SNSをきっかけにFX取引を開始 多額に膨らんだ借金を自己破産で解決
吉永 雅洋
弁護士
【ご相談内容】【相談前】
ご依頼者様は、学生時代に生活に必要な物品を購入するため、後払いサービスを利用したことをきっかけに借り入れをするようになりました。
その後、就職して収入を得るようになりましたが、クレジットカードの利用などに加え、SNSをきっかけにFX取引を始め、その取引資金を確保するために借り入れを重ねるようになりました。
やがて複数の貸金業者やクレジットカード会社などへの債務を抱え、収入だけでは返済を続けることが難しくなったため、弁護士法人LEONにご相談いただきました。
【相談後】
弁護士が収入や財産、借り入れに至った経緯などを確認した結果、現在の収入から多額の債務を返済していくことは困難であると判断し、自己破産の手続きを進めることになりました。
本件ではFX取引が借金増加の一因となっていたため、取引を始めた経緯や取引状況、利用していた口座などを整理し、必要な資料を裁判所へ提出して事情を説明したうえで、自己破産の手続きを進めました。
【弁護士法人LEONのコメント】
自己破産では、借金の金額だけでなく、なぜ借金が増えてしまったのか、そのお金を何に使ったのかについても確認されます。
特に、FXや株式、暗号資産などの投資・投機によって借金が増加している場合には、取引を始めた経緯や投資した金額、実際の取引状況などについて説明を求められることがあり、慎重な対応が必要となる場合があります。
今回のご依頼者様も、SNSをきっかけにFX取引を始め、その取引資金を確保するために借り入れを重ねたことが、借金が増加した一因となっていました。
また、SNS上での勧誘や取引に至った経緯を確認すると、単なる投資の失敗というだけではなく、詐欺的な勧誘であった可能性も考えられる事案でした。
「投資詐欺」では、被害に遭っていることを受け入れられず、投じたお金を取り戻そうと、さらに借り入れや取引を重ねてしまうことがあります。
そのため、本件では単に「FXで借金を作った」と捉えるのではなく、どのような勧誘を受け、どのような取引を行い、なぜ借り入れをしながら取引を続けることになったのかなど、詳しくヒアリングしました。
そういった事情を破産申立書の中で丁寧に説明し、複数のFX口座や取引履歴などの資料を揃えて破産手続きを進め、借金について免責を得ることができました。
「投資で作った借金だと弁護士に怒られるのではないか」「騙されたかもしれないと認めるのが恥ずかしい」と、相談をためらう必要はありません。
弁護士が借金の理由を責めることはありませんので、一人で抱え込まず、まずは弁護士法人LEONにご相談ください。