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みなみむら さき
南村 早紀弁護士
東京スタートアップ法律事務所 札幌支店
大通駅
北海道札幌市中央区大通西1丁目14-2 桂和大通ビル50 9階
対応体制
  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

法律相談は「完全予約制」となります。お電話ですぐにご質問や弁護士と話したいという要望には応じかねますので何卒ご了承下さい。(※要予約で当日中の弁護士相談には対応しています。)英語・中国語による対応も可能です。

インタビュー | 南村 早紀弁護士 東京スタートアップ法律事務所 札幌支店

銀行員から弁護士へ。離婚問題や刑事事件に注力し、燃えたぎる熱意で依頼者に尽くす

ハツラツとした笑顔で、悩める相談者を温かく受け入れる南村早紀(みなみむらさき)弁護士。
生まれ育った鹿児島から飛び出し、現在は東京スタートアップ法律事務所 札幌支店にて、弁護活動に取り組んでいます。

法律が関与しない当事者の「想い」をきめ細やかに汲み取り、納得の解決のためなら一切妥協しない。
朗らかな人柄からは想像できない、燃えたぎる熱意が印象的です。

今回はそんな南村弁護士の意外な経歴と、弁護活動にかける想いや信念などをご紹介しましょう。

01 弁護士を目指したきっかけ

高校を出て銀行に就職。法律家の世界に心を動かされ弁護士に

――弁護士となった経緯を教えてください。

実は、ストレートに弁護士を目指したわけではないんですよ。
私の地元は鹿児島のとある田舎町で、女性の大学進学率が非常に低い地域だったんです。
私も高校卒業後、すぐに鹿児島銀行に就職いたしました。


――元銀行員なのですね。なぜ弁護士に興味を?

銀行は金融商品を取り扱うので、行員は証券や保険、コンプライアンスにまつわる各種資格を取得する必要があったんです。
資格の勉強をする中で法律に触れる機会があり、改めて法律は人々の生活に根付いているんだなと実感しました。
そこから、法律ってなんだか面白そう、もっと知りたいと興味を持ったんです。

そして、弁護士への道を本格的に考え始めたのは、地元で起きたとある事件がきっかけです。


――どのような事件だったのでしょうか。

私が勤めていた支店の近くに警察学校があって、そこの校長先生が公金を横領していたんですよ。
先生はよく銀行を利用されていたので、私も面識がありました。
警察の調査に協力する中で、先生や先生のご家族はこれからどうなるんだろうと気になり、自分なりに調べてみたんです。
そこで、検察官や弁護士という法律家の存在に辿り着きました。
罪を追及し、社会正義の実現を目指す検察官と、被告人の権利獲得のために奮闘する弁護士。
私の知らない世界で、法律家たちが世のため人のために戦っていることを知り、琴線に触れるものがありましたね。
高校を出て就職し、そのまま結婚するという地元では当たり前のルートをこのまま歩んでいいのだろうかと。
私も自分の可能性を追求し、人の人生に影響を与えられるような存在になりたいと思い、弁護士を目指すことにしたんです。


――思い切ったキャリアチェンジですね。実際に弁護士となって、いかがですか?

私自身、エリート街道を歩んで弁護士になったわけではありません。
だからこそ、依頼者さまの苦しみが非常に理解できるんです。
どうすれば依頼者さまが救われるのか、良い人生を歩めるのか。
懸命に考えて依頼者さまと向き合う弁護士の仕事は、非常にやりがいがあります。
あと、周りからはよく「熱血弁護士だね」とよく言われるので、もしかしたらちょっと暑苦しいのかもしれません(笑)

02 得意分野、心がけ

夫婦トラブルを俯瞰して冷静に。少年事件では親子関係の修復にも対応

――先生の得意分野を教えてください。

離婚問題や男女問題、刑事事件などです。
離婚や不貞の慰謝料請求、婚約破棄など男女間のあらゆるトラブル、そして刑事事件では、覚醒剤や過失運転致死、不同意性交、更には少年事件にも積極的に取り組んでいます。


――離婚や男女問題に対応する上で、先生が心がけていることはありますか?

トラブルの全容を俯瞰し、依頼者さまと相手方、双方の意見を聞き入れた上で交渉することです。
特に離婚は、当事者が感情的になりやすい問題です。
依頼者さまはこれまでの経緯から、相手方を憎いと思っているかもしれません。
でも、そこで私が一緒になって相手方を恨んだり攻撃したりしては、弁護士がいる意味がないんです。


――弁護士は感情移入しすぎず、冷静さも必要だということですね。

もちろん依頼者さまにはしっかり寄り添って、希望は最大限考慮いたします。
でも円満に解決するには、相手と冷静に向き合うことも大切です。
たとえばお子さんを連れて離婚する女性の場合、安心できるだけの養育費をご主人に払ってもらいたいと思うでしょう。
でも、一時の感情で高額な養育費を請求しても、ご主人が払い続けられなければ意味がありません。
長い目で考えて円満な解決をするためにも、双方の意見を弁護士がすり合わせ、考え方がズレている部分は軌道修正する必要があるんです。

「今まで色々あったけど、スッキリ終わらせることができた」とお互いが思える、未来を見据えた解決を目指しています。


――では、刑事事件の場合はいかがでしょうか?

同じ過ちを繰り返さないために、依頼者さまの周辺環境の調整に力を入れています。
少年事件の場合、罪を犯した少年たちは親子関係が上手くいってなかったり、困った時に誰に相談したらいいのかわからなかったりと、孤独を抱えていることも多いんです。
一方で親御さんも、荒れてしまったわが子との向き合い方がわからないと悩んでいらっしゃいます。
私は、少年の胸の内を聞き出して親御さんに伝え、今後どのように親子で向き合っていくべきかを一緒に考えるようにしているんです。
また親御さんだけでなく、少年の祖父母や学校の先生、職場の方々にお会いして、協力を依頼することもあります。


――親子関係の修復や、大人たちとの関係性の構築にも取り組んでいるのですね。

私の地元にも非行に走る少年はたくさんいて、親御さんたちが手を焼いている姿を見てきたんですよ。
当時の私は何もできませんでしたが、もし適切なサポートをしていれば、彼らは今と違う人生を歩めたかもしれません。
そう思うと、悩んでいる方に手を差し伸べる大切さを痛感するんです。

おせっかいかもしれませんし、弁護士業務の範疇を超えているかもしれません。
でも私は、付添人としての役割を超え、少年が全うな道を歩めるようにサポートしたいと思っています。

03 解決事例

退職金を持って夫が失踪。熟年離婚で高額な財産分与を獲得したケース

――印象に残っている解決事例を教えてください。

女性からご依頼を受けた、熟年離婚の事例をご紹介します。
依頼者さまは、お子さんが自立したことをきっかけに長年の婚姻生活に終止符を打とうとしていました。
しかし、離婚協議を始めようとした矢先、なんとご主人が忽然と姿を消したんです。
どうやって離婚話を進めたらいいのかわからないと、困り果てて私のもとへご相談にいらっしゃいました。


――突然の失踪、それは焦りますね。

ちょうどご主人が定年退職して、退職金が入ったタイミングでもあったんです。
恐らくご主人は、退職金を取られたくなくて逃げてしまったのかもしれません。


――どのように解決まで進めたのでしょうか?


離婚事件は、交渉を経てから調停を申し立て、調停がまとまらなければ訴訟という流れが一般的です。
でも本件の場合、退職金を使い込まれる恐れがあったので、一刻も早く離婚協議を進める必要がありました。
そこで私は、まず先に離婚調停を申し立て、第1回の期日が入るまでの間にご主人との交渉を進めることにしたんです。

弁護士がいくら書面を送っても、無視されてしまえば意味がありません。
でも調停を申し立てれば、裁判所から自宅に書類が届きます。
国家機関からの通知であれば、対応してもらえる可能性が高いと考えたんです。


――交渉では、どのような書面を送ったのでしょうか?

「突然いなくなってしまって、皆心配しています。体調は大丈夫ですか?」
「退職金を使いこんだら、その分返してもらうことになります。調停を申し立てたので、ちゃんと裁判所に来てくださいね」
と、相手を気遣いつつ、退職金を使い込まないように忠告する書面を送りました。


――ご主人の反応は?

喧嘩腰に相手を責める内容ではなかったからか、すんなり交渉に応じてくれました。
直接お電話でもご主人とお話しして、離婚に対する考えも聞き取ることができたんです。


――実際の調停では、いかがでしたか?

期日までに話し合いを重ねていたからか、なんと1回の調停だけでスムーズに離婚が成立しました。
婚姻期間が長かったので、相当の財産分与、更には退職金と年金分割も行い、依頼者さまの人生をリスタートさせる為には十分な金額を獲得することができたんです。
依頼者さまからは、「これからは子どもたちと旅行して、自分らしく生きていきます」
と感謝の言葉もいただけましたね。

相手のことを一方的に責めたりせず、話を聞く姿勢を見せたからこそ、早期に円満に解決できたのだと思っています。

04 信念、メッセージ

依頼者のために熱くなれ。法律が関与しない「想い」考慮した解決を目指す

――弁護士としての信念を教えてください。

依頼者さまのために、手を尽くす。基本的なことではありますが、揺らぐことのない私の信念です。

弁護士は、法律に則って事件を解決するのはもちろん、依頼者さまの気持ちの納得度も考える必要があります。
今までこんなに辛かった、悲しかったという気持ちは、当事者にしかわかりません。
その気持ちを聞かずに法律で丸め込むようなことは、私は絶対にしたくないんです。
感情と法律は、相容れない部分もあります。
法律を超えた「想い」まで考慮する。それでようやく、依頼者さまの幸せに近づくことができるんです。

弁護士の仕事はここまでだと決めつけることなく、これからも依頼者さまのために手を尽くし、気持ちに寄り添い続ける弁護士でありたいですね。


――最後にメッセージをお願いします。

困ったときは弁護士へ相談するという選択肢を、皆さまに持っていただきたいです。
すぐ相談すれば解決できたのに、時間が経過してしまったせいでトラブルが膨らんでしまい、手が付けられなくなることもあります。

鉄は熱いうちに打て。法律トラブルも同じです。
愚痴でも何でも構いませんので、まずは私に話してみませんか?
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※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。