盟店契約を結んだ依頼者さまです。
しかし、相手は、コンビニ経営などに慣れた人物で、言葉巧みに自分にとって有利な書類を作成し、依頼者さまがサインさせられてしまっていました。
裁判所は、書類を重視する傾向にあるので、こちらに不利な証拠が既に作成されてしまっている状況で、どれだけこちらの主張を裏付ける証拠を揃え、裁判所を説得できるか、そこが肝でした。最後は私たちの主張がすべて認められるかたちで和解が成立した事件でした。
これまで数多く担当してきたので、訴訟に強い自負があります。
弁護士なら、裁判ができて当たり前ーー。
おそらく多くの方が、そう思われるのではないでしょうか。
ただ、必ずしもそうとは言い切れない面があります。
というのも、そもそも訴訟をほとんどやらない方針の事務所や弁護士も珍しくないからです。
では、訴訟に強いとどんなメリットがあるのか。
たとえば、裁判官がどんな証拠を重視するのか。
場数を踏んでいれば勝敗を分けるポイントを見極め、うまい戦略を立てられます。
それに、利点は訴訟そのものにとどまりません。
その前段階の交渉にも効果的です。
仮に裁判に突入したら、どんな結果になり得るか。
それを材料にしながら、相手との駆け引きを有利に進めやすくなるんです。
ーー実際、これまでにどんな訴訟を担当してきたのか教えてください。
身近な例で言えば、コンビニエンスストアの経営をめぐる金銭トラブルで、こちらの主張が全面的に認められた裁判があります。
依頼者さまは、あるコンビニチェーンと加盟店契約を結んだ店長でした。
ただ、それは必ずしもご本人の強い意思ではなく、知人にそそのかされて始めたことだったんです。
そして、それがのちに大きなトラブルを引き起こすことになってしまいました。
ーーどんな問題が起きたんですか?
その知人は、オーナーとしていくつかのコンビニの店舗を経営していたようで、依頼者さまは、コンビニのオーナー経験がなかったため、その知人を頼らざるを得ない状況となってしまっていました。依頼者さまは、知人に言われるがままに経営を続けるうち、知らぬ間に度々、店のお金を抜かれ、しまいには多額の借金を背負わされてしまったんです。
結局、経営は行き詰まり、依頼者さまは店を畳む決断を下しました。
すると今度は、契約時の取り決めをめぐって不当に金銭の支払いを要求されてしまいました。
それで困り果て、私に助け舟を求めてこられたんです。
ーーそして、最終的に裁判で決着させたと。
むしろ依頼者さまが不当に金銭を抜かれていたわけですから、その分の支払いを求める訴訟を起こしました。
大きな争点となったのは、どちらがオーナーだったのか、という点でした。
形式的には、加盟店契約を結んだ依頼者さまです。
しかし、相手は、コンビニ経営などに慣れた人物で、言葉巧みに自分にとって有利な書類を作成し、依頼者さまがサインさせられてしまっていました。
裁判所は、書類を重視する傾向にあるので、こちらに不利な証拠が既に作成されてしまっている状況で、どれだけこちらの主張を裏付ける証拠を揃え、裁判所を説得できるか、そこが肝でした。最後は私たちの主張がすべて認められるかたちで和解が成立した事件でした。
03 強みと解決実績②
複雑な遺産相続を交渉で決着。母を亡くした息子の思いを背負って
ーー訴訟経験は交渉にも活きると指摘されていました。交渉での解決事例もお聞きしたいです。
あれは、大変痛ましい事件によってお母さまを亡くした息子さんから、相続のご相談をいただいたときのことでした。
お母さまは晩年になって再婚したんですが、旦那さまの重過失によって亡くなってしまったんです。
ふたりは以前から遺産はそれぞれのお子さんに託すことにして、2人の間では互いに相続の権利を主張しないよう決めていたそうです。
にもかかわらず、旦那さまが遺留分を主張してきたんです。
遺留分とは、相続人が最低限の相続財産を請求できる権利のことです。
ーー息子さんはそれに納得できなかったと。
そもそも事前の取り決めと違いますし、旦那さまのせいで母を失ったという強い怒りも抱いておられましたからね。
ただ法律上、遺留分の主張を跳ね返すのは簡単なことではありません。
お母さまは相当な遺産をお持ちでしたので、このままいけば高額な財産を渡さざるをえない事態も考えられる状況でした。
ーーそんななか、交渉で局面を打開したんですか?
こちらとしては、そもそも旦那さまの過失によって死亡させられたことへの損害賠償請求権があります。
「裁判になれば、これほど高額な賠償金を支払うリスクがある」。
たとえばそんな風に相手と駆け引きしながら、じっくり交渉を進めました。
遺留分と損害賠償。
2つのバランスを見ながら、どうやって最大限の金銭を引き出すか。
その点において、最終的に依頼者さまにご納得いただける金額で合意することができたんです。
ーー複雑な事件を受けたとき、どんなことを心がけているんでしょうか?
たっぷり時間をかけて、依頼者さまや関係者の話をお聞きすることです。
たとえば建築訴訟なら、協力してくれる建築士などの専門家を探してヒントを得たりと、頭だけでなく足を使って手がかりを見つけていく。
そんな地道な作業が、実はとても大切なんです。
当然、膨大な資料を読み込むことも珍しくありません。
それも含めてとにかく徹底的にやるのが、私のスタンスです。
ご依頼いただいた以上、結果を出さないといけない。
なんとか依頼者さまの助けになりたい、本来救われるべき人が救われて欲しい。
根底にあるのは、そんな思いですね。
あれは、大変痛ましい事件によってお母さまを亡くした息子さんから、相続のご相談をいただいたときのことでした。
お母さまは晩年になって再婚したんですが、旦那さまの重過失によって亡くなってしまったんです。
ふたりは以前から遺産はそれぞれのお子さんに託すことにして、2人の間では互いに相続の権利を主張しないよう決めていたそうです。
にもかかわらず、旦那さまが遺留分を主張してきたんです。
遺留分とは、相続人が最低限の相続財産を請求できる権利のことです。
ーー息子さんはそれに納得できなかったと。
そもそも事前の取り決めと違いますし、旦那さまのせいで母を失ったという強い怒りも抱いておられましたからね。
ただ法律上、遺留分の主張を跳ね返すのは簡単なことではありません。
お母さまは相当な遺産をお持ちでしたので、このままいけば高額な財産を渡さざるをえない事態も考えられる状況でした。
ーーそんななか、交渉で局面を打開したんですか?
こちらとしては、そもそも旦那さまの過失によって死亡させられたことへの損害賠償請求権があります。
「裁判になれば、これほど高額な賠償金を支払うリスクがある」。
たとえばそんな風に相手と駆け引きしながら、じっくり交渉を進めました。
遺留分と損害賠償。
2つのバランスを見ながら、どうやって最大限の金銭を引き出すか。
その点において、最終的に依頼者さまにご納得いただける金額で合意することができたんです。
ーー複雑な事件を受けたとき、どんなことを心がけているんでしょうか?
たっぷり時間をかけて、依頼者さまや関係者の話をお聞きすることです。
たとえば建築訴訟なら、協力してくれる建築士などの専門家を探してヒントを得たりと、頭だけでなく足を使って手がかりを見つけていく。
そんな地道な作業が、実はとても大切なんです。
当然、膨大な資料を読み込むことも珍しくありません。
それも含めてとにかく徹底的にやるのが、私のスタンスです。
ご依頼いただいた以上、結果を出さないといけない。
なんとか依頼者さまの助けになりたい、本来救われるべき人が救われて欲しい。
根底にあるのは、そんな思いですね。
04 その他の注力分野
経営者を支える顧問弁護。カードゲームの売買めぐる被害救済も
ーー企業法務についても、その内容や経営者のみなさんに伝えたいことをお聞きします。
日頃から契約書のレビューや労務管理、訴訟対応などを全般的にサポートさせていただいています。
顧問先としては人材派遣や芸能事務所が比較的多く、労働や移籍などをめぐるトラブルが目立ちますね。
それとは別に、経営者の方々から離婚や交通事故などのご相談をいただくこともよくあります。
会社の法務からプライベートの法律相談まで、ワンストップで対応できる顧問弁護士ーー。
そんな風に、自社の法務部を外注するイメージで気軽に活用いただきたいですね。
企業の問題からは少し離れますが、ほかにも今、とても心配していることがあるんです。
ーー何を心配されているんですか?
カードゲームの売買をめぐるトラブルが多発していることです。
ポケモンカードを筆頭にフリマサイトなどで高額で取引されており、なかには1枚1,000万円にも上るようなケースもあります。
そんななかでお金が振り込まれなかったり、偽造されていたりといったトラブルが相次いでいるため、その被害救済にも力を入れているんですよ。
実はカードゲームが趣味で、資格を取ったり、大会運営に携わったりするほど好きなんです。
私なら前提知識があるので、スムーズな対応や早期解決のお手伝いができるはずです。
ーーそれなら安心して相談できそうですね。
それに限らず、多くの方にとって弁護士に相談するのは、とても勇気のいることだと思います。
私は一つひとつの事件に真正面から向き合い、依頼者さまにご満足いただける結果を出せるよう全力を尽くすことをお約束します。
ぜひ安心して、気軽にご相談いただけるとうれしいですね。
日頃から契約書のレビューや労務管理、訴訟対応などを全般的にサポートさせていただいています。
顧問先としては人材派遣や芸能事務所が比較的多く、労働や移籍などをめぐるトラブルが目立ちますね。
それとは別に、経営者の方々から離婚や交通事故などのご相談をいただくこともよくあります。
会社の法務からプライベートの法律相談まで、ワンストップで対応できる顧問弁護士ーー。
そんな風に、自社の法務部を外注するイメージで気軽に活用いただきたいですね。
企業の問題からは少し離れますが、ほかにも今、とても心配していることがあるんです。
ーー何を心配されているんですか?
カードゲームの売買をめぐるトラブルが多発していることです。
ポケモンカードを筆頭にフリマサイトなどで高額で取引されており、なかには1枚1,000万円にも上るようなケースもあります。
そんななかでお金が振り込まれなかったり、偽造されていたりといったトラブルが相次いでいるため、その被害救済にも力を入れているんですよ。
実はカードゲームが趣味で、資格を取ったり、大会運営に携わったりするほど好きなんです。
私なら前提知識があるので、スムーズな対応や早期解決のお手伝いができるはずです。
ーーそれなら安心して相談できそうですね。
それに限らず、多くの方にとって弁護士に相談するのは、とても勇気のいることだと思います。
私は一つひとつの事件に真正面から向き合い、依頼者さまにご満足いただける結果を出せるよう全力を尽くすことをお約束します。
ぜひ安心して、気軽にご相談いただけるとうれしいですね。