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こばやし ひさたか
小林 久貴弁護士
弁護士法人プロテクトスタンス 大宮事務所
大宮駅
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-81 いちご大宮ビル3F
対応体制
  • 法テラス利用可
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注意補足

[土日祝日も対応可]ご来所のほか、電話・メール・オンラインでのご相談にも対応いたします。

インタビュー | 小林 久貴弁護士 弁護士法人プロテクトスタンス 大宮事務所

民事再生により、倒産危機の個人事業主を再建。依頼者とともに窮地を乗り越える弁護士の熱意

全国主要都市8か所に拠点を構え、約30名の弁護士を擁する弁護士法人プロテクトスタンス。
大宮事務所に勤める小林 久貴(こばやし ひさたか)弁護士は、倒産寸前だった個人事業主を民事再生により再建するなど、債務整理の実績が豊富です。
労働問題にも注力し、裁判を通じて労働者2名が約1,300万円の未払い残業代を手にした経験も。
依頼者とともに窮地を乗り越える力は、どこから湧き上がってくるのでしょうか。

01 弁護士としての足跡

債務整理や労働問題を多く担当。全国8拠点、弁護士約30名の現事務所へ

ーー現事務所に入所されるまでのキャリアの歩みをうかがいます。

最初は、自己破産や法人破産、民事再生(個人再生)など、借金問題の債務整理を中心に取り扱う法律事務所に入所しました。
労働問題にも注力していて、残業代の未払いや不当解雇、ハラスメントといった問題も担当しました。

また、裁判になる事件も多く経験し、証拠の集め方や裁判官とのやり取りなどを学び、技術を磨くことができたと思います。


ーーそして、現事務所に移籍されました。どんな事務所なんですか?

弁護士法人プロテクトスタンスは、私が在籍する大宮事務所をはじめ、全国の主要都市に8か所、さらに海外にも事務所があります。

取扱分野は、債務整理や交通事故、労働問題はもちろん、浮気・不倫の慰謝料請求や男女・離婚問題、相続問題、刑事弁護など幅広いです。
企業法務にも注力しており、業種や規模がさまざまな数多くの会社と顧問契約を締結しています。

男女合わせて約30人の弁護士が在籍するだけでなく、公認会計士や税理士、行政書士、司法書士、弁理士、社会保険労務士といった専門家もグループ法人に在籍しています。
法律トラブル以外の問題にもワンストップで対応できる組織力も大きな強みだと思います。

02 注力分野と事例①

倒産危機を救った民事再生。数千万円の債務を圧縮し、事業を継続

ーーそもそも、弁護士を目指したのはどんな理由からだったんですか?

きっかけは、高校生のときにNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組を観たことでした。
そこで特集されていた弁護士が、倒産寸前の企業の再建を支援する姿に胸を打たれ、私も弁護士を目指そうと思ったんです。

弁護士になってから感じたことは、ご相談にいらっしゃるのは、心底思い悩んでいたり、路頭に迷いそうになっていたりする方が多いということです。

そのような方々を支えて問題を解決し、晴れ晴れとした気持ちで次の一歩を踏み出していただく。
そのお手伝いができることが、何よりもうれしいですし、弁護士の道を選んだのは正解だったと思います。


ーーこれまで多くの方々の再出発をお手伝いされたと思いますが、印象的な事件はありますか?

塗装業を営む個人事業主の方から、借金問題について相談された事件が、今でも印象に残っています。

その方は、従業員が5人ほどの会社を経営していましたが、借金が数千万円にも膨らみ、事業が立ち行かず倒産の危機に陥っていました。

最終的には、民事再生という手続きにより、自宅や業務で使う自動車などを残しながら、借金を数百万円まで圧縮することができたんです。
会社をたたむか否かの瀬戸際でしたが、無事に事業を継続し、従業員の生活も守ることができました。


ーー自己破産ではなく、民事再生の手続きを選んだのはどんな判断からだったのでしょうか?

自己破産であれば借金をゼロにすることができますが、手続きを利用するためには、自宅や自動車など、価値のある財産を処分する必要があります。

塗装業を営むうえで、自動車などが必要だったので、自己破産では廃業する可能性がありました。
自身の収入が途絶えるだけでなく、従業員も路頭に迷いかねないので、ご依頼者さまと相談し、財産を残しながら借金を圧縮できる民事再生を選びました。


ーー手続きを終えるまでに苦労した点はありましたか。

実は一度、民事再生の手続きが失敗しそうになったんです。

個人事業主が民事再生を行う場合、具体的な返済の計画(再生計画)を作成して裁判所に提出したうえで、債権者に賛成してもらう必要があります。
もし、一定以上の債権者が反対した場合、手続きがとん挫してしまうのです。

このケースでは、多くの金額を借り入れていた金融機関から反対されてしまい、民事再生ができなくなる可能性がありました。
ただ、民事再生が失敗すれば、自己破産することになりますが、借金が全く返済されなくなるため、金融機関にとっても大きな不利益となります。
民事再生であれば、金額は減るものの返済を続けられる点などを説明し、金融機関をなんとか説得したことで、最終的には賛成してもらえました。

会社が倒産する直前でしたが、民事再生により事業を続けられることができました。
再出発の手伝いができたと実感し、とても印象に残っています。

03 注力分野と事例②

裁判で約1,300万円もの未払い残業代を回収した経験も

ーー債務整理のほかに得意とされている分野もお聞きしたいです。

労働問題も多くの事件を担当したので、得意な分野のひとつだと思います。
残業代の未払いや不当解雇、ハラスメントなど、さまざまなご依頼をお受けしてきました。

労働問題でお悩みの方にお伝えしたいのは、早めにご相談いただきたいということです。
会社と争いたいと考えても、辞めてしまったあとでは、証拠を集めることなどが困難になるからです。
早めにご相談いただければ、必要な証拠などについてアドバイスし、交渉や裁判を有利に進めやすくなります。

また、注意していただきたいのは、労働条件を不利に変更する内容の書類にサインするよう会社から求められ、応じてしまったというケースです。
一度、書類にサインしてしまうと、その条件を受け入れたと考えられてしまうので、裁判でも覆すのは困難になってしまいます。

ただし、大きな不利益となるような労働条件の変更は、無効と判断される可能性があるので、サインしたからといってあきらめる必要はありません。
決して泣き寝入りせず、まずは弁護士にご相談いただきたいです。


ーー労働問題でも、過去の解決事例をご紹介いただけますか。

労働者2名の方から、未払いの残業代を請求したいという相談を受けた事件が印象深いです。
最終的に会社側と裁判になり、2名の合計で約1,300万円もの未払い残業代の回収に成功しました。

お一人は、会社を辞めてから請求されましたが、もうお一人は請求後もその会社で勤務を続けていました。

裁判では労働条件の変更が主な争点となりました。
従業員にとって大きな不利益となる内容の変更でしたが、会社側は条件の変更は有効だと主張し続けました。
主張が平行線を辿ったため裁判が長引きましたが、その分、勤務を続けていた方は残業代も高額となりました。

決して泣き寝入りせず、会社側と徹底的に争うという姿勢が、高額な残業代の回収につながり、とても印象に残っています。

04 相談者へのメッセージ

迷わずSOSを届けてほしい。私が「問題解決のガイド役」になるから

ーー弁護士としての強みをお聞かせください。

交通事故や労働問題などの分野で、多くの裁判を経験したので、裁判の見通しを立て、ご相談者さまにある程度、具体的にご案内できる点が強みだと思います。
単に勝つか負けるかではなく、どのような結果になりそうか緻密にシミュレーションしたうえで、有利な部分は最大限に活かし、不利な部分を補いながら、少しでも最善の解決になるよう努めています。


ーー相談者と接するうえで心がけていることも教えていただけますか?

ご相談者さまのお悩みやご要望の裏に、どのような本音や葛藤があるのか、お話にじっくり耳を傾け、丁寧に聞き出すことを意識しています。

たとえば、お金を請求したいというご依頼の裏には、きちんと謝罪して欲しいとか、もっと評価して欲しいといった本音があるかもしれません。
ご相談者さまと向き合い、心の奥にある想いを聞き出せていなければ、本当に解決したとは言えないと考えています。


ーー最後に、法律トラブルでお悩みの方にメッセージをお願いいたします。

ひとりで悩み続けても、トラブルを解決するのは難しいかもしれません。
誰かに助けを求めるのは、決して簡単なことではないと思いますが、勇気を出して弁護士にSOSを届けていただきたいです。

そして、ご相談は早ければ早いほど、使える手段が増え、よりよい解決につながる可能性も高まります。
私は、問題解決のガイド役として、お受けしたご依頼は最後まで全力で取り組みます。
お悩みを抱え込むのではなく、まずはお気軽にご相談ください。
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