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むろが たくや
室賀 拓弥弁護士
白金法律事務所
白金台駅
東京都港区白金台5-6-9 日総第27ビル307号室
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インタビュー | 室賀 拓弥弁護士 白金法律事務所

これまでの慣習に囚われない。監護の実績と将来性を主張して男性の監護権と親権を獲得

「長年の対立関係が原因で離婚に至るケースもあります。そんなとき、私が間に入って解決すると感謝されることが多くあるんです」

離婚事件のやりがいを話すのは、白金法律事務所の共同代表を務める室賀 拓弥(むろが たくや)弁護士です。

室賀先生はこれまで多くの事件を解決してきましたが、もっとも力を入れてきたのは離婚です。
男性側の監護権を獲得したり、公正証書で定められたとはいえ相場に比べて高額な不貞慰謝料を後で減額させたりと、多くの事件を扱ってきました。

室賀先生の解決実績と、離婚事件にのぞむ姿勢をお聞きしました。

01 弁護士になったきっかけ

中学とは一変した高校生活。先輩の影響で法学部へ進学する

――弁護士を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

弁護士になろうと思ったきっかけはふたつあります。

身内がトラブルに遭ったとき、不当な要求をされても警察や弁護士の先生に相談できず泣き寝入りしたことがありました。
同じような気持ちの方がほかにもいるのではないか?と思ったのがひとつ目のきっかけです。

もうひとつのきっかけは高校時代の先輩でした。
私は高校で演劇を学んでいたため、卒業後の進路としては舞台やミュージカル、芸能関係へ進む学生が多いという環境でした。高校では3年生になると12月中旬頃の卒業公演に向けて毎日遅くまで稽古をすることになるため、受験勉強ができる環境ではありませんでした。大学進学を希望する場合、推薦を狙う方法しかなく、より高いレベルの大学に進学するためには浪人をするしかない状況でした。私は、高校3年生時において演劇の世界で大成することは難しいと感じていました。そこで、父親が農林水産省に勤める国家公務員であったため、父の背中を追い国家公務員を目指そうと推薦枠の中にあった法学部のある大学に進学しました。

しかし、その先輩はより上を目指すため、浪人することを選択し、自身の希望する大学を目指して、必要な勉強もすべて自分でこなして希望する大学に進学したのです。

その先輩はとても上昇志向が強く、触発された私は、「自分が思う上を目指したい」と思って弁護士になると決めました。その先輩とは今も関係が続いており、お互いに刺激し合える関係です。


――高校で演劇が学べるのは珍しいですね。どのようなきっかけで決めたのですか?

その高校は毎年12月に卒業公演を行っており、私が中学3年生のときに卒業公演を見に行きました。
そのとき、目的・目標を持ちみんなで一つのものを作り上げることの素晴らしさを感じました。また、高校入学時は、お芝居や歌、ダンスの初心者の方が多い中、卒業公演のクオリティは高校生レベルを超えているものであり、自分も「この舞台に立ちたい」、「この道で頑張ってみたい」と思ったのです。

卒業公演に出演するのは3年生ですが、1、2年生も舞台装置や照明、衣装などスタッフとして参加します。
1、2年生にも役割が与えられ、仲間と舞台を作り上げる喜びと自分が果たすべき責任を同時に感じるというイベントでした。
大変なこともありましたが、「自分が抜けるとみんなに迷惑をかける」という想いで頑張りました。

02 弁護士としてのキャリア

離婚事件に感じる存在意義。依頼者の盾になりストレスを軽減

――弁護士になってから扱った事件を教えてください。

はじめに入所した事務所は、離婚・男女問題を多く扱う事務所でした。
そのため、離婚や男女問題の経験が多く、その経験を評価されてふたつ目の事務所でも離婚事件を多く扱っていたのです。

ふたつ目の事務所はほかの分野も扱っており、離婚以外にも遺産相続や労働問題、企業法務や不動産トラブルなど数多くの事件を経験しました。

その後、今の事務所に参画し独立しましたが、現在はまた離婚・男女問題をメインに扱っています。


――やりがいを感じるのはどの分野ですか?

もっともやりがいを感じるのは離婚事件です。

離婚事件のなかでも、長年の対立関係が原因で離婚に至るケースもあります。
そんなとき、私が間に入って解決すると感謝されることが多くあります。

依頼者さまによっては「相手とのひとつひとつの連絡がストレスになる」という方もいます。
私が介入することにより直接の連絡が不要になったり、また、離婚が無事に成立して関わる機会が少なくなったりして依頼者さまのストレスが大幅に減ります。

03 解決事例

大切なのは監護実績と今後の展望。男性側の監護権獲得に奔走

――印象に残っている事件を教えてください。

印象的なのは男性からの依頼で子の監護権と親権を獲得した事例です。
一般的にはあまり多くない事例ですが、私は監護権と親権を獲得した事例が複数あります。

1件目は、共働き夫婦の事例です。
まだ小さいお子さまがいるのに奥さまは不規則な仕事をしており、十分に子の監護(育児)ができていなかったのです。
そのため、リモートワークを取り入れつつ、依頼者さま(旦那さま)が中心に育児を行っていました。

そんななか、奥さまがお子さまを家に残して出ていきました。
審判では写真などの証拠を交えつつ、これまで依頼者さまが中心に育児をしてきたこと、これからもそれが可能だと主張しました。

そして、遠方に住んでいる依頼者さまのご両親にも協力してもらい、必要なときにはご両親が子どもの面倒を見られる体制を作ったのです。

一方で、奥さまに対しては面会交流を許可するといった柔軟な態度を取りました。
その結果、無事に監護権を取得でき、離婚後もそのまま親権をもつことになりました。


――男性側の監護権・親権の獲得は珍しいですね。

先ほどの事例と同様で、共働き夫婦の男性側から依頼を受けました。

男性の両親は近くに住んでいたため、働きながらでも育児ができる環境でした。
しかし、奥さまは仕事が忙しいばかりでなく、両親が他界されていてとても十分な育児ができる状況ではなかったのです。

その点を主張した結果、無事に依頼者さまが監護権を取得し、そのまま親権をもつことになりました。


――男性側の監護権・親権の獲得について難しいのはどのような点ですか?

監護権や親権は基本的に女性側のほうが獲得しやすい傾向にあります。
また、相手側(女性側)に対してこちらが監護権や親権を獲得する姿勢を見せると相手の態度が硬直して、交渉をスムーズに進めづらくなるリスクがあります。
そのため、監護権親権の取得にこだわらず、面会交流の条件に重点をおいて交渉するケースが多いのが現状です。

そのうえ、男性側の監護権や親権を取得するケースでは、対応する内容により一般的な離婚事件より弁護士報酬が高額になるケースもあるのです。

これだけのリスクを取っても、希望どおりの結果にならないケースもあります。
そのため、依頼者さまにはリスクをきちんと説明して納得していただいたうえで、弁護活動の方針を決めるようにしています。


――ほかの事例もお聞きしたいです。

ほかにも一度決まった慰謝料を大幅に減額した事例があります。
公正証書を作成してありましたが、5,000万円の慰謝料を500万円まで減額したのです。

5,000万円という慰謝料は、一般的に考えて非常に高額でした。
しかも、月20万円の支払いは依頼者にとって経済的に負担が大きかったのです。

そこで慰謝料の減額交渉を行い、慰謝料そのものの減額はもちろんですが、月々の支払額を半分の10万円にするという交渉もまとめました。

04 弁護士として心がけること

依頼者にとってのベストを尽くす。オンライン相談も可能

――弁護士としてのこだわりはありますか?

私のモットーは依頼者ファーストです。
そのため、依頼者さまのお話を丁寧にお聞きして、依頼者さまの望む解決方法を把握します。

そのうえで、依頼者さまにとって最善だと思う解決方法を客観的に考えて提案します。
過去の事例なども踏まえつつ、依頼者さまのことを第一に考えてベストな解決方法を提案しているのです。


――最後に室賀先生から困っている方へ、メッセージをお願いします。

困ったなと感じることがあれば、どのような内容でも構いませんので、お気軽にご連絡いただければと思います。

弊所は初回60分の無料相談を実施しているほか、オンラインでの相談対応も可能です。
忙しくて来所する時間がない、そもそも外出できるような状態ではない、という方でも利用しやすい体制を整えています。
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