もり たくや
森 拓也弁護士
弁護士法人プロテクトスタンス 大阪事務所
東梅田駅
大阪府大阪市北区梅田 1-11-4 大阪駅前第4ビル 22 F
インタビュー | 森 拓也弁護士 弁護士法人プロテクトスタンス 大阪事務所
大切なのは、気持ちの利益。経験で培った多角的な視点を武器に、心晴れやかな解決を目指す
「経済的な利益だけでなく、ご依頼者さまの“気持ちの利益”も大切にしています」
そう語るのは、弁護士法人プロテクトスタンス大阪事務所に所属する森拓也(もりたくや)弁護士です。
ご依頼者さまが心からスッキリできる解決を目指し、男女・離婚問題や借金問題の債務整理、相続などの家事事件・民事事件から刑事事件まで、幅広いトラブルに対応しています。
大阪で生まれ育ち、地域に根差しながら活動を続けてきた森弁護士のキャリアや日ごろから心がけていることなどをご紹介しましょう。
そう語るのは、弁護士法人プロテクトスタンス大阪事務所に所属する森拓也(もりたくや)弁護士です。
ご依頼者さまが心からスッキリできる解決を目指し、男女・離婚問題や借金問題の債務整理、相続などの家事事件・民事事件から刑事事件まで、幅広いトラブルに対応しています。
大阪で生まれ育ち、地域に根差しながら活動を続けてきた森弁護士のキャリアや日ごろから心がけていることなどをご紹介しましょう。
01 弁護士を目指したきっかけ
法律の美しさに魅了され。依頼者の利益を勝ち取る弁護士に
――まず、法曹の道に進んだきっかけについてお伺いできますか。
大学は法学部に進学しましたが、実は入学当初、弁護士になろうとか法曹の道に進もうとは、特に考えていませんでした。
ただ、勉強をしているうちに、なんとなく法律って面白いなと思うようになったんです。
民法や刑法が作られた趣旨や、解釈の仕方などを知り、なんとなく論理に美しさを感じたというか。感覚的なものですが、魅力を感じたんですよね。
法律に関する仕事ができたら楽しそうだと考えるようになり、大学2年生の秋頃から司法試験の勉強を始めました。
――試験の勉強は、いかがでしたか?
正直な所、大変だった記憶ばかりです。
果てしなく膨大な知識を頭に入れなければならないので、途中で嫌になるときもありましたね(笑)。
――努力の末、弁護士になったわけです。
当初は検察官を目指していたのですが、弁護士の道に進むことになったので、刑事事件だけでなく民事事件や家事事件など、さまざまな事件に積極的に取り組もうと思いました。
――では、弁護士のやりがいも教えてください。
ご依頼者さまから感謝の言葉を聞いたり、良い解決ができたりしたら嬉しいなとは思います。
でも、それがやりがいなのかと考えると少し違う気もしていて。
というのも弁護士たるもの、ご依頼いただいた以上は最善を尽くすのは当たり前だと思っているんです。
私自身が喜ぶためではなく、金銭面や納得感など、ご依頼者さまが何かしらの利益を得られるようにするのが、当然の責務ですからね。
これからも、当然のことをコツコツと積み重ねていき、ご依頼者さまから信頼していただける弁護士でありたいです。
大学は法学部に進学しましたが、実は入学当初、弁護士になろうとか法曹の道に進もうとは、特に考えていませんでした。
ただ、勉強をしているうちに、なんとなく法律って面白いなと思うようになったんです。
民法や刑法が作られた趣旨や、解釈の仕方などを知り、なんとなく論理に美しさを感じたというか。感覚的なものですが、魅力を感じたんですよね。
法律に関する仕事ができたら楽しそうだと考えるようになり、大学2年生の秋頃から司法試験の勉強を始めました。
――試験の勉強は、いかがでしたか?
正直な所、大変だった記憶ばかりです。
果てしなく膨大な知識を頭に入れなければならないので、途中で嫌になるときもありましたね(笑)。
――努力の末、弁護士になったわけです。
当初は検察官を目指していたのですが、弁護士の道に進むことになったので、刑事事件だけでなく民事事件や家事事件など、さまざまな事件に積極的に取り組もうと思いました。
――では、弁護士のやりがいも教えてください。
ご依頼者さまから感謝の言葉を聞いたり、良い解決ができたりしたら嬉しいなとは思います。
でも、それがやりがいなのかと考えると少し違う気もしていて。
というのも弁護士たるもの、ご依頼いただいた以上は最善を尽くすのは当たり前だと思っているんです。
私自身が喜ぶためではなく、金銭面や納得感など、ご依頼者さまが何かしらの利益を得られるようにするのが、当然の責務ですからね。
これからも、当然のことをコツコツと積み重ねていき、ご依頼者さまから信頼していただける弁護士でありたいです。
02 キャリアと強み
派生する問題もお任せあれ。多角的な視点が強みのオールラウンダー
――これまでのキャリアでは、具体的にどのようなご経験を?
男女・離婚問題や借金問題の債務整理、相続などの家事事件・民事事件から刑事事件まで、特定の分野に絞らず幅広く対応してまいりました。
業務に取り組む中で感じるのは、どこでどの知識が役に立つかわからないということです。
少し極端な話ですが、たとえば不倫に関する問題の場合、単に慰謝料請求に関する話だけではなく、不倫相手と口論の末、手を出してしまって刑事事件に発展することがあるかもしれません。
また、慰謝料を請求しようとしても、相手に資力がないため自己破産される可能性があれば、借金問題の知識や経験が役に立つケースもあるでしょう。
ひとくちに男女問題といっても、どのようなトラブルに発展するかわからないので、さまざまな知識を持っておくことが重要だと考えています。
――全ての分野は、つながる可能性があると。
はい。
分野横断的な知識や経験がなければ、派生する紛争に対応するアドバイスができません。
先ほどの例のように、刑事事件になったらこんなリスクがある、相手方が自己破産するかもしれないから、慰謝料の請求額をよく検討したほうがよいなどです。
ひとつの事件に対して多角的なアドバイスができるのが私の強みだと考えています。
――では、依頼者対応で心がけていることも教えてください。
たとえば、ご依頼者さまに対して、「この方法がご依頼者さまの利益につながるのでそうしましょう」など、意見を押し付けないようにしています。
法的なトラブルはどうしても、金銭的に得なのか損なのかという話になりがちです。
どうせなら、経済的な利益を獲得できた方がよいと考える方も多いでしょう。
ただ、ご依頼者さまの中には、金銭的なメリット以上に、裁判などを通じて納得できるまで争いたいと考える方もいるんです。
もちろん、金銭的なメリットや解決までにかかる時間の見通しなどはしっかりご説明します。
その上で、たとえ経済的に大きな利益が見込めなかったり、解決までに時間がかかったりしても、「気持ちの利益」を追求することをご希望であれば、私はご依頼者さまの意志を尊重いたします。
――「気持ちの利益」、素敵な言葉です。
弁護士はあくまで代理人ですから、最終的な決断はご依頼者さまにお任せするようにしています。
もちろん、法律の専門家という立場から必要なアドバイスはいたしますが、私の考えを強引に押し付けるようなことはありません。
それが結果的に、事件終了時の納得感につながると考えています。
男女・離婚問題や借金問題の債務整理、相続などの家事事件・民事事件から刑事事件まで、特定の分野に絞らず幅広く対応してまいりました。
業務に取り組む中で感じるのは、どこでどの知識が役に立つかわからないということです。
少し極端な話ですが、たとえば不倫に関する問題の場合、単に慰謝料請求に関する話だけではなく、不倫相手と口論の末、手を出してしまって刑事事件に発展することがあるかもしれません。
また、慰謝料を請求しようとしても、相手に資力がないため自己破産される可能性があれば、借金問題の知識や経験が役に立つケースもあるでしょう。
ひとくちに男女問題といっても、どのようなトラブルに発展するかわからないので、さまざまな知識を持っておくことが重要だと考えています。
――全ての分野は、つながる可能性があると。
はい。
分野横断的な知識や経験がなければ、派生する紛争に対応するアドバイスができません。
先ほどの例のように、刑事事件になったらこんなリスクがある、相手方が自己破産するかもしれないから、慰謝料の請求額をよく検討したほうがよいなどです。
ひとつの事件に対して多角的なアドバイスができるのが私の強みだと考えています。
――では、依頼者対応で心がけていることも教えてください。
たとえば、ご依頼者さまに対して、「この方法がご依頼者さまの利益につながるのでそうしましょう」など、意見を押し付けないようにしています。
法的なトラブルはどうしても、金銭的に得なのか損なのかという話になりがちです。
どうせなら、経済的な利益を獲得できた方がよいと考える方も多いでしょう。
ただ、ご依頼者さまの中には、金銭的なメリット以上に、裁判などを通じて納得できるまで争いたいと考える方もいるんです。
もちろん、金銭的なメリットや解決までにかかる時間の見通しなどはしっかりご説明します。
その上で、たとえ経済的に大きな利益が見込めなかったり、解決までに時間がかかったりしても、「気持ちの利益」を追求することをご希望であれば、私はご依頼者さまの意志を尊重いたします。
――「気持ちの利益」、素敵な言葉です。
弁護士はあくまで代理人ですから、最終的な決断はご依頼者さまにお任せするようにしています。
もちろん、法律の専門家という立場から必要なアドバイスはいたしますが、私の考えを強引に押し付けるようなことはありません。
それが結果的に、事件終了時の納得感につながると考えています。
03 解決事例
長年の不倫で離婚裁判へ。希望に応える姿勢で納得の解決を実現
――印象に残っている解決事例を教えてください。
20年以上にわたって夫に不倫されていた女性からご依頼いただいた事例をご紹介します。
ご依頼者さまは、すでに夫の不倫相手から高額な慰謝料を受け取っていました。
しかし、夫が不倫相手をかばうような発言を繰り返すため、ご依頼者さまは離婚を決意され、私にご依頼いただいたのです。
――夫はすんなりと離婚を受け入れたのでしょうか?
私が夫に連絡したところ、20年以上も不倫していたにもかかわらず、「いきなり離婚したいと言われても困る」などと言い出しました。
話し合いがまとまらず、離婚調停へと進みましたが、それでも夫は離婚を拒否し続けたんです。
結局、夫は調停でも最後まで離婚に応じようとしなかったので、ついには裁判で争うことになりました。
――ご依頼者さまは夫の態度に怒りを感じたでしょうね。
おっしゃる通りです。
ただ、夫側は裁判で離婚を拒否し続けることはできないと考えたのでしょう。
離婚することは認めるようになったのですが、今度は慰謝料や財産分与など、お金の問題で争う姿勢を示しました。
私としては、すでに夫の不倫相手から慰謝料が支払われていたため、夫への請求は難しいと考えていました。
また、財産分与の金額も算出されつつあったので、早々に和解して離婚を成立させる選択肢もありました。
それでもご依頼者さまは、長年にわたって裏切られていたことへの怒りが強く、夫に対して徹底的に思いをぶつけたいと考えていました。
そして、早期に和解するのではなく、証人尋問まで進めることを希望されたんです。
――最終的にどうなったのでしょうか?
先ほども申し上げた通り、慰謝料や財産分与などで経済的な利益につながる可能性はほとんどありませんでした。
むしろ、裁判が長引けば解決まで時間がかかりますし、弁護士が出廷する回数が増えると、その分、日当も発生します。
ただ、これらの点はご依頼者さまも承知のうえでしたので、ご依頼者さまの希望に応えることにしました。
最終的には判決ではなく裁判上での和解となりましたが、夫との関係を断ち切るため、ご依頼者さまやお子さんたちに一切連絡を取らないという内容で和解の成立にこぎつけました。
また、慰謝料の請求は難しいというのが裁判所の見解のようで、財産分与の金額も当初とほぼ同じでしたが、未払いの婚姻費用が多く発生しており、和解金の合計額は1,000万円ほどになりました。
早期に和解するよりもご依頼者さまが納得できる解決を求めた結果、ご満足いただける解決となったので、私もとても嬉しかったですね。
20年以上にわたって夫に不倫されていた女性からご依頼いただいた事例をご紹介します。
ご依頼者さまは、すでに夫の不倫相手から高額な慰謝料を受け取っていました。
しかし、夫が不倫相手をかばうような発言を繰り返すため、ご依頼者さまは離婚を決意され、私にご依頼いただいたのです。
――夫はすんなりと離婚を受け入れたのでしょうか?
私が夫に連絡したところ、20年以上も不倫していたにもかかわらず、「いきなり離婚したいと言われても困る」などと言い出しました。
話し合いがまとまらず、離婚調停へと進みましたが、それでも夫は離婚を拒否し続けたんです。
結局、夫は調停でも最後まで離婚に応じようとしなかったので、ついには裁判で争うことになりました。
――ご依頼者さまは夫の態度に怒りを感じたでしょうね。
おっしゃる通りです。
ただ、夫側は裁判で離婚を拒否し続けることはできないと考えたのでしょう。
離婚することは認めるようになったのですが、今度は慰謝料や財産分与など、お金の問題で争う姿勢を示しました。
私としては、すでに夫の不倫相手から慰謝料が支払われていたため、夫への請求は難しいと考えていました。
また、財産分与の金額も算出されつつあったので、早々に和解して離婚を成立させる選択肢もありました。
それでもご依頼者さまは、長年にわたって裏切られていたことへの怒りが強く、夫に対して徹底的に思いをぶつけたいと考えていました。
そして、早期に和解するのではなく、証人尋問まで進めることを希望されたんです。
――最終的にどうなったのでしょうか?
先ほども申し上げた通り、慰謝料や財産分与などで経済的な利益につながる可能性はほとんどありませんでした。
むしろ、裁判が長引けば解決まで時間がかかりますし、弁護士が出廷する回数が増えると、その分、日当も発生します。
ただ、これらの点はご依頼者さまも承知のうえでしたので、ご依頼者さまの希望に応えることにしました。
最終的には判決ではなく裁判上での和解となりましたが、夫との関係を断ち切るため、ご依頼者さまやお子さんたちに一切連絡を取らないという内容で和解の成立にこぎつけました。
また、慰謝料の請求は難しいというのが裁判所の見解のようで、財産分与の金額も当初とほぼ同じでしたが、未払いの婚姻費用が多く発生しており、和解金の合計額は1,000万円ほどになりました。
早期に和解するよりもご依頼者さまが納得できる解決を求めた結果、ご満足いただける解決となったので、私もとても嬉しかったですね。
04 今後の展望
地元大阪でこれからも。分野横断的に取り組む弁護士でありたい
――先生の、今後の展望とは?
現在のスタンスを崩すことなく、これからも幅広い事件に取り組み、ご依頼者さまの利益を最大限に引き出せる弁護士でありたいです。
また私は、生まれも育ちも大阪なんです。これからも大阪で、地域の皆さまから頼られる弁護士になれるよう、努力は惜しみません。
――最後に、メッセージをお願いします。
私は、ご依頼者さまの利益を守るため、相手方には毅然とした態度で立ち向かいます。
ただ、ご相談してくださった方には少しでも安心してお話しいただけるよう、自然体というか、ざっくばらんな雰囲気を大切にしています。
「森弁護士になら任せてもいい」。そう思っていただけたら、私も嬉しい限りです。
現在のスタンスを崩すことなく、これからも幅広い事件に取り組み、ご依頼者さまの利益を最大限に引き出せる弁護士でありたいです。
また私は、生まれも育ちも大阪なんです。これからも大阪で、地域の皆さまから頼られる弁護士になれるよう、努力は惜しみません。
――最後に、メッセージをお願いします。
私は、ご依頼者さまの利益を守るため、相手方には毅然とした態度で立ち向かいます。
ただ、ご相談してくださった方には少しでも安心してお話しいただけるよう、自然体というか、ざっくばらんな雰囲気を大切にしています。
「森弁護士になら任せてもいい」。そう思っていただけたら、私も嬉しい限りです。