【ご相談内容】【相談前】
バイクvs車の事故
片側1車線の道路走行中、被害者が右折しようとしたところ後方の車が追越禁止車線をはみ出して右側から被害者を追い抜かそうとし、衝突・転倒した事案です。
治療が進み今後の後遺障害の手続きや賠償・過失について聞きたいとのことで、相談にいらっしゃいました。保険会社とのやりとりや今後の後遺障害申請などについてもお願いしたいとのご意向で受任となりました。
【相談後】
後遺障害等級認定サポートで行ったこと
後遺障害診断書作成に向け、診療録等の資料の収集を行い、症状漏れなどのないように後遺障害診断書が作成されるよう病院側に提出する資料の作成をおこないました。
また、後遺障害の申請に際してはご本人様から事故後の状況を聞き取りした上で、事故状況や傷病の程度等について当所独自の書面を作成致しました。
将来においても回復困難として、頚部痛及び肩部痛について14級9号が認定されました。
認定等級を前提に裁判所基準により損害額を算定し、賠償交渉を行いました。結果として、当初保険会社が主張していた過失割合が修正され、裁判基準に沿う形での示談となりました。
【弁護士からのコメント】
本件は、まず過失割合が問題なっておりましたので、刑事記録等を取寄せ、事故状況等資料を検討しました。検討したところ、依頼者有利に過失の修正可能性がありましたので、修正した過失を前提に保険会社との交渉に臨みました。過失割合の修正は、証拠が非常に重要であり、簡単に修正することはできませんが、本件では刑事記録等を基に保険会社に状況を説明し、交渉したところ、最終的に過失の減算修正(10パーセント)をすることができました。10パーセントの違いでも後遺障害等級が認定された場合など、賠償が高額になる事案では受け取る金額が大きく変化(本件では数十万円増加)しますので、過失を修正できよかったです。
また、賠償については依頼者が自営業であったことから、特に休業損害がどの程度認められるか問題がありました。休業損害については、事故による減収があった場合に請求できますが、自営業者の場合には各月の収入にばらつきがあるケースも多く、事故による減収か否か判断が難しい場合があり、争点化することがよくあります。本件では、確定申告書等を提出し、事故後の営業状況などを説明・交渉することで比較的スムーズに認定(2か月分程度)を得ることができました。その他の費目についても裁判所基準通り、または裁判所基準に準じた金額の認定を得ることができ、示談となりました。
全体としても事前想定の金額よりも高い賠償を得ることができましたので、ご本人様にも喜んでいただくことができました。