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さくま あきひこ
佐久間 明彦弁護士
弁護士法人ALG&Associates 東京法律事務所
西新宿駅
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インタビュー | 佐久間 明彦弁護士 弁護士法人ALG&Associates 東京法律事務所

医療事故に強い理系出身の弁護士。請求全部を認める全面勝訴、逆転勝訴の実績も

理系出身で、元技術者のサラリーマン。
弁護士とは無縁に思えた人生が、紆余曲折を経て一変しました。
弁護士法人ALG&Associatesの東京法律事務所に勤める佐久間明彦弁護士。
患者側の医療事故、動物医療事故、労災事故等の訴訟経験が豊富で、「国内初」を含め数多くの難解事件を解決してきました。
「相手が強敵であったり、未知なる分野の案件ほど気合が入る」「最後は精神力がモノを言う」。
力強い言葉の裏に込められた信念とはーー。

01 弁護士を目指した理由

理系一筋、半導体機器の設計職から転身


ーー理系出身で、最初はメーカーなどに勤務されていたようですね。

大学は工学部で、そのまま大学院に進学し、大手メーカーに就職して半導体関連機器の設計の仕事に就きました。
その後、転職して外資系のメーカーなどでマーケティングや営業の仕事もしていたのですが、どうもしっくりこなかったんですよね。

自分の適性に悩み始め、何かきっかけを探そうと書店に通って本を読み漁っていたところ、弁護士の伊藤真さんの本が目にとまりました。
その内容に感化され、彼が塾長を務める資格試験予備校「伊藤塾」の憲法の講義を体験受講したのです。
理系一筋だった私にとって、法律は今までまったく接したことのない別世界。
新鮮に感じ、そこで心機一転、弁護士の道を目指そうと思ったのです。

02 弁護士としてのキャリアと信念

裁判官をうならせた土壇場の精神力と勝負勘


ーー弁護士になってから、もうずいぶん経ちますよね。

もう10年以上になりますね。
常に物怖じせず、妥協せず、意地でも「依頼者の願いを叶えてやるんだ」という気概を持ちながら働いてきました。
相手が非常に腕の立つ弁護士だろうが、その分野の権威とされている有名な事務所だろうが、そのことは変わりません。
むしろ、敵方の能力が高ければ高いほど、やる気が湧いてくるんですね。

それは裁判官に対しても同じです。
もちろん敬意は払いつつも、納得できないときは強気の態度をとることもよくあります。


ーー裁判官に対しても強気とは、どういうことですか?

例えば、訴訟で負け筋の状況でも引き下がらずに粘り強く持論を展開していると、裁判官から「もうこれ以上、何を立証するつもりですか?」と、あからさまに「無益な抵抗はやめろ」と言わんばかりの態度を取られるようなことがあるんですよ。

そんなとき、私はこういう思いになります。「よし、今、そう発言したことを必ず後悔させてやろう」と。
互いに熱くなって、裁判官と口角泡を飛ばす口論になることもあります。
そんな調子で、裁判官からの諦めろサジェスチョンにも絶対引かずに、とことん調査して、次の期日に臨むのです。


ーー具体的にどんな事件があったのでしょうか?

例えば、歯のインプラント治療に関する訴訟です。依頼者である患者さんは500万円もかかる大掛かりな治療をしたのですが、どうやら治療の際に神経が傷つけられたようで、しびれが残ってしまいました。
納得できず治療費を支払わずにいたら、歯科医院から訴えられてしまったのです。

そして、裁判所から300〜400万円ほどの支払いを命ずる和解案を提示されます。
当然ご本人は納得できず、それから私が全面的に弁護に入らせていただきました。

歯科医師の調停委員を入れて中立的な意見を聞いたり、協力医を呼んで証言してもらったりしました。
ただ、なかなか裁判官の判断は変わる様子がありません。
相手の代理人は、医療機関側で有名な事務所でした。
だからどうというわけではないでしょうが、向こうの主張に乗った考えをずっと変えないような印象を受けました。

「裁判所は医療の専門家ではないのに、どうして現役の歯科医師や中立の立場の調停委員の意見に耳を傾けようとしないのか」
そんな主張で裁判官に再考を迫りつつ、その後も審理が続けられました。


ーー新たな一手を練ったわけですか?

次の一手として、3Dプリンターで、その患者の顎の骨の現状をプリントアウトして、治療ミスを立証する試みをしました。
すると、こちらに有利な造形が出てきたのです。
これによって流れが変わり、逆転勝訴につながっていったわけなのです。

裁判官はたくさん事件を抱えていることもあり、受け身になりやすいと思っています。
時間をかけてそれまで積み上げてきた審査を見直すことには、必ずしも前向きではないというか。
だからこそ、こちらが新しい切り口を示すことで、形勢不利な状態からでも流れや結果は変えられるのです。

最後の勝負は、「依頼者のために結果を出してみせる」という精神力の勝負になってくると思うんです。
決してあきらめず、頭をフル回転させていい策を捻り出す。
そういう土壇場の精神力は、誰にも負けない自信がありますね。

03 得意分野と実績

医療訴訟で1,100万円の損害賠償。年間ベスト解決例に


ーー医療訴訟は経験豊富なのでしょうか?

はい。10年以上前、初めて患者さん側に立った医療訴訟を担当して以来、ずっと力を入れている分野です。

最初に担当した事件は、今でも忘れられません。訴状作成が遅いということで、担当を外されそうになるくらい、専門書を読み込んで入念に準備して臨もうとした訴訟でした。
迎えた初回の期日で、いきなり、こちらに有利な条件での和解を提案され、和解成立後、裁判官から「こんなに早く和解できたのは、先生が訴状を緻密に書いてくれたおかげです」と言っていただきました。

相手の代理人からも「先生は医療訴訟を長くやっているんですか?」と言われました。
これは大きな自信になりましたね。


ーー医療事故のほかでは、どうでしょうか?

工事現場の労災事故も多いですね。これも工事現場のクレーンの構造など、機械のことを綿密に調べながら、訴訟で依頼者に満足いただける結果を何度も手にしてきました。

もちろん、それ以外でも離婚・男女問題や交通事故など、個人の方々から幅広いご相談をいただいています。
少し特殊な分野では、動物医療も得意ですね。


ーー所内の表彰制度でも最優秀賞を受賞されているようですね。

弁護士89人(2021年1月現在)が担当した解決事例のなかから、経営層がベストの事例を選ぶ「プロフェッショナル賞」という表彰制度があります。
初年度の2019年に、私が担当した事件が最優秀賞をいただくことができました。

その事件は、全国的にも話題になった医療訴訟でした。
病院側の羊水検査と呼ばれる出生前診断のミスでダウン症の子どもが生まれ、生後3カ月で亡くなってしまった事例でした。
私はご両親より依頼を受けました。病院側からは、当初200万円の示談金を提示されたのですが、これで納得できるはずがありませんでした。
そこで、損害賠償を求めて提訴し、1000万円の賠償を命じる判決を勝ち取りました。出生前診断のミスで生まれた子自身が被った損害の賠償を求める国内初の訴訟として、注目された事件でした。


ーー調査を尽くし、最後までやり切る。それを徹底されているのですね。

納得できるまで徹底的に調べて、最後まで決してあきらめないのが私のスタイルです。
そうでないと、気が済まない性格なんでしょうね。

趣味のランニングも、大学生のときからずっと続けていることの1つです。
小さい頃から喘息(ぜんそく)がひどかったんですが、大学生のときに駅伝大会の練習で日常的に走っていたら、急に症状が治まったんですよ。
それからは雨が降ろうが雪が降ろうが、ずっと走り続けています。
司法修習のため秋田県に1年間暮らしていたときも、物凄い吹雪のなかを膝まで雪に潜りながら走ってましたね。
ちなみに、フルマラソンでは3時間20分の自己記録を持っています。

04 悩んでいる人に伝えたいこと

孤独では生きていけない。だから私を頼ってほしい


ーー最後に、今思い悩んでいる方々に向けてメッセージをいただけますか?

人間誰しも、孤独では生きていけません。
私が今こうして生きていられるのは、親・家族や友人・同僚をはじめ、困ったときにいろんな人に助けてもらったからです。
ですから、同じように私もみなさんの助けになりたいと思っています。

ほとんどの場合、一人ひとりの依頼者とはたった一度きりの出会いで終わります。
だからこそ、その出会いを大切にしたいですね。一度しか関われないとしたら、そこに最善の貢献をすることが私の存在意義につながります。
みなさんに「佐久間さんに頼んでよかった」と心の底から思っていただけるように、一つひとつの事件に、常に私の持ち得る力を最大まで発揮したいと考えています。
必ずやみなさんのお役に立てると信じて日々、努めておりますので、ぜひ私を頼っていただけるとうれしいです。
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