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にしむら なおゆき
西村 直行弁護士
西村法律事務所
群馬県高崎市緑町1-25-5 YKビル緑町207号室
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
注意補足

事前予約で夜間休日も対応可能です。

インタビュー | 西村 直行弁護士 西村法律事務所

「今日の失敗を、明日の希望に変える」。家事事件に強い高崎の代表弁護士。刑事事件では再逮捕後の勾留取消も。

群馬弁護士会などで要職を務めた実力者のもとで修行し、2023年7月に独立した西村法律事務所の西村 直行(にしむら なおゆき)弁護士。
幅広い事件を扱うオールラウンダーで、こう着状態を打開する柔軟な発想や引き出しの多さが自身の強みだと話します。
慰謝料と財産分与を両獲りした不貞絡みの離婚、改正相続法の新たな規定を使って解決した遺産分割、再逮捕再勾留後の準抗告による勾留取り消し。
「今日の失敗を、明日の希望に変える」という弁護哲学に迫ります。

01 弁護士としてのキャリア

バイタリティ溢れる恩師のもとで4年半修行。愛着のある高崎市で独立

ーー現事務所を開設するまで、どんなキャリアを歩んでこられたんですか?

最初に同じ高崎市内にある法律事務所に入り、そこに約4年半勤めました。

同法律事務所の代表は、群馬県弁護士会の副会長や新型コロナウイルス対策本部副本部長などを歴任したバイタリティのある人でした。
その熱心な仕事ぶりを真横で見て学べたのは、貴重な体験でした。

その当時から今に至るまで、私はずっと高崎市でキャリアを積んできました。
司法修習のときに訪れて以来、住民の親切な人柄や自然豊かな風景に魅了され続けています。


ーーそもそも、なぜ弁護士を志したのか。その理由も聞かせてください。

父母が運送業を営んでいたことが大きく影響しています。
税理士などからアドバイスを受ける様子を見て、専門的な見地から人助けができる職業に憧れるようになったんです。
弁護士になった今、その父母からは時折、相談を受けていますね。

02 重点分野と強み①

離婚を拒む夫へ離婚を動機付けさせる飴と鞭。不貞の慰謝料、財産分与の増額も

ーー今はどんな事件をおもに扱っているんですか?

どんなご相談も、できる限り対応させていただく。
そんなスタンスで、分野を問わず幅広い事件を扱っています。

なかでもとくに多いのが、離婚・男女問題や相続などの家事事件ですね。
ほかにも債務整理や刑事事件、労働問題などのご相談も積極的にお受けしています。


ーーずばり、西村先生の強みはどこにあるのかお聞きしたいです。

柔軟な発想、引き出しや打ち手の多さ。
そこが私の強みのひとつだと考えています。

私たちが扱う事件には、ひとつとして同じものはありません。
マニュアルや常識に従うだけ、杓子定規に進めるだけでは不十分です。
依頼者さまのご希望や相手の状況、それらを踏まえてどんな手を打つべきか。
創意工夫し、ときには大胆な戦略に打って出る必要があります。

これは、前職時代の代表から口酸っぱくいわれた教訓でもあります。
そのときから場数を踏んで、柔軟性や発想力を磨いてきました。


ーー柔軟な発想や引き出しの多さ。具体的にはどうイメージすればいいでしょうか?

以前、離婚を希望されていた女性の弁護を担当したときのことです。
夫に頑なに拒否され、話し合いに一切応じてもらえないような状況だったんです。

そのときに私はどうしたのか。
離婚そのものを争う正面突破では埒(らち)が明かないと判断し、まずは生活費をしっかりともらい、夫に責任を持ってもらうことのが得策だと考えました。

具体的には、別居中の婚姻費用を請求したんです。
婚姻費用は、婚姻生活を維持するために必要な費用のことです。
生活費が足りない場合などには、離婚に向けた話し合いをしている最中でも請求できます。

つまり、本件では夫が離婚に応じない期間が長引くほど、依頼者さまに支払う費用負担がどんどん大きくなっていくわけです。
責任の重さから、夫はほどなくして「早く離婚させてほしい」と態度を一変させたんです。


ーー作戦がぴったり的中したわけですね。

それとは別の不貞絡みの離婚案件でも、工夫して慰謝料と財産分与をまとめて手にすることができた事件がありました。

依頼者さまは、夫の不貞行為を理由に「離婚と慰謝料を請求したい」とご相談にいらっしゃった女性です。

不貞の慰謝料は原則、配偶者と不貞相手のそれぞれから別個に取ることはできません。
ですからそのときは、まずは不貞相手の女性に慰謝料を請求しました。
ただ、それだけでなく夫とも交渉し、慰謝料分を上乗せするようなかたちで多額の財産分与を獲得したんです。

金額は、それぞれ数百万円でした。
依頼者さまは「安心して新しい生活を送れる」と胸を撫で下ろしていらっしゃいました。
なんとか力になれて私も一安心しましたね。


ーーいずれも裁判外の解決ですよね。交渉で終えることが多いんですか?

振り返ると、交渉や調停で円満にまとめるケースが多いように感じます。
どう攻めれば相手を崩せるか、どのタイミングで証拠のカードを切るか。
入念にシミュレーションするなどして、交渉を有利に進められているからだと思います。

離婚では養育費や親権など、子どもが絡むご相談も何度もお受けしてきました。
複雑な事件にも十分対応できる点が、私の武器であり、自信のある部分ですね。

03 重点分野と強み②

遺産の使い込み、改正相続法で早期解決へ。刑事事件では準抗告による勾留の取り消しも。

ーー相続でも同じようなアプローチが鍵を握るんでしょうか?

相続はそれと同時に、手堅く進めることが重要なポイントです。
どの手続きに乗せるのが最も望ましいか、法制度が複雑なためしっかり整理し、慎重に選択する必要があるからです。

また、法改正の動きが盛んな分野でもあるので、そこも常にアップデートするよう心がけています。
新しい制度を知っているか否か、それによって事件処理のアプローチや結果に大きな差が生じてくるんです。

たとえば、改正相続法で新設された「遺産の使い込み」に関する規定です。

従来は、遺産分割前に相続人の誰かに使い込まれた遺産は、分割の対象外だったんです。
それが法改正によって、一定の要件を満たせば遺産とみなし、遺産分割の枠組みで処理できるようになったんですよ。

その新しい枠組みを使うことで早期解決が実現し、依頼者さまが数百万円を受け取ることに成功したことがありました。


ーー刑事事件にも力を入れてきたようですが、印象深い事件などがあれば教えてください。

不当な再逮捕再勾留を避けられた事件が思い出に残っていますね。

どうして「不当」だったのか。
それは、窃盗目的の住居侵入で逮捕され、勾留満期を迎える寸前のことです。
住居に侵入するための特殊解錠用具(ピッキング用具)の所持容疑を理由に再逮捕されてしまったんですよ。

住居侵入に付随する容疑ですから、新たに判明したわけではなく、もっと初期の段階で問うことができたはずです。
それをなぜわざわざ住居侵入の身柄解放後のタイミングで持ち出してきたのか。

私には理解できず、あのときは怒りが湧いてきましたね。
すぐに勾留を取り消すよう準抗告を申し立てました。
それで不当逮捕勾留だとする根拠を突きつけた結果、その説得が実って無事に解放できた事件でした。


ーー刑事事件には離婚や相続とは異なる事情がありそうです。解決するには何が求められますか?

何よりもまず、スピード感が大事ですよね。
すぐに接見し、被害者がいる場合は早期に示談を成立させたりと、時間制限があるなかで必死に動き回る必要があるからです。

それと私は、被害者のお気持ちや被害回復にも目を向けるようにしています。
そんな思いもあって、犯罪被害者やご家族の精神的なケアを行う公益社団法人被害者支援センターすてっぷぐんまの会員にもなっているんです。

04 依頼者への思い

「今日の失敗や後悔を、明日の希望に180度変えられるように」

ーー独立という新たな一歩を踏み出しました。今後への意気込み、依頼者への思いを最後にうかがいます。

私が大切にしている人生訓があります。
「怪我の功名」という言葉です。

今日の失敗や後悔が、明日には希望や期待に180度変わっているーー。
ぜひこの言葉を、依頼者さまにお届けしたいですね。
私自身も、そんな風に依頼者さまの人生を必ず好転させるために、これからも常に全力を振り絞る覚悟です。

胸につかえた思いを吐き出すだけでも、きっとお気持ちは楽になるはずです。
どんな些細な悩みも、私がしっかり受け止めます。
困ったことがあれば、遠慮せず早めにご相談いただけるとうれしいですね。
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