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いぐち なつき
井口 夏貴弁護士
井口法律事務所
赤坂駅
福岡県福岡市中央区大名2-10-4 シャンボール大名D棟301
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

*当事務所では、定期的に夜間相談を行っております。 日時につきましては、Facebookページでご確認ください。*法律相談は予約制になりますので、電話にて事前のご予約をお願いいたします。

インタビュー | 井口 夏貴弁護士 井口法律事務所

大切なのは現場を見ること。傾聴×目視で事件解決に挑む、地元を愛する福岡市の弁護士

「心がけているのは依頼者さまのお話をよくお聞きすることです。事件解決に必要な情報を得るためだけではなく、依頼者さまにご満足いただくためでもあります」

福岡市にある井口法律事務所の代表を務める井口 夏貴(いぐち なつき)弁護士は、傾聴の大切さを語ります。

離島(長崎県対馬市)に勤めた経験のある井口先生は、一般民事や家事事件の経験が豊富で、傾聴の大切さがよく分かる事件を数多く解決してきたといいます。
一方で現場が解決の糸口になった事件もあるとのこと。

これまで、どのように依頼者の期待に応えてきたのでしょうか。

01 原点とキャリア

離島勤務を経験し福岡市で独立。法律問題に困る依頼者の味方

――いつから弁護士になろうと決めていたのですか。

はじめに弁護士を目指そうと思ったのは高校生のころでした。

中小企業に勤めている父から「中小企業の経営者は法的なトラブルがあっても、なかなか弁護士の先生にアクセスすることができない」と言われました。

この言葉を聞いた私は「それなら自分が弁護士になって、困っている中小企業の経営者を助けたい」と思ったのです。

私は出身地である福岡県久留米市が大好きです。
将来は弁護士として地元に貢献したいと思っていました。


――離島で働いた経験があると聞いています。

ひまわり基金法律事務所で働いていたころ、弁護士事務所が少ない長崎県対馬市で勤務していました。
当時は離婚や債務整理、相続や刑事事件など、いわゆる町弁として数多くの事件に対応していました。

離島には特殊な事情もあります。
対馬市は総面積の約9割が森林で、人が住める場所の割合が少ない島です。
そのせいもあってか、土地の境界問題はほかの地域より多い気がしました。

また、島の中では生活パターンや行く場所が一定程度固定化されます。
そのため、休日に依頼者さまと顔を合わせたり、係争中の相手と顔を合わせたりと小さいコミュニティならではの大変さもありました。

法律問題に困っている方は同時にさまざまな不満を抱えています。
そのため、当時から時間をかけて、依頼者さまのお話をお聞きする姿勢が身についていたのだと思います。

その後、福岡県に戻ってきて「井口法律事務所」を立ち上げました。


――現在扱っている事件ついて教えてください。

現在は債務整理や遺産相続、債権回収や労働事件など幅広く扱っています。
ほかには刑事事件や交通事故にも対応できます。

一方、一般民事や家事事件に加えて、企業法務にも力を入れるようになりました。
これは、当初私が弁護士を目指した理由にも通づる分野です。
新しい業種の顧問先が増えると、そのたびに学ばなければならない法律もあるため、日々の自己研鑽は欠かせません。

02 解決事例①

証拠のない交通事故で食い違う主張。解決のカギは現場に

――どのような事件が印象に残っていますか。

自動車どうしの交通事故において、被害者の方から依頼を受けました。
当時はドライブレコーダーもあまり普及しておらず、当事者の証言から過失割合を判断するしかありませんでした。

しかし、依頼者さまと相手方の主張が食い違っていたため交渉ではまとまらず、訴訟を起こすことにしたのです。

一審では相手方の主張が認められ、依頼者さまにとって不利な過失割合となってしまいました。
ただ、依頼者さまは相手の主張に納得できない様子でした。


――証拠がないとそうなってしまうのですね。

確かに証拠がないと主張が食い違うことは珍しくありません。
しかし、その道は依頼者さまが通勤で毎日通る道なので、主張の信憑性は高いと思いました。

そこで、現地に行き、依頼者さまが事故にあった道を車で通り、当時の様子を撮影(録画)しました。
すると、依頼者さまの主張を裏付けるようなことが分かり、二審では依頼者さまに有利な過失割合となったのです。


――現場を直接確認することが大切なのですね。

そうですね。
このケースでは、依頼者さまが覚えた違和感を教えてくれたため、それが解決の糸口になりました。

私はほかの事件・事故でも現場を見ることを大切にしています。
やはりお話を聞いているだけでは分からないこと、現場に行かなければ分からないことがあります。

ただ、証拠があればすぐに解決する交通事故も多いです。
ドライブレコーダーを付けておけば、いざというときに役立ちます。

もし事故にあった場合には、ドライブレコーダーの映像を確実に保存しておきましょう。
データをすぐに抜かないと、その後の録画でデータが上書きされてしまうこともあります。

03 解決事例②

大幅に減額できた損害賠償。相手の様子を見て分かった事実

――ほかの解決事例についても教えてください。

顧問先の企業から「退職した元従業員から、在職時の労働災害について損害賠償請求をされた」とご相談をいただきました。

依頼者さまによると、相手方は労働災害の後遺症で歩行困難な状況にあるということでした。
労働災害の保険だけでは賄えない部分があり、差額を請求されたのです。

しかし、同時に依頼者さまはこのようにいっていました。
「当社のビルにはエレベーターがなく、相手は階段を登ってやってきていた。とうてい足に後遺障害があるとは思えない」と。


――相手の主張と実際の状況は一致しませんね。

依頼者さまは相手の現在の職場を知っており、そこで働いている時間も知っていました。
そこで、思い切って相手の様子を直接見に行くことにしました。

実際に相手の状況を見てみると、なんと問題なく歩行していたのです。
その様子を録画して裁判で提出すると、依頼者さまに有利な判決がくだりました。

一部、相手の主張が認められた部分もありましたが、最終的に支払額は当初の1/4程度まで減額できました。

この事件でも現場を直接見る大切さを学んだのは、いうまでもありません。


――そういった動画は当事者が撮ってもよいのですか。

相手の自宅の敷地に入らないなど、法律の範囲内で行う分には構いません。
しかし、同じように相手の様子を見るにしても、私たち弁護士でないと気付けないポイントもあります。

証拠集めの方法も含めて、弁護士と相談して進めるほうが依頼者さまも安心できるでしょう。

04 弁護士として心がけること

満足度向上のためにじっくり話を聞き、必要な情報を得る

――弁護士としてこだわっていることは何ですか。

依頼者さまのお話をよくお聞きすることです。

たとえば弁護士会の法律センターでは、相談時間が30分と決まっています。
そのため、依頼者さまのお話をじっくり聞くより、少しでも有効なアドバイスをすることに時間を使いがちです。

しかし、このような状況では依頼者が満足できず、弁護士に対する不満の原因になっています。

そのため、私は時間の許す限りお話をお聞きする「傾聴」を心がけています。


――休日はどのように過ごしていますか。

福岡市内に「大濠公園」という大きな公園があり、そこには周長2kmほどの大きな池があります。
運動不足解消と気分転換のため、1〜2周ほど池の周りを歩くのが習慣ですね。

また、長男がやっているバスケットボールの試合を観戦したり、次男がやっている和太鼓の練習に自らも参加したりしています。

いずれも、仕事の質を高めるために必要な息抜きです。


――最後に井口先生から、困っている方へメッセージをお願いいたします。

最近では生成AIを使うことで、一般の方も一定程度の法律知識を得られるようになりました。
しかし、生成AIはいまだに事実と異なる回答をすることがあります。

また、実際の裁判の状況などインターネット上にない情報を知っているのは、実務を経験している弁護士だけです。
そのほか状況の分析などについても、弁護士のほうが生成AIより能力が高いです。

お一人で悩まずに、法律の専門知識のある弁護士に相談するほうが早く楽になります。
何かお困りのことがありましたら、迷わずご相談ください。
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