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ささき しんすけ
佐々木 晋輔弁護士
佐々木・北野法律事務所
扇町駅
大阪府大阪市北区太融寺町2-22 梅田八千代ビル9階C号室
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

初回面談30分は無料です。30分を超える場合は5500円(税込)の相談料をお願いいたします。

インタビュー | 佐々木 晋輔弁護士 佐々木・北野法律事務所

電気工事士から転身、不動産や企業間紛争、モノづくりの視点で依頼者の「納得」積み上げる

電気工事士から転身した異色のキャリアが目を引く、佐々木・北野法律事務所の佐々木 晋輔(ささき しんすけ)弁護士。
とくに力を入れているのが、建物明け渡しや滞納家賃の回収をはじめとする不動産問題、中小企業・個人事業主を中心とする企業間トラブルの処理です。
モノづくりと共通する事件への向き合い方、空手で磨いた交渉術と駆け引き、どんな相手にも果敢に立ち向かう姿に迫ります。

01 弁護士を目指した理由とキャリア

電気工事士から転身。破産管財人代理として大型破産事件も


ーー電気工事士から弁護士に転身されたんですね。きっかけは何だったのでしょうか?

祖父が警察官だったこともあり、以前から法律に関する仕事に関心を持っていました。
そこで大学は法学部に進学したのですが、小さい頃からモノづくりにも興味があり、大学卒業後は電気工事会社に就職したんです。
就職後は一般住宅などの屋内配線工事、屋外での電気設備作業に携わり、電気工事士と高所作業車の資格も取得しました。

そんななか、大学時代からの親友が司法試験の勉強を始めたんです。
一度はモノづくりの道に進みましたが、親友の姿に刺激を受けて法律の仕事に対する思いが再燃し、30歳目前だったこともあり私も思い切ってチャレンジすることにしたんです。
ただ、すでに結婚もしており、決して経済的な余裕があったわけではありませんでした。
生活資金を賄うために電気工事の仕事を続けながら、平日は朝の通勤電車内と帰宅後に、週末は予備校に通いながら司法試験の勉強をしていました。


ーー弁護士になってからは、どんなキャリアを歩んできたのですか?

現事務所を立ち上げる前に、別の法律事務所で5年間勤務して勉強させていただきました。
とくに思い出深いのは、破産管財人を務めていた代表のもとで、管財人代理として大きな事件を経験できたことです。
破産管財人とは、中立的な立場で財産の処分を行うなどしてなど破産手続を進める者です。
幅広い知識や事件処理の経験をもとに、裁判所から選任されます。

とくに印象に残っている案件は、全国に茶道教室を展開していた会社の破産を担当し、各地を飛び回って教室だった物件の処理などを行ったことですね。
破産事件以外にも、個人案件では主に離婚や相続など、また中小企業間のトラブル処理などいろんな事件を扱ってきました。

02 現在の注力分野と武器①

建物明け渡しと滞納家賃の回収、訴訟提起しスピード解決


ーー現事務所でも、個人・法人を問わず幅広い事件を扱っているようですね。

個人の方の案件としては相続や交通事故、労働問題、不動産など幅広くあります。法人関係では個人事業主や中小企業からのご相談が多いですね。
なかでも現在、とくに力を入れているのが不動産と企業間の紛争処理です。

不動産に関しては、不動産会社の関係者が多く集まる会の役職を務めています。また、以前に住んでいたマンションでは副理事長も務めました。
オーナーや会社からのご相談が多く、不動産の明け渡し、売買や賃貸借など土地・建物に関する契約に関するトラブル、隣地所有者との境界争いに関する案件などを幅広く扱っています。
不動産会社からの顧問契約もいただいています。


ーーよくある相談はどんなものでしょうか?

ひとつは、建物の明け渡しや滞納家賃の回収です。
一例として、早期に退去明け渡しを実現し、滞納家賃も回収できた事件についてご紹介します。
ご依頼者は、家賃の滞納を続ける借主に退去してもらいたいと考えていましたが、何度か督促すると支払われることもあり、すぐに退去を迫るべきか、もう少し様子を見るべきか、迷っていらっしゃいました。

こうした場合は、損失を最小限に抑えるために、訴訟を提起するなど迅速な判断と手続きが重要になります。
私は受任後、すぐに建物明け渡しと滞納家賃の支払いを求める訴訟を提起するとともに、並行して借主との交渉も進めました。
その結果、訴訟提起から2ヵ月ほどで借主は任意に退去し、早期の明け渡しを実現できたんです。
滞納家賃も分割で支払うことで合意し、期間はかかりましたが、全額回収することができました。

オーナーとしては、少額で遅れながらでも家賃が支払われていれば、様子見をされるケースがあります。
しかし、その状況を放置していると滞納額が増えていき、損失がどんどん膨らんでしまうリスクがあります。
そして、滞納額が膨らむほど、あとで回収できない可能性も高まってしまいます。


ーー迷っているなら、できるだけ早く弁護士に相談した方がいいということですね。

できれば早めにご相談いただきたいですね。
弁護士費用がかかるので躊躇される方もいらっしゃると思いますが、長い目で見れば早く終わらせて新たな借主に入居してもらった方が、損失を小さく抑えられます。
訴訟などの判断のタイミングについては、これまでの経験を踏まえてアドバイスさせていただきます。

03 現在の注力分野と武器②

空手で全国大会出場。技を仕掛ける駆け引き、交渉や裁判を有利に


ーー企業間のトラブルではどんな相談を多く受けているのでしょうか?

ひとつは、売掛金など債権の回収です。
これも的確な判断とスピーディーな手続きが解決の鍵を握ります。
例えば、交渉で相手方の支払うのかどうか態度をはっきりさせず、ズルズルと長引かせようとしているような状態であれば、相手方の財産を動かせなくする「仮差押え」に着手することが効果的です。
仮差押えはどんな案件でもできるわけではありませんが、そうすることで、交渉を有利に進めることができますし、訴訟を提起する場合でも回収についての不安は解消できます

当事務所は中小企業や個人事業主からのご相談が多くありますが、ご相談のなかには契約が口頭だけで契約書を作成していないケースもあります。
そういう場合も、請求書などの書面やメールのやりとりなどを整理して、証拠を積み上げたりする方法も考えられます。


ーー先生はソフトな語り口が印象的ですが、相手との交渉や駆け引きはどう行っているのでしょうか?

意識しているのは、硬軟織り交ぜた話し合いや交渉です。
基本は、高圧的に主張するのではなく、低姿勢で柔らかい口調のなかに、厳しい指摘をさり気なく入れ込んだりするんです。
相手の主張にも耳を傾けながらこちらに有利な対応を引き出し、最終的にこちらが望む条件を勝ち取ることができればと考えています。
もっとも、相手方の態度や状況によっては、核心を突く言葉をビシッと投げかけたり、厳しい口調で臨むこともあります。


ーー高校時代に空手部に所属していたのですね。空手と関係はありますか。

そのあたりの駆け引きは、空手と通ずる部分はあるのかもしれませんね。
高校3年のときに団体組手で県大会に優勝し、全国大会に出場しました。
相手の動きをじっくり見て、攻撃や防御など駆け引きをしていましたね。


ーー他にも空手との共通点はありますか。

心構えについても大事なことを教えてもらいました。
最初から「この相手には勝てない」と思って試合に臨むと、やっぱり勝てないんです。
ですから、どんなに手強い相手を前にしても「絶対に負けない」という強い気持ちで挑み、粘り強く最後まであきらめない気持ちが必要です。
今もその気持ちで事件処理に当たっていますね。

04 弁護士としての信念と覚悟

依頼者の「納得」を第一に。モノづくりの視点を事件解決に活かす


ーー依頼者との関係性を構築するうえで大事にしていることはありますか?

できるだけこまめな報告を心がけています。
交渉の段階などでは、進展があればその都度報告しますし、進め方についてもメールで一方的に伝えるのではなく、電話や直接お会いして決めるようにしています。
裁判になると、期日が1ヵ月に1回程度なので、報告や打合せの回数が少なくなることが多いですが、。
できるだけ連絡させていただくようにしています。

事務所は北区太融寺町というところです。
少し距離はありますが、依頼者の交通の便を考えて大阪・梅田の中心部から徒歩圏内の場所にしました。
地下道を通っていただければ、近くまで来れますので夏の暑さや雨風も結構しのげます。
弁護士事務所の多くは、大阪地裁近辺に立地しています。
それは弁護士にとって便利だからであって、依頼者のためではありません。


ーー依頼者思いで、真っ直ぐな姿勢が伝わってきました。

私が一番大事にしているのは、ご依頼者の気持ちです。
仮に金銭的にはそれなりの結果が得られても、ご依頼者に不満を抱いているようではいい仕事をしたとは言えないと思います。
ご依頼者が、「ご自身の意向に沿ってできることは全てやってくれた」と思っていただけるような仕事を心がけています。
もちろん、法律的にできないこともありますので、必ずしもご依頼者の意向のとおりにできないこともあります。
そのような場合でも、法律的にできないことをしっかりと説明して、ご理解ご納得いただけるように努めます。

仕事に対して真っ直ぐと言われるのは、性格からきている面もあるのかもしれないですね。
振り返れば、学生時代にしていたドーナツチェーン店のアルバイトでドーナツを作っていたのですが、きれいなドーナツを作るために結構こだわってました。
ドーナツは粉と水を混ぜてフライヤーで揚げて作るのですが、きれいに仕上げるためには、季節や時間帯によって、粉や水の量・温度などを微調整する必要がありました。
そこはこだわって作っていましたね。
また、電気工事の仕事をしていたときも、単に電線をつないで電気が通るようにするだけでなく、電線の収まりなどきれいな仕上がりにもこだわって作業をしていましたね。


ーー職人気質な方でもあるんですね。

コツコツと地道に積み上げていくモノづくりの工程は、この仕事と共通点があるかもしれないですね。

これからも、ご依頼者の権利を実現するために最善の努力を尽くします。
これをご覧になっている不安の渦中にある読者の方々には、ぜひ気軽に声をかけていただきたいです。
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