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いいぬま かえで
飯沼 楓弁護士
弁護士法人名古屋大光法律事務所
名古屋駅
愛知県名古屋市中村区名駅3-23-6 第二千福ビル6階
対応体制
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  • メール相談可
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注意補足

平日夜間、土日祝については事前予約で可能な限り対応いたします。

インタビュー | 飯沼 楓弁護士 弁護士法人名古屋大光法律事務所

「やりたいこと」ではなく「できること」で困っている誰かの助けになりたい。

愛知県名古屋市にある名古屋大光法律事務所に所属する飯沼 楓(いいぬま かえで)弁護士。
営業の仕事をしていた会社員時代に感じたことをきっかけに、弁護士を目指しました。

不倫問題や離婚事件、刑事事件や企業法務と幅広い経験を積んできましたが、印象に残っている不貞問題があるそうです。

旦那さまに不貞されても、訴訟を起こしたくない依頼者さまのご希望に寄り添う。
不貞を認めない相手に納得してもらうため、不貞相手の弁護士にある文書を送る。

そこには依頼者さまのことを真剣に考えて、最後まで決して諦めない飯沼先生の姿がありました。

01 弁護士になったきっかけ

メーカーの営業から弁護士へ転身。人の人生にもっと深く関わりたい。誰かの助けになりたい。つながった一本の線

――弁護士になろうと思ったのは、なぜですか?

私はもともと化粧品メーカーで営業の仕事をしていたんです。
商品をおいてくれる店舗に営業したり、売上や人員の計画を店舗の担当者と一緒に立てたりしていました。いろんな人と日々関われるお仕事で、とても充実していました。

でも、会社員をある程度やっていると、先のキャリアを考えるようになりますよね?
私にもそういう時期があり、様々な方と出会う中で、「人の人生に深くかかわる仕事がしたい」と漠然と思うようになったんです。


――それから、どのようなことがあったんですか?

2011年3月、東日本大震災が起きたんです。

私は東京にいたので幸い大きな被害は受けませんでしたが、東北では多くの人々の日常が一瞬にして変わってしまいました。
それまでの私は「やりたいことをやり抜く」という想いをもって働いていました。
しかし、被災地の方々は「やりたいこと」ができる環境を失ったばかりか、家や大切な人をも失ってしまった。
そんな状況に触れる機会があり、「誰かのために働きたい」と弁護士を志すようになったのです。

02 弁護士としてのキャリア

一般民事や刑事事件を広く担当。力を入れてきたのは男女問題

――これまで、どのような事件を扱ってきたのですか?

これまで不貞問題、離婚事件、刑事事件、それに企業法務や労務問題を広く扱ってきました。
このなかでも不貞問題や離婚事件など、男女の問題が多いですね。

私自身もライフステージが変わっていく中で、男女や子ども、家族の問題については、特に関心があります。


――相談者さまは女性の方が多いですか?

もちろん男性もいますが、どちらかというと女性のほうが多いですね。
特に女性の場合は、「まずは話を聞いてもらって落ち着きました」とおっしゃる方もいます。
そういった言葉を聞くと、こちらも力になれてよかったなって思います。

03 強みを活かした解決事例①

納得しない不貞相手。聞き取った事情を文書化し、真摯な対応を忘れないことで得た慰謝料

――どのような事件が印象に残っていますか?

「旦那が不貞をした」と相談に来られた依頼者さまがいました。
しかし、不貞相手がそれを認めずに、旦那さまと不貞関係を継続させていたんです。
依頼者さまは相当不安定な気持ちになっていました。


――そういった場合、どのように対処するのですか?

もちろん、訴訟を起こすのもひとつのやり方です。
しかし、依頼者さまは旦那さまとの今後を大切に考えており、早く不貞関係を終わらせるようにすることと、なるべく訴訟は避けたいとのご希望でした。

あと、依頼者さまが困っていたことが、もうひとつあります。


――それは何だったんですか?

依頼者さまは、証拠はあるけれど、その証拠をもう見たくない、消したいと……。
そのため、不貞の証拠と思われる資料を一式引き取って、私が内容をすべて確認しました。


――たしかに奥さまからすると見たくないですよね。

不貞の証拠と思われるものであっても、実際に使えそうなものかどうかは、確認してみないと分かりません。
決定的な証拠があるとなると、不貞相手への対処がしやすくなるのですが、なかなか決定的な証拠がないとなると、交渉や対応の仕方も変わってきます。

依頼者さまからいただいた資料には、事実を積み重ねることで十分証拠として使えそうなものがありました。

しかし、相手方は頑なに不貞を認めない。
依頼者としては、訴訟は避けたいけど、ちゃんと反省してもらって、早く不貞関係を終わらせると約束してほしい。


――難しいところですね。

今回の事例では、訴訟を避けたいというご希望もありましたし、相手方があまりにも不貞を認めなかったので、聞き取った事情を詳細に文書化していきました。
また、訴訟へ移行することなく示談を成立させるためにも、依頼者のお気持ちは伝えつつも、真摯な対応を心掛けました。代理人の対応が感情的なものになると、紛争を複雑化させてしまうことになるので、最も注意しなければならないと考えています。

結果として、訴訟に持ち込まずに示談で慰謝料を払ってもらえました。
ただ、ケースバイケースですので、まずはご相談いただければと思います。

04 強みを活かした解決事例②

国家試験目前の盗撮事件。被害者の方に寄り添って示談成立

――ほかに印象に残っている事件はありますか?

刑事事件の弁護で印象に残っているものがあります。
男性の依頼者さまで、電車のなかで盗撮して、その場で取り押さえられました。
しかし、素直に罪を認めたことで身柄を釈放されたんです。


――身柄を釈放されても、安心できるものではなさそうですね。

依頼者さまは数か月後、ある国家資格の試験を受けることになっていました。
ところが、前科がつくと試験に合格してもその仕事に就けない可能性があったんです。

また、取り調べを受けるまでの間に証拠写真の一部を削除するなど、不適切な対応もあったんです。

それでも、前科がつくかどうかで大きく人生が変わりますし、二度と同じ過ちをしないように更生のきっかけを作ることも弁護士の役目だと考えています。


被害者の方と示談を進めました。


――示談と聞くと、被害者にはあまりよい印象でないかもしれませんね。

一番大切なのは、二度と同じ過ちをしないこと、加害者と被害者をつくらないことです。
だから示談は、示談金を払って終わりではないんです。

依頼者さまが被害者の方と同じ電車に乗らないように約束するなど、被害者の方のメリットも十分説明しました。
そして、示談が成立して依頼者さまは最終的に不起訴になり、無事、国家試験も受けられました。

05 弁護士として心がけること

こだわるのは結果。依頼者さまがよい未来を手に入れるために

――弁護士としてのこだわりはありますか?

依頼者さまのなかには、はじめから希望する解決方法がある方もいます。
ただ、弁護士として思うのは、最終的にどのような結果を残せるかということなんです。

そのため、依頼者さまが思う方法が法的に難しい場合は、きちんと説明するようにしています。
一方で、依頼者さまが希望する方法では難しくても、ほかの方法でよりよい結果を残せないか考えるようにしています。
安心して任せていただきたいと思っています。


――最後に、法律で困っている方に、メッセージをお願いします。

普段から弁護士に馴染みのある方は少ないと思います。
そのため、「弁護士に相談すると周りから変な目で見られるのではないか?」と心配になる方もいるかもしれません。
あるいは、弁護士に自分の悩みを話すことに抵抗がある方もいるかもしれません。

でも、一度お会いしてお話しすると、お互い人となりがわかって話しやすくなります。
そうなれば、弁護士に対するハードルも下がると思うんです。

ちなみにうちの事務所は、お子さまを連れてきていただいて問題ありません。
もちろん、遠方に住む方のためにリモートにも対応しています。

いずれにしても、まずはお気軽にご相談ください。
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