さの さきなり
佐野 前尚弁護士
弁護士法人プロテクトスタンス 福岡事務所
天神駅
福岡県福岡市中央区天神2-14-2 福岡証券ビル3F
インタビュー | 佐野 前尚弁護士 弁護士法人プロテクトスタンス 福岡事務所
住職である父の言葉をきっかけに弁護士へ。根気強く証拠を積み重ね、問題解決を目指す
「ご依頼者さまの問題を解決するのが弁護士の仕事です。そのためには冷静な視点をもち、最善の結果となるよう具体的な選択肢を提示します」
このように語るのは、弁護士法人プロテクトスタンス福岡事務所の佐野 前尚(さの さきなり)弁護士。
離婚・男女問題に注力する一方、交通事故や借金問題の債務整理にも力を入れるなど、幅広い事件を取り扱っているのが強みです。
実家がお寺で、住職を務めるお父さまの言葉をきっかけに弁護士を目指したという佐野先生。弁護士としての歩みや大切にしていることなどを伺いました。
このように語るのは、弁護士法人プロテクトスタンス福岡事務所の佐野 前尚(さの さきなり)弁護士。
離婚・男女問題に注力する一方、交通事故や借金問題の債務整理にも力を入れるなど、幅広い事件を取り扱っているのが強みです。
実家がお寺で、住職を務めるお父さまの言葉をきっかけに弁護士を目指したという佐野先生。弁護士としての歩みや大切にしていることなどを伺いました。
01 原点とキャリア
きっかけは父の言葉。弁護士になり法的なアドバイスを
――弁護士を目指したのはお父さまの影響があると聞いています。
実は、私の実家がお寺で、父が住職なんです。檀家の方がノーアポイントでお寺へ来られることも多く、ご家族に関するお悩みなど、普段の生活について父にご相談される姿をよく目にしていました。
父は非常に優しく、多くの方のお悩みを聞いていましたね。しかし、あくまでも住職なので、知識だけでなく立場の面からも、たとえば法的なアドバイスなど、具体的な話をすることはできません。
そんなとき、父から言われたのが「法律家になれば、困っている人に具体的なアドバイスができるのではないか?」という言葉でした。
私が大学の法学部に進み、20歳くらいの頃の話です。この言葉がきっかけとなり、弁護士になろうと思いました。
――弁護士になるまでの経緯について教えてください。
私がロースクールに入学したのは、コロナ禍の緊急事態宣言が始まった頃でした。大勢で集まるような場面が減り、自然とひとりで過ごす時間が多くなったので、勉強に集中することができました。
また、ロースクールでは、非常勤講師を務める弁護士の先生が多く、さまざまな先生方に直接教えていただく機会に恵まれました。
私は同学年の中でも最も多くのゼミを選び、たくさんの先生に寄り添っていただきながら指導を受けることができました。今でも頭が上がらない思いです。
家族や地元の方に、弁護士になると宣言していたので、司法試験にはプレッシャーもありましたが、それがプラスに働きました。お世話になった先生方を含めて、今まで応援してくださった方々が私を奮い立たせてくれたのだと思います。
そのおかげもあり、無事に一度目の司法試験で合格することができました。
――現在はどのような分野に力を入れているのですか?
私が特に力を入れているのが離婚・男女問題で、この分野は総合力が問われます。というのは、弁護士としての法的な知識はもちろん、人としての対人スキルも求められるからです。
いくら法的に正しいことを主張しても、言い方やタイミングを間違えると悪い結果を招きかねません。
これは文書を作成するときも同じだと考えています。相手の年齢や職業といった情報から性格などを推測し、相手がすんなり受け取りやすい内容の文章にすることを意識しています。
ほかには交通事故や借金問題の債務整理なども扱っています。特定の事件に限定せず、広くご依頼者さまをサポートするのが私のモットーです。
実は、私の実家がお寺で、父が住職なんです。檀家の方がノーアポイントでお寺へ来られることも多く、ご家族に関するお悩みなど、普段の生活について父にご相談される姿をよく目にしていました。
父は非常に優しく、多くの方のお悩みを聞いていましたね。しかし、あくまでも住職なので、知識だけでなく立場の面からも、たとえば法的なアドバイスなど、具体的な話をすることはできません。
そんなとき、父から言われたのが「法律家になれば、困っている人に具体的なアドバイスができるのではないか?」という言葉でした。
私が大学の法学部に進み、20歳くらいの頃の話です。この言葉がきっかけとなり、弁護士になろうと思いました。
――弁護士になるまでの経緯について教えてください。
私がロースクールに入学したのは、コロナ禍の緊急事態宣言が始まった頃でした。大勢で集まるような場面が減り、自然とひとりで過ごす時間が多くなったので、勉強に集中することができました。
また、ロースクールでは、非常勤講師を務める弁護士の先生が多く、さまざまな先生方に直接教えていただく機会に恵まれました。
私は同学年の中でも最も多くのゼミを選び、たくさんの先生に寄り添っていただきながら指導を受けることができました。今でも頭が上がらない思いです。
家族や地元の方に、弁護士になると宣言していたので、司法試験にはプレッシャーもありましたが、それがプラスに働きました。お世話になった先生方を含めて、今まで応援してくださった方々が私を奮い立たせてくれたのだと思います。
そのおかげもあり、無事に一度目の司法試験で合格することができました。
――現在はどのような分野に力を入れているのですか?
私が特に力を入れているのが離婚・男女問題で、この分野は総合力が問われます。というのは、弁護士としての法的な知識はもちろん、人としての対人スキルも求められるからです。
いくら法的に正しいことを主張しても、言い方やタイミングを間違えると悪い結果を招きかねません。
これは文書を作成するときも同じだと考えています。相手の年齢や職業といった情報から性格などを推測し、相手がすんなり受け取りやすい内容の文章にすることを意識しています。
ほかには交通事故や借金問題の債務整理なども扱っています。特定の事件に限定せず、広くご依頼者さまをサポートするのが私のモットーです。
02 解決事例①
婚約破棄による慰謝料請求。想いと証拠を積み重ねた10枚もの書面
――印象に残っている事件を教えてください。
これは弁護士になりたてのころに担当した事件です。婚約破棄に対する慰謝料を請求したいと、女性のご依頼者さまから相談を受けました。
婚約者は法律上の夫婦関係ではないため、離婚に比べて婚約破棄の慰謝料は金額が低くなる傾向があります。その点をご依頼者さまにご理解いただいたうえで、それでも「納得できない、悔しい」というお気持ちがあったため、慰謝料を請求することにしました。
最終的には、当初相手方が提示していた3倍の慰謝料を手にすることができました。
――3倍ですか?どのようにして解決したのですか?
ご依頼者さまによると、相手方の性格を考えると論理的に交渉したほうが良いとのことでした。そのため、同居していた当時の出来事など、婚約破棄の経緯を細かく書面にしました。それぞれの証拠もひとつずつ記しながらです。
相手方に書面を送る際、A4用紙で2枚程度にまとめることが多いのですが、このときに書いたのは約10枚。事実とその証拠を詳細に書き連ねたのです。
その結果、最後には相手方が根負けして、無事に解決することができました。
解決後、ご依頼者さまから「佐野先生にお願いして本当によかったです」というお言葉をいただきました。ご依頼者さまが納得できる結果を得られ、感謝のお言葉もいただくことができたので、私もとても嬉しかったですね。
これは弁護士になりたてのころに担当した事件です。婚約破棄に対する慰謝料を請求したいと、女性のご依頼者さまから相談を受けました。
婚約者は法律上の夫婦関係ではないため、離婚に比べて婚約破棄の慰謝料は金額が低くなる傾向があります。その点をご依頼者さまにご理解いただいたうえで、それでも「納得できない、悔しい」というお気持ちがあったため、慰謝料を請求することにしました。
最終的には、当初相手方が提示していた3倍の慰謝料を手にすることができました。
――3倍ですか?どのようにして解決したのですか?
ご依頼者さまによると、相手方の性格を考えると論理的に交渉したほうが良いとのことでした。そのため、同居していた当時の出来事など、婚約破棄の経緯を細かく書面にしました。それぞれの証拠もひとつずつ記しながらです。
相手方に書面を送る際、A4用紙で2枚程度にまとめることが多いのですが、このときに書いたのは約10枚。事実とその証拠を詳細に書き連ねたのです。
その結果、最後には相手方が根負けして、無事に解決することができました。
解決後、ご依頼者さまから「佐野先生にお願いして本当によかったです」というお言葉をいただきました。ご依頼者さまが納得できる結果を得られ、感謝のお言葉もいただくことができたので、私もとても嬉しかったですね。
03 解決事例②
治療費打ち切りの撤回や後遺障害等級の異議申立で導いた納得の解決
――交通事故ではどのような解決事例がありますか。
ご依頼者さまは人身事故に遭い、当初は相手方の保険会社から治療費が支払われていました。ところが、まだ治療中にもかかわらず、「治療費の支払いを打ち切る」と言われてしまったのです。
一方、ご依頼者さまはまだ身体が痛むとのことで、客観的に見ても通院を続ける必要があると感じました。そのため、痛む部位や症状の程度などを書面にまとめ、医師の所見も踏まえて保険会社に提示したところ、治療費の支払い延長が認められました。
その後、慰謝料などの損害賠償金の金額についても、保険会社と粘り強く交渉し、ご依頼者さまに納得していただける金額を獲得することができました。
――保険会社との交渉は、弁護士の先生にお願いしないと難しいのでしょうか?
そうですね。
保険会社から、「治療費の支払いはここまでで終了です」「慰謝料はこの金額が妥当です」などと説明され、そのまま受け入れる方も少なくないでしょう。
保険会社の説明に不満がなければ良いかもしれませんが、少しでも納得できない点があれば、受け入れるべきではありません。交渉により、治療費の支払い延長や慰謝料の増額などが認められる可能性があります。
しかし、保険会社は交通事故や医療、保険制度に関する知識と交渉の経験が豊富です。主治医の診断書など必要な資料を揃え、適切に主張できなければ、満足できる解決は難しいでしょう。
そのため、交通事故の問題に詳しい弁護士に相談し、交渉を依頼することをおすすめします。
――後遺障害等級が高くなった事例もあるとお聞きしました。
交通事故でケガをして、治療を受けても何らかの後遺症が残った場合、後遺障害等級が認定される場合があります。等級は症状の程度によって1級から14級に分類され、慰謝料などの金額も等級に応じて大きく異なります。
等級認定を受けるには申請が必要ですが、申請しても必ず認定されるわけではありません。認定されても、症状に対して低い等級となるケースもあります。
認定結果に不満があれば、異議申立などの手続きを利用できます。しかし、認定結果を覆すには、症状の程度や、生活への影響などを説明する資料を揃える必要があるため、やはり弁護士のサポートを受けたほうがよいでしょう。
私が担当したご依頼者さまは、14級に認定されていましたが、症状に対して等級が低いと感じていました。資料を確認したところ、複数の後遺症が残っていたにもかかわらず、等級認定の結果に反映されていない症状もあるようでした。
改めて資料を揃え直し、異議申立の手続きを進めた結果、後遺障害の等級が見直され、併合により11級が認められました。等級が上がったことで、後遺障害に対する慰謝料なども3倍ほどに増えたのです。
ご依頼者さまは人身事故に遭い、当初は相手方の保険会社から治療費が支払われていました。ところが、まだ治療中にもかかわらず、「治療費の支払いを打ち切る」と言われてしまったのです。
一方、ご依頼者さまはまだ身体が痛むとのことで、客観的に見ても通院を続ける必要があると感じました。そのため、痛む部位や症状の程度などを書面にまとめ、医師の所見も踏まえて保険会社に提示したところ、治療費の支払い延長が認められました。
その後、慰謝料などの損害賠償金の金額についても、保険会社と粘り強く交渉し、ご依頼者さまに納得していただける金額を獲得することができました。
――保険会社との交渉は、弁護士の先生にお願いしないと難しいのでしょうか?
そうですね。
保険会社から、「治療費の支払いはここまでで終了です」「慰謝料はこの金額が妥当です」などと説明され、そのまま受け入れる方も少なくないでしょう。
保険会社の説明に不満がなければ良いかもしれませんが、少しでも納得できない点があれば、受け入れるべきではありません。交渉により、治療費の支払い延長や慰謝料の増額などが認められる可能性があります。
しかし、保険会社は交通事故や医療、保険制度に関する知識と交渉の経験が豊富です。主治医の診断書など必要な資料を揃え、適切に主張できなければ、満足できる解決は難しいでしょう。
そのため、交通事故の問題に詳しい弁護士に相談し、交渉を依頼することをおすすめします。
――後遺障害等級が高くなった事例もあるとお聞きしました。
交通事故でケガをして、治療を受けても何らかの後遺症が残った場合、後遺障害等級が認定される場合があります。等級は症状の程度によって1級から14級に分類され、慰謝料などの金額も等級に応じて大きく異なります。
等級認定を受けるには申請が必要ですが、申請しても必ず認定されるわけではありません。認定されても、症状に対して低い等級となるケースもあります。
認定結果に不満があれば、異議申立などの手続きを利用できます。しかし、認定結果を覆すには、症状の程度や、生活への影響などを説明する資料を揃える必要があるため、やはり弁護士のサポートを受けたほうがよいでしょう。
私が担当したご依頼者さまは、14級に認定されていましたが、症状に対して等級が低いと感じていました。資料を確認したところ、複数の後遺症が残っていたにもかかわらず、等級認定の結果に反映されていない症状もあるようでした。
改めて資料を揃え直し、異議申立の手続きを進めた結果、後遺障害の等級が見直され、併合により11級が認められました。等級が上がったことで、後遺障害に対する慰謝料なども3倍ほどに増えたのです。
04 弁護士として心がけること
現実となった父の言葉。多くの人を救える弁護士でありたい
――弁護士として何にこだわっていますか?
ご依頼者さまのお悩みやご不安に寄り添いながらも、同じ視点にならないことです。
ドライに感じるかもしれませんが、弁護士に求められるのは、専門的な法的知識と交渉などの対応力です。相手方に対してご依頼者さまのつらい思いなどを伝えることも重要ですが、弁護士としての冷静な主張を心がけています。
もちろん、時には雑談も交えるなど、リラックスしてお話しいただける雰囲気も大切にしていますので、安心してご相談ください。
――目指す弁護士像について教えてください。
ご依頼者さまが直面する法的トラブルは多種多様ですので、幅広い分野に対応できるジェネラリストでありたいと思っています。
さまざまなお悩みを抱えた方がご相談に来られるお寺が私のルーツなので、事件を選り好みすることは性に合わないのかもしれませんね。
将来的に特定の分野を強みにするかもしれませんが、今は少しでも多くの方のお力になりたいと考えています。
――最後に佐野先生から、困っている方へメッセージをお願いいたします。
トラブルに困っていても「こんなことを相談してもよいのか?」と悩んでいる方もおられるかもしれません。しかし、そんな心配はいりません。法律で解決できる問題かどうかを判断するのも、弁護士の仕事です。
また、解決方法をインターネットや、最近ではAIを使って調べる方がいらっしゃいます。一般的な回答は得られるかもしれませんが、実際の状況に応じた最善の解決策ではない可能性もあるでしょう。
解決までの道筋をご提案いたしますので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
ご依頼者さまのお悩みやご不安に寄り添いながらも、同じ視点にならないことです。
ドライに感じるかもしれませんが、弁護士に求められるのは、専門的な法的知識と交渉などの対応力です。相手方に対してご依頼者さまのつらい思いなどを伝えることも重要ですが、弁護士としての冷静な主張を心がけています。
もちろん、時には雑談も交えるなど、リラックスしてお話しいただける雰囲気も大切にしていますので、安心してご相談ください。
――目指す弁護士像について教えてください。
ご依頼者さまが直面する法的トラブルは多種多様ですので、幅広い分野に対応できるジェネラリストでありたいと思っています。
さまざまなお悩みを抱えた方がご相談に来られるお寺が私のルーツなので、事件を選り好みすることは性に合わないのかもしれませんね。
将来的に特定の分野を強みにするかもしれませんが、今は少しでも多くの方のお力になりたいと考えています。
――最後に佐野先生から、困っている方へメッセージをお願いいたします。
トラブルに困っていても「こんなことを相談してもよいのか?」と悩んでいる方もおられるかもしれません。しかし、そんな心配はいりません。法律で解決できる問題かどうかを判断するのも、弁護士の仕事です。
また、解決方法をインターネットや、最近ではAIを使って調べる方がいらっしゃいます。一般的な回答は得られるかもしれませんが、実際の状況に応じた最善の解決策ではない可能性もあるでしょう。
解決までの道筋をご提案いたしますので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。