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かわべ よしひろ
河邉 義大弁護士
河辺法律事務所
葭川公園駅
千葉県千葉市中央区中央2-9-1 アプレ千葉501
対応体制
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  • 夜間面談可
注意補足

電話は、面談のご予約として対応しております。

インタビュー | 河邉 義大弁護士 河辺法律事務所

財産隠しを防ぐ保全処分や強制執行の実績多数。千葉で35年超、債権回収に強い中小企業の顧問事務所

35年以上にわたって、千葉県内の企業や住民に寄り添ってきた河辺法律事務所。
河辺法律事務所は、中小企業の顧問先を数多く抱え、とくに債権回収に強く保全処分や強制執行のノウハウも豊富にあります。
主張が激しくぶつかり合った遺産分割調停を、根気と執念で実らせた手腕も光ります。
その力強い弁護活動とともに、弁護士を志した原点や依頼者への思いなどをお聞きしました。

01 キャリアと原点

地域に根ざして35年超。自治体の無料法律相談や母校での講演も

ーー現事務所には長く在籍されているんですか?

弁護士登録以来、ずっとここで働いています。
この事務所は、父が1988年に設立した事務所なんです。
それ以来、35年以上にわたって地域に根ざして活動してきました。
県内の自治体の無料法律相談もよくお任せいただいているんです。

父はかつて千葉県弁護士会の副会長を務め、キャリアは40年を超えます。
今も元気に現役を続けています。

改めて考えると、私が弁護士を志したのはやはり父の影響が大きかったように思います。
父は普段の生活ではあまり仕事ぶりを見せませんでしたが、それでも子どもながらに興味が湧いたんでしょうね。


ーー気がつけば、父親の背中を追いかけていたと。

ただ、大学に入るまではあくまで選択肢のひとつでした。
それでも法学部に進学すると、徐々に気持ちが傾いていきました。

「建物を退去するにあたって高額な原状回復費を請求されている」「レンタカーを借りて事故を起こしてしまった」。
友人からいろんな悩みを聞くうちに、法律を使って解決し、力になりたいーー。
そんな思いが、どんどん膨らみました。

この道に進んで、本当によかったですよ。
依頼者さまに感謝いただく瞬間は格別です。
それも、多くは千葉県内の企業や住民のみなさまです。
千葉は私が生まれ育った場所ですから、地元に貢献できるのは喜ばしいこと。
以前、母校の中学校から弁護士の仕事紹介をする講師としてお呼ばれしたときもうれしかったですね。

02 得意分野と強み①

中小企業の顧問先多数。債権回収に強く、保全や強制執行にノウハウあり

ーー現在取り扱っている分野について教えていただけますか?

うちの事務所は、企業法務から一般民事まで、幅広い分野を扱っています。
そのうち、柱のひとつになっているのが企業法務です。
地元の中小企業を中心に、多くの会社と顧問契約を結ばせていただいています。

取引先との契約書の作成・チェック、解雇や各種ハラスメントなどの労働問題をはじめとする法務全般のほか、経営幹部や従業員らを対象にした研修やセミナーにも積極的に出向いています。

こまめに連絡を取り合いながら、信頼関係を構築することを大切にしています。


ーーコミュニケーションを大切にされているんですね。

加えてお伝えしたいのは、売掛金や貸金などの債権回収に強いことです。
顧問先に金融機関があるほか、代表が債権回収会社の社外取締役を務めていることもあり、債権回収分野のご依頼が多く実績が豊富にあるからです。

債権回収は、実際にお金を回収しなければ意味がありません。
当然のことと思われるかもしれませんが、実は裁判で勝訴判決を手にしても、必ずしも相手がその判決内容を履行するとは限らないんです。


ーーそれは厄介ですね。どうすればいいんでしょうか?

その場合は、財産を差し押さえ、強制的にお金を回収する強制執行に出る必要があります。

ただ、厄介なのは相手が支払いから逃れようと、裁判の最中に財産を隠したりする恐れがあることです。
いくら裁判所から強制執行のGOサインをもらっても、差し押さえる財産がなければ手遅れです。
実際、たとえば不動産が知らぬ間に名義変更されているようなことがよくあるんですよ。

そうした事態を防ぐのに有効なのが、訴訟を提起する前に預金や不動産などの財産を仮差押えする保全処分です。

それによって相手が財産を別の支払いに使ったり、隠したりすることを防ぐことができます。
ときには裁判前に相手が白旗を上げ、早期に支払いに応じることもあるんです。


ーー確実に回収するために、先回りして手を打つと。

ただ、保全処分を裁判所に認めてもらうのは、決して簡単なことではありません。
相手の財産を強制的に、勝訴判決がないにもかかわらず、仮とはいえ差し押さえるわけですからね。

どこにどんな資産が埋もれ、なぜ差し押さえする必要があるのか。
裏付けとなる丹念な調査や主張の整理、膨大な資料づくりが欠かせません。
そのノウハウと経験が、私たちには豊富にあるんです。

保全、訴訟、強制執行。
この一連の手続きによって、債権を確実に回収する。
そのために、あらゆる手を尽くして徹底的にサポートさせていただきます。

03 得意分野と強み②

真っ向対立の遺産分割調停。わずか2日で仕上げた起死回生の書面

ーー個人の方々からの相談では、どんなものが多いですか?

相続のご依頼がとくに多いですね。
遺産分割や遺言、相続放棄などです。
自治体の法律相談などでも、相続のことで悩まれている方がとても目立ちます。

とくに遺産分割は、感情のもつれなどから協議が難航し、長期化するケースが少なくありません。


ーーその遺産分割で印象に残っている事件があれば教えてください。

「1円たりとも渡さない」。
以前、相手から自身の相続分を断固拒否された方の代理人を担当したことがありました。

相手のその主張は、私の依頼者さまが「生前に多額の資金援助を受けていた」ことなどを理由とするものでした。もっとも、相手が主張するような多額の資金援助は受けておりません。
最終的に、裁判所の調停を経て、かなりの金額の遺産を受け取ることができました。


ーーなぜ依頼者に有利な結果となったのでしょうか?

調査の過程で、相手が多額のお金をもらっていたことなどが判明したためです。
相手はそのことを隠していたんですよ。
私たちは調停でそうした事実や証拠を書面で突きつけ、攻勢を強めました。

一番決めてとなった書面があり、その書面は調停期日の直前にわずかな期間で一気に書き上げたものだったんです。
通常1ヶ月くらいかけて用意するところを、約2日間で仕上げたんです。

というのも、期日の数日前に相手が突如、自身の取り分が増えるよう都合のいいような主張を盛り込んだ書面を出してきたからです。
おそらく、こちらが時間的に手を打てない期日直前のタイミングを見計らい、そのまま調停を有利に進めようと画策したのではないでしょうか。


ーーそれは納得しがたいですね。ただ、タイムリミットも迫っていたと。

そんな相手の術中にハマるわけにはいきませんから、この書面への反論文書の作成を最優先で必死に書き上げました。
相手の言い分と証拠を照らし合わせ分析を重ねると、明らかな矛盾点が見つかりました。その矛盾を説明した書面を作成し、急いで期日の前に提出しました。相手方が言いっ放しで期日を迎えたくはありませんからね。
結果的に、調停ではその内容が全面的に受け入れられました。

交渉も裁判も、しっかりと証拠を分析することで事態が好転する可能性は十分にあります。
どんな状況でも気持ちを切らさず、粘り強くやり切るのが私のモットーなんです。

04 依頼者への思い

相談はこまめに、それも対面で。対話を重ね、本当の思いを知る

ーー事件の分野を問わず、弁護士として心がけていることを教えてください。

どうすれば依頼者さまの利益を最大化できるか。
たっぷり時間をかけ、知恵を絞り出し、ひたすら考え抜くことです。

おそらくわかりやすいのは、経済的・金銭的な利益でしょう。
ただ、ときにはそれが依頼者さまが本当に求めているものではないこともあります。
それ以上にお気持ち、心の納得感を大事にされる方もいらっしゃるんです。


ーーそこを決して見誤ってはいけないと。

依頼者さまがどこに重点を置いているのか。
しっかり把握するために、私が大切にしているのは対話です。

打ち合わせを頻繁にセットし、それも対面での会話にこだわっています。
オンライン会議が普及した現代ですが、顔と顔を突き合わせてこそ伝わる微妙なニュアンスや温度感があるはずですし、そのほうが依頼者さまも言いづらいことや本音を口にしやすいと思うんです。

世間話も交えながら、私からの説明はわかりやすく丁寧に、みなさまのお話にはじっくり耳を傾けます。
ぜひ安心してご相談いただけるとうれしいですね。
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